2025.04.24
2025年4月26日(土) 4月27日(日) 4月29日(火祝)に福岡のシーサイドももち海浜公園地行浜ビーチ内特設ステージで開催される「TRIANGLE 2025」
2001年に九州各地を回るイベントとしてスタートした同イベントは、2016年より野外イベントに形を替え、コロナ禍の配信ライブやアコースティック開催を経て2023年に5年ぶりに野外フェスに回帰し、およそ四半世紀という長い間、地元九州で愛され続けている。
今回、DigOut編集部はイベント開催に向け「TRIANGLE 2025」主催者でもあり福岡のライブハウス「LIVE HOUSE Queblick (キューブリック) 」や「LIVE HOUSE OP`s (オーピーズ) 」を運営している株式会社PROJECT FAMIRYの代表取締役の首藤氏、EGACCHO(江川)氏(SHIMA のボーカルも務める)のお二人に本イベントに込めた想いについて伺った。
ーー 九州各地を回るイベントから初まった「TRIANGLE」が野外フェスになったのはどのような経緯だったのでしょうか
首藤:
バンドマンの方から野外フェスをして欲しい、という声があがったからですね。
ーー 野外フェスに変えたことで来場者からの反応はいかがでしたか
首藤:
喜んでいる声も貰いつつ、各地を回っていた「TRIANGLE」も両方続けて欲しいという声もいただきました。特に今ってバンドマン同士が出会う機会が減っているので、“繋がるきっかけ” を作るということで内容的にはどちらもやりたいな、という思いはあるんですけど気持ちと体力が反比例しているという状態ですね。
ーー 地元の方々の反応はいかがでしたか
首藤:
様々な反応がありました。喜んでいる方もいれば、あの(ライブハウスでの)規模感が良かったという声もあったので、やっぱり、どちらもやれたら地元のお客さんからしたら嬉しいのかなとは思います。
その辺は次世代の江川が変わってやってくれると勝手に思っています(笑)初めて言いましたけど。
江川:
あんまり年齢変わんないですよ?(笑)
首藤:
打ち上げも含めて皆んなでグルーヴを高めているので、朝まで飲む体力があるメンバーに引き継いでもらえたらと思います。
ーー 出演アーティストは次世代を担う若手から既にかなりの知名度のある方まで、豊富に揃っていると思いますが、ブッキングはどのように行っているのでしょうか
首藤:
ライブハウスからの延長線上のイベントなので、自分たちがライブを見て格好良いなと思ったバンドを集めています。社員全員で話し合って、毎年全く同じにはならないように心掛けつつ、最終的には自分が決める形が多いですね。
ーー 「TRIANGLE」ならではの楽しみ方を教えてください
江川:
砂浜というロケーションで開催されるので気分的にも開放的に楽しめますし、そこに、ドリンク、音楽が重なって良い雰囲気でライブが楽しめるんじゃないかなと思います。
(出典:株式会社PROJECT FAMIRY)
ーー コロナ禍がきっかけで2021年は配信ライブ、2022年にはアコースティックライブとして形を変えて開催していますが、普段のライブイベントとの違いやファンの方々の反応はどうでしたか
首藤:
4回野外で開催して5回目の年にコロナがきて、知名度がないところからせっかく積み重ねて築いたイベントがコロナで無くなるのは嫌だったので、どういう形であっても「TRIANGLE」という名前で企画をしたいという思いがありました。
その中で、各県を周ったり、アコースティックライブを開催したのは、元々会場の方との良い関係があったということと、僕自身お酒を飲みながらライブを楽しむことが好きだったり、お子様連れも来やすいゆるい感じでやれたら良いなと思い、始めました。いずれまた企画したいなと思っています。
ーー コロナ禍を経て、フェスの運営や街との関わりに変化はありましたか
首藤:
コロナに対して柔軟にリニューアルしながらやっていたので変わったという自覚は無いかもしれないです。
「TRIANGLE」は、福岡空港や博多駅から車で20,30分で行ける全国のフェスの中でもかなり街に近いイベントなので、そういった点では街とのコラボ企画があっても面白いのかもしれません。
メリットとしてはステージが近いのでアーティストを間近で見られる良い点もありますけど、逆にスペースが狭いので休憩・飲食・キッズエリアをもっと大きくして充実した空間にしてあげられたらな、という課題が上がったりしています。
ーー 昨年のお写真も拝見したのですが、小さいお子さん連れの参加者も多いですよね
首藤:
そうなんですよ。年々増えています。
「昔はライブハウスによく来たけれど、子供が産まれて行けない」という方もいらっしゃるので、僕も子供がいる身としてそういった部分を充実させられたらな、と思っています。
(出典:株式会社PROJECT FAMIRY)
ーー 「TRIANGLE」で初めて音楽に触れ合った子供たちが、音楽を好きになって今後音楽活動をする可能性もありますよね
首藤:
そうですね。
実際、小学生の時にフェスに来ていた子たちが、今は大学生になって音楽業界でアルバイトしている子もいるので良いな、と思いつつ、僕自身は年を取ったなと辛くなったりします(笑)
ーー 年齢を重ねたな、と思える程続けられているイベントなのが素敵だなと思います
首藤:
この業界のマジックなんですけど、歳を取ったことに本人が気づいていないということが多いので(笑)
充実した時間を皆さんと明るく過ごせているということなのでポジティブに捉えていますけど、あっという間に時が過ぎていっています。
ーー 「TRIANGLE」を開催する上で意識している点や、モットー等はありますか
首藤:
お客さんの気持ちに寄り添いつつも、自分たちが一番楽しめる内容、遊びに行きたいと思えるイベントにしたいな、と思っています。
(出典:株式会社PROJECT FAMIRY)
ーー 公式グッズのラインナップが豊富だな、と感じたのですがポイントはありますか
首藤:
バリエーションを増やすため、カラー展開を豊富にしています。
若い社員のみんなが「あれやりたい、これ作りたい」とこだわってやってくれているので基本的には一任しています。
ーー 会場では、音楽はもちろん、出店が出ていたり海辺だったり楽しみ方がたくさんあると思いますが、穴場スポットがあれば教えてください
首藤:
まずは会場内を楽しんでいただきたいんですけど、帰りがけにでも福岡タワーの方に10分くらい歩くと海沿いのカフェが2,3軒あって、アイスなりランチなり、夜ご飯が食べられるお店もあるので、おすすめかもしれませんね。タワーに登ってみるのも良いと思います。
ーー 「TRIANGLE」は遠方からいらっしゃるファンの方も多いと思うのですが、おすすめの福岡グルメがあれば教えてください
首藤:
食に関してはもう、江川さんに聞いてください(笑)
江川:
大体なんでも美味しいんですけど特筆すべきなのは、水炊き・もつ鍋・お刺身・ラーメン・うどん・鳥皮とかですかね。街中のラーメンであれば「赤のれん 節ちゃんラーメン」がとても美味しいです。
博多駅に行けばラーメン街道もあるし、大体なんでも揃ってます!自分なりにリサーチして行くのも楽しいかもしれませんね。
ーー 28日(月)は、中1日イベントが空くと思うんですけど、おすすめの観光スポットってありますか
首藤:
のんびりしたいなら海が綺麗なので、糸島の方に行く人が多いですね。2021年に「世界で最も魅力的な小都市」ランキングで糸島が世界3位に選ばれているんですよ。
お寺とか神社が好きな人は太宰府天満宮に行きますよ。
あとは夜の屋台ですかね。「屋台おかもと」っていうお店があるんですけど、そこはアーティストもよく行っていて、大将がめちゃくちゃよくしてくれるので行ってみてください。
江川:
糸島に行くなら「安全食堂」のラーメンを食べてみてください。
(出典:株式会社PROJECT FAMIRY)
ーー 今後、どんなフェスを目指していきたい等ありますか
江川:
ずっと続いてきたイベントとして “人と人の繋がり” を大切にしながら、現状に満足せず毎年新しい驚きが全員に訪れるようなイベントになったら良いんじゃないかなと思っております。
首藤:
僕も同文ですね(笑)
ーー 今年来場される方に一言お願いします
首藤:
体力を十分に確保して朝から夜まで精一杯遊んでください。
江川:
今年「LIVE HOUSE Queblick」「LIVE HOUSE OP`s」で、地元バンドブースというものができております。九州や福岡を中心に頑張っている方達が展開しているので、ぜひ、チェックしていただきたいです。
(出典:株式会社PROJECT FAMIRY)
TRIANGLE 2025
開催日程 :
2025年4月26日(土) 4月27日(日) 4月29日(火祝)
時間 :
open 9:15 / start 10:30
会場 :
シーサイドももち海浜公園
地行浜ビーチ内特設ステージ
チケット情報 :
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=360933
1日券
一般 ¥9,000 (1drink込み)
小中高生チケット ¥7,000 (1drink込み)
3日通し券
一般 ¥24,500 (3drink込み)
小中高生チケット ¥17,500 (3drink込み)
「TRIANGLE」公式HP:
「株式会社PROJECT FAMIRY」公式HP:
X:
https://twitter.com/TRIANGLE_FAMIRY