2026.04.14
DigOut連載とはー?
数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!
Curated by 遊津場
(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)
“あなたの生活にユーモアをひとつ”をコンセプトに作詞作曲編曲、映像制作まで1人でこなす22歳のソロアーティスト・岡村丁寧にハマっています。
多くの人に漏れず、私もこの曲から知った『友達はエンターテイナー』の縦型動画での個性的なダンス(?)で目を引かれて、そして彼の友達のエピソードを集めたクスッとするシュールな歌詞に惹かれました。CMとかで一度は聴いたことのある『ジ・エンターテイナー』をサンプリングしたサウンドも心地よくて、心穏やかになります。
他にも印象的なショート動画を積極的に投稿していて、既にInstagramは1.3万、TikTokは2.1万フォロワーがいます。
ショート動画だけでなく、フル尺曲を毎月リリースしており、その中でも昨年11月にリリースされた『ぐるんぐるんね』がまたとても良い曲なんです。ユーモアを交えながらも、どこか虚しいサウンド。決して高くない温度感の早口で連ねる歌詞には意思ある本音が見えつつも、〈もうさ、ぐるんぐるんね〉というサビの繰り返しに入ると、現状に苦笑いを浮かべている姿も見えます。この曲のテーマを知ると、また聴こえてくる感じも変わると思います(YouTubeの概要欄にあります)。
その中でも世の中に「おもろい」を生み出してくれている彼を始め、若いクリエイターに感謝したい曲です。
先月も今年リリースされた『town』『迷惑になりたい』のMVを2本公開するなど、ハイペースに作品を提供しています。
『town』は改めてもう1回周りを散歩したくなるくらいには視野が広がる曲ですし、『迷惑になりたい』は彼の脱力感があるからこそ心にとても響く別れの歌でどちらもレベルが高いです。「新たな側面!」と紹介しようと思ったら『原風景』という曲も既にあるし、タイプの守備範囲だけでなく、そこから枝葉のように広がるアイデア力にも驚きます。もはやシンガーソングライターとかHIPHOPとかDTMerとかポエトリーとか、そんなジャンルに既に括れなくなっています。有名な音楽事務所からいきなりメジャーデビューしても驚かないですし、人力舎に入っても驚かないです。いや驚くか。
本当に飽きの来ないエンターテイナー。
老若男女陽キャ陰キャギャル先輩後輩元カノ今彼他人友達泣きたい人笑いたい人、全員踊らせる日は近い。
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