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ギター初心者もこれで安心!基本知識や練習方法などを解説

2024.06.25

「ギターを買ったけど、何をしたらいいかわからない」と悩んでいる初心者の皆さん。

今回は、ギターの上達に向けて、基本知識や練習のコツなどを紹介します。

ギター初心者が知っておくべき基本知識

ギターを始めるにあたって、知っておくべき基本知識があります。

ギターの種類を選ぶ

ギターの種類には、主にアコギ(アコースティックギター)とエレキ(エレキギター)があります。

アコギの特徴
■ギター本体の生音
■弦が太くて押さえにくい
■優しい音で弾き語りメイン

エレキの特徴
■振動を電気信号に変えた音
■弦が細くて弾きやすい
■音を変えて様々なジャンル

また、アコギに似ているのが、クラシックギターです。
スチール弦のアコギに対して、ナイロン弦を使い、メロディと伴奏を弾くスタイルに使われます。

基本的な道具をそろえる

ギターの演奏には、本体以外にも必要な道具があります。

■チューナー
各弦が正しい音を出せているかを確認する
■ピック
弦を滑らかに弾く
■スタンド
ギターを立てて、安全に保管する
■アンプ
エレキで音を増幅させる
■シールド
エレキとアンプをつなぐ
■ストラップ
ギターを肩に掛ける
■メンテナンス用品
ギター用クロスで拭き上げる

ギターの初心者セットで、まとめて手に入るものもありますので、チェックしてみましょう。

正しい姿勢と持ち方を学ぶ

ギターを弾くときは、姿勢と持ち方が重要です。
基本の持ち方をしていないと、演奏時にギターが安定しなかったりスムーズにストロークできなかったりします。

座っているときの持ち方
■椅子に座って、ボディのくぼみ部分を垂直にして右足に載せる
■背筋を丸めたりギターを寝かせたりしないように注意

立っているときの持ち方
■ストラップを使い、ギターを肩に掛ける
■おすすめの高さは、下腹部あたりにギターのボディ中心がくる
■ギターは、ボディよりもネック側を上向きにして持つ

詳しくは「ギターの持ち方完全ガイド!弾きやすい姿勢や高さのポイント解説」をご覧ください。

おすすめのギター練習方法

ギターに必要な道具をそろえたら、実際の練習です。
基本の練習方法は主に3つです。

基本コードの習得

コードとは、高さが違う複数の音を同時に出す「和音」です。

使う弦や押さえる位置によってコードが決められ、アルファベットと数字で名前が付いています。

いきなり何十種類ものコードを覚える必要はありません。
初心者が習得すべきコードは、10種類程度です。

最も簡単なコードとして挙げられるのが、2フレットの4弦を薬指で5弦を中指で押さえる「Em(イーマイナー)」。
コードは、指を立ててフレットの横を押さえるのが基本です。

ストロークの練習

コードは弦を押さえる左手の動作で、ストロークは弦を弾く右手の動作です。
曲のジャンルやリズムなどに合わせて、速く弾いたりゆっくり弾いたりします。

ストロークには、ギターの一番上にある6弦から弾く「ダウンストローク」と、下の1弦から弾く「アップストローク」があります。

主なストロークのポイント
■指とピックの角度
滑らかに弾くために、弦をなでるような角度でピックを当てましょう。
また、ピックが弦に引っ掛からないように力を加減します。
■手首の使い方
複数の弦を均一に弾くために、腕を柔らかく、手首を伸ばしてストロークしましょう。

簡単な曲の演奏

ギターを弾くときの左手と右手の動きを習得したら、いよいよ曲の演奏です。

初心者でも安心な、基本コードで弾ける曲があります。

■森山直太朗『さくら(独唱)』
■あいみょん『マリーゴールド』
■スピッツ『チェリー』

複雑なコードは登場せず、指の配置が似ているコードや同じコード進行での構成などのため弾きやすいです。
簡単な曲から挑戦し徐々にレベルアップしていくと、自信がつきそうですね。

ギター練習のコツとモチベーション維持の秘訣

モチベーションを保ちたいとき、意識すべきギター練習のコツをまとめました。

毎日少しずつ練習する

ギターをレベルアップさせるためには、毎日練習するのがおすすめです。
せっかくギターを始めても、手を動かさない日があると、音や指の感覚が抜けてしまうかもしれません。

だからといって毎日長時間練習する必要はありません。
短時間でも集中して取り組めば、少しずつ上達するでしょう。
い。

録音する

録音して聞くことで、自分の演奏を客観視できます。
演奏中には気が付かなかった小さなミスや自分の癖をチェックできると、さらなるレベルアップにつながりますよね。

自分の成長記録も残るので、モチベーション維持にも効果抜群です。

目標を設定する

ギターの練習では、目標を定めるのがおすすめです。

例えば、人前で披露することを大きな目標にしつつ、少し難易度の高いコードを習得したり簡単な1曲をスムーズに弾けるようにしたりなど、小さなゴールも設定します。

「できた」という達成感が、重要なポイントです。

楽しく練習する

ギターの練習で最も重要ともいえるポイントかもしれません。
どのようなことでも、楽しくなければ続けられませんね。

なかなかやる気が出ないときは、好きなアーティストの演奏を見たり、ライブを聞きに行ったりするのもおすすめです。

ギターの練習に役立つおすすめアプリ3選

ギターの練習に役立つアイテムで、テキストや動画を思い浮かべるでしょう。
しかし、さらに身近なスマホのアプリも多数登場しています。

初心者におすすめのギターアプリを3つ選びました。

Yousician/Yousician Ltd.

「Yousician」は、コードやフレーズなどのレッスンをゲーム感覚で練習できます。
ギターで出す音をスマホのマイクが拾い、アプリ内に反映されます。

ギターで欠かせないチューナーは、アプリに搭載されています。

アプリでは、ギターのネック部分と押さえる弦が表示され、動く白いボールのタイミングに合わせてギターを弾きます。

初心者のために、弦の押さえ方やピッキングの方法などを解説する動画もあります。

レッスンは徐々にステップアップしていき、自分のペースで練習が可能。
「Yousician」は、App StoreとGoogle playそれぞれで無料ダウンロードできます。
(画像引用元:Yousician Ltd.

Ultimate Guitar/Ultimate Guitar USA

ギターで曲を弾くためには、タブ譜やコード譜が必要です。
そこでおすすめなのが、「Ultimate Guitar」です。

100万曲以上のコード譜やタブ譜、歌詞が登録されています。
検索ボックスに自分が弾きたい曲名やアーティスト名を入力して、楽譜を表示させましょう。

左利き用のモードが搭載されているのも、魅力の一つ。

「Ultimate Guitar」は無料でも問題ない機能ですが、有料アカウントもあります。
有料アカウントでは、録音された曲で指の動きを確認できたり、タブ譜を自動スクロールさせられたりの嬉しい機能が開放されます。

登録曲数の多い「Ultimate Guitar」は、App StoreかGoogle playで無料ダウンロードしてください。
(画像引用元:Ultimate Guitar USA LLC

聞々ハヤえもん/Ryota Yamauchi

「聞々ハヤえもん」は、より音楽を楽しめるアプリです。
音楽の再生速度や音程を自由に変えられるのが、高く評価されています。

音楽のスピードだけでなく音程も変更できるため、耳コピにおすすめ。

さらに、「聞々ハヤえもん」は特定の部分だけを繰り返し再生させるループ機能も搭載されています。
1曲のなかで、つまずいてしまうところだけを集中的に練習できます。

App StoreとGoogle playにて無料でダウンロードできます。
(画像引用元:Ryota Yamauchi

まとめ

今回は、ギター初心者向けに基礎知識や練習のコツを解説しました。

楽しく続けて、レベルアップを目指しましょう。