<ライブレポート>Mr.マングースWe have one Mongoose vol.2~『語らい』MV撮影&ワンマン~

<ライブレポート>Mr.マングースWe have one Mongoose vol.2~『語らい』MV撮影&ワンマン~

2026.03.23

2026年3月15日(日)下北沢 mona recordsにて、Mr.マングースによるイベント We have one Mongoose vol.2~『語らい』MV撮影&ワンマン~ が開催された。

本公演は2部構成で行われ、第1部では2026年1月14日にリリースされた楽曲『語らい』のミュージックビデオ撮影を実施。会場に集まった観客も撮影に参加しながら作品を作り上げていく特別な時間が用意された。

そして第2部では、約1年ぶりとなるワンマンライブが行われ、久々の単独公演を待ち望んでいたファンと共に熱い日を作り上げた。

鶴田拓海(Vo/Gt)、かずし(Gt)、ミヤタヶスヶ(Ba)の3人が、音楽と観客をひとつに結びつけたこの特別な一日。本記事では、その模様をレポートする。

文:高島よしお

第1部『語らい』MV撮影

photo by (北島凜音)

昼の光が差し込むmona records。この日行われたWe have one Mongoose vol.2~『語らい』MV撮影&ワンマン~は、第1部となるミュージックビデオ撮影から幕を開けた。

撮影がスタートしたのは正午12時。普段はライブスペースとしてだけでなくカフェとしても営業しているmona recordsの柔らかな空気の中で、特別な時間がゆっくりと動き始める。温もりを感じる店内と、近い距離で音楽を楽しめる空間はまさに“アットホーム”という言葉がよく似合う場所。そこにMr.マングースのメンバー、撮影スタッフ、そして集まったファンが混ざり合うと、不思議なほど穏やかで落ち着いた空間が出来上がっていた。

今回撮影されたのは、2026年1月14日にリリースされた楽曲『語らい』のMV。その物語の中心となるのが、12歳からダンスを始め、一時期はガールズグループとしても活動しており、その後もSNSでダンス動画を発信し続け、ミュージックビデオや短編映画への出演など活動の幅を広げながら、現在は俳優としての道を歩もうとしている愛子

鶴田自身が監督としてカチンコを鳴らし、撮影はスムーズに進んでいく。スタッフの段取り、メンバーの自然な空気感、そして観客の協力がぴたりとかみ合い、予定していたスケジュールよりもどんどん前へ進んでいく展開に、なんと約20分巻きで撮影は終了。会場には達成感と歓声が混ざる和やかな空気が流れた。

photo by (都会のぷらなりあ)

するとここで、思いがけない時間が生まれる。第2部のワンマンライブまでの空き時間を前に、鶴田がこう切り出す「皆様のおかげで撮影が早く終わったので弾き語りしていいですか?」その一言に会場は歓声に包まれ、急遽ミニ弾き語りライブがスタート。

「バーカンに行ったり、飲んだりしながら自由に楽しんでもらえたら」と、言いながらギターを抱えた鶴田が披露したのは、鶴田のソロ曲と『西口改札』

普段のバンドサウンドとはまた違う温度を帯び、歌と言葉がより近い距離で響いてくる。昼のライブハウスに漂う柔らかな空気と相まって、観客は静かに耳を傾けながらその時間を味わっていた。

続けて、ミヤタによる“弾き語り?”のパフォーマンス。披露されたのは『ヤマアラシのジレンマ』。ベーシストと物販最速の男としての印象が強いミヤタにとって、こうした形での演奏は初めての試みだという。どこか照れくさそうな空気をまといながらも、軽快で自由な演奏が会場を包み込み、観客の笑顔を引き出していく。穏やかな笑いと拍手が広がるその時間は、まさにこの場所らしい、Mr.マングースらしい空気だった。

第2部ワンマンライブ「We have one Mongoose vol.2」

photo by (都会のぷらなりあ)

鶴田とミヤタによる弾き語りの余韻が残る中、MV撮影から参加していた観客はもちろん、第2部のワンマンライブに合わせて訪れたファンたちも続々と到着。昼のスタートということもあり「ワンマンには間に合った!」と、少し息を切らしながら入ってくる人の姿も見られた。

こうして、MV撮影という特別な時間と、思いがけない弾き語りライブを経て、会場の熱はゆっくりと高まっていく。

約1年ぶりとなるワンマンライブへ向けて、Mr.マングースと観客の気持ちは確実に一つになり始めていた。

ゆっくりと穏やかに幕を開けたワンマンライブ、幕開けを飾ったのは『影法師』

鶴田によるしっとりとした弾き語りから静かに始まり、まるで一日の始まりを告げる朝の空気のように、会場の空気をゆっくりと整えていく。余計な装飾を削ぎ落とした歌とギターの響きが、観客の耳と心を自然とステージへと引き寄せていく。

続く『トワイライトリバー』では、暖かい空気が少しずつ流れ出す。まるで小川のせせらぎのように、水が滴るようなサウンドが会場に広がり、心をそっと洗い流していくような感覚を生む。静かな立ち上がりながら、楽曲が進むにつれて音が重なり、優しい波のようにフロアへ広がっていった。

photo by (北島凜音)

『西口改札』では空気が一気に動く。イントロでは3人がぴたりと揃って楽器を鳴らし、その息の合い方に思わず目を奪われる。かずしのうなるような渋いギターサウンドが楽曲を前へ押し出し、バンドとしてのグルーヴを強く印象づけた。

勢いを衰えさせず『デッドスペースに色彩を』を披露。ここで改めて鶴田からの挨拶があり、ライブはさらに深い熱を帯びていく。楽曲はしっとりと始まりながらも、サビに向かって押し寄せるように音が広がる。その盛り上がりは決して派手ではないが、じわりと胸に圧をかけるような心地よさがあった。

『まともじゃない』は、繊細でか細いトーンからスタート。だが楽曲が進むにつれて、サウンドの感情はどんどん豊かになっていく。緩急の効いた展開と抑揚のある演奏が、聴く側の感情を自然と揺らしていく印象的な一曲だった。

『下位互換』では空気がまた違う色に変わる。mona recordsの光量を抑えた照明が夕日のような柔らかな色を作り、会場の雰囲気を包み込む。派手な演出はない。それでも音と空間が溶け合い、ほんの少しの皮肉がスパイスのように効いたMr.マングースの世界がゆっくりと広がっていった。

そして第1部でミヤタから披露された『ヤマアラシのジレンマ』をバンドサウンドで披露。序盤の入りは、バーの小さなステージで大人がグラスを傾けながら聴くような落ち着いたムード。しかし中盤から一気に熱が爆発する。抑えていた感情が解き放たれるような展開に、観客の身体も自然と揺れる。この楽曲はMVも印象的だが、ライブで体感するとさらにその魅力が際立つ。

次に披露されたのは『言わずと知れ』

間奏では3人が夢中で音を鳴らし、3人が音をぶつけ合いながら会話をするような瞬間が生まれる。絶妙なタイミングで差し込まれる間奏は、楽曲にさまざまな感情を流し込む装置のようで、その展開がとにかく手放しで格好いいと言える。

MCではMr.マングースから新たな知らせがたくさん届けられ、初めに今回撮影された『語らい』のMVが4月に公開予定であること、そして6月にはミニアルバム「再生回数のいちばん多いやつをMVにする vol.2」がリリースされることが発表された。そして、これまでデジタル配信が中心だった彼らだが、今回はフィジカルとして販売されるという時代に逆行した彼らの姿に会場からは期待の声が大きく上がった。

そんな未来の楽しみと楽曲の余韻を感じながら『延命』へと続く。鶴田らしい言い回しはライブで聴くとさらに深い意味を持ち、そこに観客の声が自然と重なっていく。気づけばシンガロングが生まれ、その勢いのまま『サンライズトーキョー』へと繋がる流れは圧巻だった。ミヤタの安定したベースに、かずしのギターが楽しそうに乗っかり、サビではフロア全体が一体となる。やはり『サンライズトーキョー』はライブでこそ真価を発揮する楽曲だ。

続いて鶴田から「今日みたいな祝いの日にぴったりの曲をやります」と言って披露されたのは『祝誓』

MV撮影が無事に終了し、さらにワンマンライブを行うという特別な日に、まるで観客とバンドが約束を交わすような温度のある時間が流れていく。

そしてラストは『語らい』を披露。この日MV撮影が行われたばかりの楽曲で、撮影中に何度も耳にしたメロディが、ライブとしてフルで響いた瞬間、会場の空気が一段と深くなる。一日を通して聴くこの曲は、どこか物語の終章のようにも感じられた。演奏を終えると、メンバーは深々と頭を下げ、観客へ感謝を伝えるが、Mr.マングースのライブはまだ終わらない。

「このままアンコールやらせてください!」と言い放った鶴田の一言に、会場は笑いと歓声に包まれる。アンコールを待つ間もなくアンコールを始めるという、Mr.マングースらしい自由な展開。

「逆にアンコールやらせてくださいっていつも言ってるもんね(笑)当然やらせてくださいですよ!」そう言って始まったのは『ニケは光る』

この日一番とも言えるシンガロングが会場を包み込み、サビでは全員の声がひとつになる。Mr.マングースが繰り出す全開のロックサウンドがフロアに突き抜け、ライブは最高の熱量で幕を閉じた。

昼からのMV撮影から始まり、ワンマンライブへと続いたこの一日。音楽と人が近い距離で交わるMr.マングースらしい時間が、mona recordsに確かにあった。

photo by (北島凜音)

<セットリスト>

1.影法師

2.トワイライトリバー

3.西口改札

4.デッドスペースに色彩を

5.まともじゃない

6.下位互換

7.ヤマアラシのジレンマ

8.言わずと知れ

9.延命

10.サンライズトーキョー

11.祝誓

12.語らい

<アンコール>

1.ニケは光る

告知

◎2nd Album『再生回数のいちばん多いやつをMVにする vol.2』2026年6月17リリース

◎レコ発企画 Day1『ハブとCD』

6.28(日) 下北沢 MOSAiC

OPEN 18:00/START 18:30

¥2,500+1D

予約:https://tiget.net/events/472823

◎レコ発企画 Day2『ハブとMV』(再生回数の多かったMVおひろめ)

8.29(土)下北沢RéG

OPEN 18:00/START 18:30

¥3,000+1D

予約: https://tiget.net/events/471029

※両日来場で限定グッズ(クージー)をプレゼント🎁

◎アルバム特設ページを公開

2nd mini Album『再生回数のいちばん多いやつをMVにする vol.2』

特設HP:https://mr-mongoose.com/2nd-mini-album/

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