<digout 連載vol.69="">​<</digout>DigOut 連載vol.69<digout 連載vol.69="">>注目のアーティスト紹介コラムーー「カラコルムの山々」</digout>

​<DigOut 連載vol.69>注目のアーティスト紹介コラムーー「カラコルムの山々」

2026.07.17

DigOut連載とはー?

数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!

Curated by 遊津場

(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)

カラコルムの山々

カオティックな「超現実世界」の祝祭へリスナーを誘うキネマポップバンド・カラコルムの山々が7月30日に渋谷WWWにてOne-Man-Show『カラコルムの風待ち計画』を開催します。4月にリリースされた同名EPの内容を深掘るコンセンティブなワンマンとのことです。

一聴するだけで分かる奇妙かつクリエイティブなバンドサウンドと歌詞。でもこういう(あえて書くと)変なの大好き!あれ?僕はいつの間にこういうのが好きに思える人生になったんだっけ?小学生まではTOKIOとか好きだったよな?何に出会ってこういうのに興味を持つ人生になったんだっけ?というところまで考えてしまいます。

その魅力的な世界観は音楽シーンに衝撃を与え、フジロック、サマソニ、ビバラなどの大型イベントにも既に出演しています。個人的には、ひゅ〜どろんというバンドが元々好きで、よく共演しているイメージから彼らを知りました。

そして先日、大阪で行われたサーキットイベント・COME TOGETHER MARATHONでキネマポップショー(ライブ)がブッ刺さりました。彼らのショーは『週刊奇抜』に惹かれて見た約2年前のミナホ以来でしたが、事細かに考えられた世界観の上で行なわれる衝動性の電撃は段違いで完全支配。この衝動性の正体はこの世から失われつつある創造欲からの叫びにも聞こえました。会場のBRONZEを出た瞬間は本当に映画館から出たくらい「あ、あの空間は光も色も変わってたんだな」という気持ちになりました。途中にはカモシタサラ(インナージャーニー)も登場しコラボ曲『夏は大人になってから』も披露。70年代〜80年代の歌番組特集で見たことあるようなユニットのダンスも様になっていました。

そして『風待ち風車』。またも個人的にですが、この日の午前中に「あれ?俺はこの道で合ってるの…?」と食らう出来事があったので、いつか風は吹くと言ってくれたこの曲に救われました。しかし、終盤に吹いたその風はカオティック。「そうだよな。ここまで来たら、僕も普通の旋風では飽き足りませんわ!」となりましたね。上手く生きるには迎合するのが年々当たり前になっている世界で、迎合させていくというロックな感情が芽生えました。

これだけの表現力をバンドというものを選択して出してくれているのも嬉しいですし、その気持ちをOne-Man-Show前に各メンバーが赤裸々に書いている記事もあり、この日への強い思いが伝わりました。7月30日はあなたの風向きの変わる夏の1日になると思いますよ。

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