ギター選びの必須ガイド!エレキギターの種類と選び方を解説

2025.01.28

エレキギターを始めようとしても、数多くのギターからどれを選ぶか迷ってしまいますよね。
エレキギターには種類分けがあり、それぞれの特徴を理解すればギター選びに失敗しないはずです。
 
こちらの記事では、お気に入りのギターを購入したいあなたに、エレキギターの種類と選び方のポイントを解説します。
 

エレキギターの主な種類

エレキギターは、弦の振動を電気信号に変換して送り出す「ピックアップ」やボディ内部の違いで種類分けされます。
今回は、ギター購入前に知っておきたい、6つの種類をまとめました。
 

テレキャスター

テレキャスターは軽量で持ちやすく、女性におすすめのタイプです。
 
ヘッドは6つのペグが1列に並んでいる片側6連で、ボディは一枚板の構造です。
シングルピックアップを2基搭載し、コード弾きやカッティングなどキレのあるサウンドを奏でます。
 

ストラトキャスター

ストラトキャスターは3基のシングルピックアップを備え、エレキギターを代表するタイプ。
ギターを始める1本目に、ストラトキャスターを選ぶのがおすすめですよ。
 
角のある形状が一般的なテレキャスターに対し、ストラトキャスターは滑らかな形状のボディが特徴です。
片側6連のヘッドをはじめ、テレキャスターに似ているところがあるストラトキャスターは、ポップスやロックなどの幅広いジャンルの演奏で活躍します。
 

レスポール

1950年代に登場したレスポールは、アコースティックギターをコンパクトにしたボディが特徴。
ボディに厚みがあるため、太く豊かな低音や鮮やかな中音を奏でます。
 
コイルが2つのハムバッカーピックアップの搭載により、音を歪ませるときにノイズが少なく、ハードロックやジャズなどの演奏に適しています。
レスポールは、各ピックアップでボリュームとトーンの調整が可能です。
 

ソリッド

ソリッドはボディに空洞がなく、単板か合成板による構造のギターです。
先に紹介した、テレキャスター・ストラトキャスター・レスポールはソリッドに当てはまります。
 
エレキギターはほとんどがソリッドで、アンプを使って大音量で弾いてもハウリングを起こしにくいのが大きなメリットです。
 

フルアコースティック

フルアコースティックはソリッドとは違って、ボディ内部に空洞があります。
エレキギター用のマイクを搭載し、ふくよかな甘いサウンドを出します。
 
空洞があるからこその音色やアタック感など、フルアコースティック最大の魅力は、ソリッドでエフェクターやアンプなどを駆使しても忠実な再現はできません。
また、アンプを使わなくても大きな音を出せますが、大音量での演奏はハウリングに注意しましょう。
 

セミアコースティック

フルアコースティックはボディ内部のほとんどが空洞なのに対して、セミアコースティックの内部は一部にセンターブロックと呼ばれる木材が詰められています。
空洞が減ったことにより、フルアコースティックのデメリットである、大きな音や歪ませた音でハウリングしてしまうことを解消しているのです。
 
ソリッドとフルアコースティックのバランスを取ったセミアコースティックは、幅広いサウンドを奏でます。
 
ソリッドに比べて、触れる機会は少ないかもしれませんね。
しかし、セミアコースティックならではの魅力ある音を弾きたくなるときもあるでしょう。
 

自分に合ったギターの選び方

エレキギターの種類分けを理解できたら、購入するギターの選び方です。
それぞれに特徴や魅力があるため、自分が弾きたい曲やジャンルなどをふまえて選びましょう。
 

プレイスタイルに応じた選択

ギターは種類によって奏でるサウンドが違い、適したジャンルが変わります。
 
■タイプごとのおすすめジャンル
テレキャスターは明るい音でポップ。
ストラトキャスターは幅広いサウンド。
レスポールは太い音でロック。
フルアコースティックやセミアコースティックはクラシックやジャズ。
 
エレキギターは、エフェクターをはじめとする周辺機器によって音色を変えられます。
しかし、基礎となるギター本体の音が重要です。
 
エフェクターを使ってサウンドを変化させるのも限度があるため、弾く曲やジャンル、プレイスタイルに合わせた特徴のエレキギターを選んでくださいね。
 

予算と用途の考慮

ギター選びでは、予算も忘れてはいけませんね。
 
使っている木材の質や製造工程などによって、値段は大きく変わります。
値段の高いギターであれば、気温や湿度の外部影響を受けにくく、チューニングが合わせやすいなどのメリットがあります。
 
■価格別ギターの特徴
1~4万円、海外工場で生産されるものが多く、ギターの品質に個体差がある。
5~8万円、国産のものもあり、安定したサウンドを奏でる。
10万円以上、高品質な材料やパーツが使用され、長年愛用できる。
 
初めてのエレキギターでも低価格を求めすぎず、3~5万円がおすすめです。
 

初心者におすすめのモデル

最後に、エレキギターを始めるあなたに、今回紹介したそれぞれの種類で人気のモデルを紹介します。
参考にしつつ、自分の好みやプレイスタイルなどを重視して選びましょう。
 

人気モデルの紹介

■人気のテレキャスター3種
Sonic Telecaster Maple-FB Black-PG Butterscotch Blonde/SQUIER

薄いネックや軽量ボディが魅力。激しい演奏を含め、さまざまなプレイスタイルに対応する。
Affinity Telecaster Olympic White/SQUIER

スリムで弾きやすいボディ。チューニングが安定している。
Affinity Series Telecaster Maple 3-Color Sunburst/SQUIER

3カラーで彩られ、高級感あふれるボディ。
 
■人気のストラトキャスター3種
Sonic Stratocaster HT Maple-FB White-PG Arctic White/SQUIER

スムーズなチューニングが可能。3基のシングルピックアップにより、多彩な音色を奏でる。
Player II Stratocaster, RW FB, Birch Green/FENDER

ネックが肌触りのよい仕上がりで、快適な演奏性に優れている。クリアなトーンが魅力。
Affinity Series Stratocaster Maple Olympic White/SQUIER

ジャンルを超えてさまざまな演奏で活躍する。チューニングが安定して弾きやすい。
 
■人気のレスポール3種
LP400 Black レスポールタイプ/PLAYTECH

ロックを象徴するボディ。太く存在感のあるサウンドを奏でる。
BLP-CST Black/BLITZ BY ARIAPROII

上質な見た目とサウンドを誇る。初めてでも押さえやすいネック仕様。
Les Paul Special TV Yellow/EPIPHONE

クラシカルなデザインが魅力。キレのよいサウンドを奏でる。
 
■人気のフルアコースティック3種
AFC151-DA/Ibanez

音の立ち上がりがよく、明るいサウンド。フレイム・メイプル材のボディが美しい。
Casino Vintage Sunburst/EPIPHONE

スリムなネックが握りやすい。フルアコースティックならではのエアー感が魅力。
G5422TG Electromatic Classic Hollow Body Walnut Stain/GRETSCH

1950年代を感じさせるヴィンテージデザイン。Cシェイプのメイプルネックで、演奏性に優れている。
 
■人気のセミアコースティック3種
SA30/PLAYTECH

メイプルボディにより、アタック感のあるサウンド。人工木材の指板は気温や湿度の変化に強く、耐久性に優れている。
SA500 Sunburst/PLAYTECH
甘くて張りのある音が魅力。ジャズやブルース、ロックなどの演奏に対応している。
SA20 Green/PLAYTECH

サペリ材のボディで太いサウンドを奏でる。ボリュームやトーンのセレクタースイッチで音作りが可能。
 

購入時の注意点

ギターはネットで気軽に購入もできますが、楽器店に行って選びましょう。
楽器店では自分の希望をスタッフに相談して購入できるため、わからないことが多い初めてのギター選びでも失敗しません。
 
楽器店の多くは、ギターの試奏が可能です。
実際のサウンドや弦を押さえての弾いた感覚などを確認し、お気に入りのエレキギターを選びましょう。
 
また、ギターの演奏には、チューナーやエフェクター、ピックなども必要です。
エレキギター本体と周辺アイテムをまとめて購入できる、初心者セットもおすすめですよ。
 

まとめ

■エレキギターは、ピックアップの違いやボディ内部の空洞有無で複数のタイプがある
■ギターは、弾きたい曲やジャンルなどに適したタイプを選ぶ
■ギターは楽器店で、スタッフに相談や試奏してから購入する

お気に入りのエレキギターを選び、ギターライフを楽しみましょう。
 
 
 
 
 

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