<DigOut 連載vol.66>注目のアーティスト紹介コラムーー「プライドの高い深夜のコンビニアルバイト」

<DigOut 連載vol.66>注目のアーティスト紹介コラムーー「プライドの高い深夜のコンビニアルバイト」

2026.07.07

DigOut連載とはー?

数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!

Curated by 遊津場

(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)

プライドの高い深夜のコンビニアルバイト

千葉県柏発、2005世代ロックバンド・プライドの高い深夜のコンビニアルバイトのニュースが沢山あります。

11月に東名阪ワンマンツアー「SURPRISE ONE MAN TOUR」を開催します。既に名古屋はソールドしており、東京と大阪もチケットが少なくなっているということです。

この夏も見放題や白フェスなど登竜門的イベントには軒並み名前を連ねており、神戸や熊本でもライブを行います。その中でも大きなニュースが2つあり、1つはオーディションを勝ち抜いてのムロフェス出演。昨年はオーディションで負けていたのでリベンジとなりました。もう1つは8月19日にチケット代無料主催2会場サーキットイベント「進取果敢vol.2」の開催です。新宿MarbleとMARZを使うこのサーキットにはakebonoとnikogeと同世代の2組が決定しています。

結成早々のタイミングでEggsランキングでは上位にランクインし続け、閃光ライオットのライブ審査にも進出。こう書くと順調みたいですが、この2年はライブハウスで力をじっくり付け続けているのが活動から読み取れます。積極的な自主企画や、ライブハウスの主催するツアーに選ばれたり、記念的なツーマンライブのO.Aに選ばれることもしばしば。関東のバンドだけでなく、遠征先で出会った関西のバンドともリピートされて対バンしているようにも見え、1つずつの積み重ねが、全国的に若い世代のバンドシーンの真ん中に彼らの音楽が気付けば必要になってきていて、いよいよ誰も放っておけないレベルになってきていると思います。

私も長らくEggsキュレーターとして活動しているので、衝動性とワードセンスに早めに注目してプレイリストに入れたりはしていましたが、この前の見放題大阪でやっとライブが見れました。

入場規制となったパンパンのフロアは「どんなバンドなんだろう?」という人よりも、既に彼らのファンがほとんどという感じで、圧倒的な熱量がそこにはありました。もうあの大合唱は、あと3倍くらい広いステージでも聴きたいです。

そしてライブも力丸(Gt.Vo)が『君に宗教をやめさせたい』の時に手を広げてフロアを見下ろすような姿と言葉からはカリスマ性を感じますが、MCに入れば実直な言葉で地元・柏を愛する2005年生まれの少年というのも伝わります。そして音源通り今を切り取りながら本質を突くセンスは感じながらも、4ピースロックバンドのトラディショナルだからこその力強さを信じていることも伝わって、そりゃ何かと迷いがちな同世代の心を掴むよなと思いました。「見放題の最高到達点を目指す」とも言ってましたが、早々にこのコラムを書き上げたということは、33歳の私の中でも、そうなったのかもしれません。

ロックバンドのプライドを持ちながら、等身大の言葉と熱量を届けていく未来に、これからも期待しましょう。

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