2026.06.30
DigOut連載とはー?
数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!
Curated by 遊津場
(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)
3人組バンド・Bocchiが6月10日に新曲『水芭蕉』をリリースしました。加えて約2年ぶりとなる実写MVも公開されています。
9月26日にはShibuya WWW Xにて2nd ONEMAN LIVE『余命譚』の開催も決定しています。
昨年6月29日の大好評に終わった1st ONEMAN LIVE以降、9月に1本ライブを行った以外はライブ活動がなく、表立った情報も少なくなり、ドギマギした秋冬を過ごした人も多かったと思いますが(私もそう)、今年3月に新アー写公開、新曲『天国』のリリース、そして『余命譚』の告知と新たな動きを見せて、ファンを安心させました。
そして今回発表された『水芭蕉』は彼らの代名詞と言っていい、待望の新作夏曲。作詞を担当した鈴木将也(Vo/Gt)のリリースコメントもありましたが、いろんな道程を経て、今その現在地で夏を迎えたあなたに美しい花を贈るようにも聴こえるし、ひと夏の儚くかけがえのないボーイミーツガールな物語にも聴こえます。要するに、あなたの記憶とリンクしドラマチックに彩ってくれることは間違いないでしょう。もし9月26日のライブで聴けるのなら、最高な夏の締め括りの曲となるでしょうね。今年の夏は9月26日までで決定です。
個人的には『言葉だけ』のリリックビデオで出会って衝撃を受けて追い続け、年始恒例、音楽サブスクアプリ・AWAの選ぶ2024年期待のアーティストに公式ユーザーとして選出させていただいたこともあります。
このいかに効率的に届けるかが勝負になっている音楽を取り巻く環境の中で、いかにリスナーにじっくり、その人の人生に永く溶け込むものを届けることを妥協せず曲を作り、バンド活動をしていた印象です。なのでライブも見るたびに、より研ぎ澄まされていったイメージがありますし、ある意味現在の1本のワンマンライブに演出もこだわり、懸けていくスタイルになるのは必然だったかのようにも思います。もちろんこれから先のことは分かりませんが、彼らの咲かせる曲の花は、それこそ年に1回しか咲かない花くらい待てる美しさと自分の物語と投影できるものがありますから、彼らの選択にこれからも期待したいです。
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