<DigOut 連載vol.11>注目のアーティスト紹介コラムーー「HINONABE」

<DigOut 連載vol.11>注目のアーティスト紹介コラムーー「HINONABE」

2025.11.07

DigOut連載とはー?

数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!

Curated by 遊津場

(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)

HINONABE

千葉発のロックバンド・HINONABEが初の東名阪ツアー「Blue」を開催します。11月21日に大阪スリーマン、11月28日に名古屋スリーマン、12月5日に東京ワンマンとなっています。

HINONABEとの縁は個人的に長く、初の東名阪ツアーをするなら少しでも後押ししてあげたいと思って書き始めたのですが、既に東京ワンマンはソールドアウト!会場のshibuya eggmanを埋めるのは関東のバンドにとって1つ大きなラインではないかと思います。本当におめでとう。

1月、2月と僕の主催イベントに出演してくださったり、7月のOSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVALも見に行ったりもして、どれも思い出深いのですが、5月に大阪で見たライブも印象に残っています。その日は出演者キャンセルもあって、急遽空白ごっことのツーマンとなりました。

佐藤ケンゾウ(Dr/Cho)は憧れのアーティストと言っていましたが、その相手に堂々とクリエティブとライブの圧力で渡り合いました。空白ごっこのリスナーは邦ロックリスナーとも違う層も多いと思うのですが、しっかり届いていましたし、ボカロやオンラインで音楽を楽しむリスナーへの可能性も感じさせる1日になりました。その時の会場は大阪福島2nd LINE。今回のツアー大阪編と同じ会場です。HINONABEの魅力が出るにはもってこいな会場というわけです。

その大阪編の対バン相手はmukとライティライト。意外な組み合わせにも思いましたが、mukの持つ“エグみ“とライティライトの持つ生の“スパーク感”というのは、たしかにHINONABEの持つそれらと合うと思います。mukの持つ爆発力は今どんどんクリエイティブにアップデートされていますし、ライティライトのポップは逆に現場では強く痺れるものがある。なので目当ては誰でも、新たな出会いがある日になるでしょう。

名古屋の2組も良いですね。クレイジーウォウウォ!!は明るいようで、実はジトッと重さのある側面がありますし、Crab 蟹 Clubの洗脳性のあるロックはシンプルに親和性を感じます。あとは

ツアー直前にクレウォウの企画にHINONABEが出ているので、グルーヴが高まっていると思います。

1月から全国各地のフェスやサーキットに出演し、コンスタントにリリースも重ねてきた彼らの今年の集大成のような3日間です。「名前知ってるな」から「ヤバかった」と変わるタイミングは、このツアーですよ!

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