2025.03.20
東京発の男女混合バンド「Wisteria(読み:ウィステリア)」
2024年6月28日に1st Mini Alubum『Come Here!』を発表。それに伴い、リリースツアー『太陽の道』を3都市(東京、大阪、名古屋)で開催。8月1日にツアーファイナルとして初のワンマンライブを企画し、下北沢SHELTERを熱狂の渦に巻き込んだ。ライブシーンにとどまらず、各メディアでピックアップされている、現在大注目のバンドだ。
そんな「Wisteria」のワンマンライブ『Peacefuldays! −No peace No Life−』が2025年3月13日(木)下北沢SHELTERにて行われ、前回同様に熱狂の渦を巻き起こした。
平日にも関わらず終始、盛り上がりを見せたワンマンライブの様子を、本記事では一滴も薄めずに記していく。
開演前から下北沢SHELTERの前には長蛇の列が出来ており、開演と同時に沢山のファンが続々と会場に集まり、会場は大賑わいだった。
煌めく照明がステージを照らし、輝くような笑顔で「Wisteria」が登場。ワンマンライブの始まりを伝える。
1曲目は『ピース』で盛大に幕を開けた。ミイ(Vo)がピースサインを高く掲げると観客も呼応し、ピースサインを高く掲げた。開始早々から爆発的な盛り上がりを見せた会場の熱気は、既に最大。
「Wisteria」のステージはミイの爽やかな笑顔と爽快な楽曲により、素晴らしい夜になることを約束してくれた。龍星(Gt)のギターソロが輝いた2曲目の『HELLO ANTIWORLD』では迸るギターサウンドが特に印象的だったと同時に、ミイの歌声は柔らかく、それでいて芯があり、まるで光そのものだった。
龍星のギターが弾けるように響き、コウメ(Ba) のベースがサウンドを支え、SORA(Dr)のドラムが強く刻まれ、拳が一斉に突き上げられる。4人が織りなす音の旋律は観客の身体を揺らし、熱を覚えるのを感じた。
3曲目には『No way』を披露。疾走感のある楽曲が続き、観客のボルテージはさらに上がっていく。
MCでは、ミイが笑みを弾ませながらチケットがソールドアウトした事を報告し、観客から歓声を集める。続けて「最高のPeacefuldayを届けるので全員で楽しんで行きましょう!」といい、4曲目『THE FLAME』に続いた。力強く声を張り上げるミイの歌声には本気と歓喜が入り混じっているように感じられ、ライブの温度感は上がり続けていく。
5曲目には『Dead or Cryout!』を披露。サイレンのSEを切り裂き、シャウトするミイはクールに表情を決め、観客を魅了する。
続けて『ラブトレイター』でもスタイリッシュなサウンドが響き、龍星のギターソロが楽曲に盛り上がりを加え、心臓が強く脈打つのを感じた。
7曲目の『Elysium』が終わり、ミイがMCを挟み「めちゃくちゃ楽しい!熱気がすごいから、MCしてる間に上着脱いでくださいね。じゃあ、どうぞ(笑)」とコウメにMCを振り、笑いを集めた。
コウメが、少し戸惑いながらも「はい、話します(笑)」と言い、昨晩、見た悪夢について語った「実は昨日、悪夢を見たんです。今日のワンマンでお客さんが全然いないっていう夢を見て、汗ダクダクかきながら起きたんですけど、たくさんの方が来てくれて本当によかったです!ありがとうございます!」と感謝を述べた。
「本当にリアルな夢だった(笑)三列目ぐらいまでは埋まってるけど、後ろスカスカみたいな(笑)」と話してくれ、ミイがその話に合わせ「この景色見れて良かったね!」とコウメに声をかけた。続けてミイが「普段のライブではしない、しっとりした曲をやります」と我々に伝え『ジェネミー』を披露した。
幻想的なサウンドと優しく包み込むようなミイの歌声が、会場内に溜まった熱気を取り除き、安らぎを感じられる空間に仕上げた。
9曲目の『White』では力強くも繊細で美しいアカペラから楽曲が始まり、歌唱力の高さを見せつける。
10曲目では『シグナス』を披露。小鳥の囀りと、波の満ち引きによる音のSEを挟み、エモーショナルな雰囲気を演出。晴れ渡るようなサウンドが身体を突き抜け、壮大な大海原を突き進むような楽曲に仕上がっていた。
“雨も降るし風も吹くけど 巡り会えた星まで ずっと手を繋いで行こう”この歌詞に込められた意味を理解するのに時間はかからなかった。きっと、この現代という大海原をWisteriaと共に駆け抜けていこう!という意味が込められているのだと感じられた。曲が終わり、泡沫が弾けるSEを最後に差し込み、幻想的な楽曲を締めた。
11曲目の『スイム』でも海を連想させるフレーズが続き、広い海を感じさせるミイの透き通る歌声が波のように訪れ、その力強く押し寄せる波を全身で受け止めた。
“泳げないけど海に行きたい 泳げないけど波に乗りたい 飛び込むことは怖かったけど 君が僕を呼ぶから”この真っ直ぐな思いを、観客は思い思いの形で受け止め、拳を高く掲げる。
暫しの静寂を切り裂き、ミイが観客に向け「私たちWisteriaは今年の夏にEPを発表します!皆さんがいてくれるおかげです!本当に本当にありがとうございます!」と報告し、観客を盛り上げた。
続けて「EP発表に伴い、リリースツアーをします!9月20日のファイナルにはShibuya eggmanにてワンマンを行います!どうぞよろしくお願いします!」と言い、立て続けに発表された嬉しい報告に、観客は歓喜に沸いた。
「前回のツアータイトルが“太陽の道”で、今回は“月の道”と名づけました。ツアーが終わっても、続いていく道を皆さんと歩んで行けたらなと思い、付けさせてもらいました。」と、ツアータイトルに込めた想いを語った。
「Wisteriaにとって、このリリースツアーが夢であるように、皆さんにも夢があると思います。一緒に叶えていける2025年にしていきたいなと思っています。そんな願いを込めて、1曲聴いてください。」と言い、12曲目『ゆめ』に続いた。
14曲目には、2025年3月21日(金)に配信リリースすることが発表されている『加速』 を披露。「新曲やります!拳上げていきましょう!」と言い、曲のタイトルにもあるように、盛り上がりに加速を付けていく。
その後も熱狂は続き『インベーダー』『ハレノヒ』を披露。ミイは拳を高く突き上げ、龍星のギターサウンドは鋭く突き抜けるように鳴り、コウメのベースは力強く鼓動と共に響き、SORAのドラムは全体のサウンドを押し上げるように鳴らされ、最後の曲『kotoba』へと続いた。
“あなたがいて、僕がいる”大海原で迷子になってしまっても我々には、この言葉がある、Wisteriaがいる。そこに光がある限り、Wisteriaが指標となる。今日のセットリストには、そんな思いが込められているように感じた。
最後の曲が終わり笑顔でステージを後にしたが、鳴り止まない歓声を聞きつけ、再度、ステージに登場。アンコール1曲目に『Sign』を披露。2曲目には『ピース』を歌い上げ、始まりと終わりを繋げ、素敵で無敵な“Peacefuldays”が完成された。
ライブハウスを出ると、冷えた夜風が火照った身体にちょうど良く馴染む。だが、心の中の熱は、まだ消えそうになかった。これからもっと大きく、さらに輝く光となるだろう彼女たち。今日の景色が、そう確信させる。
嬉しい報告が立て続けに発表された今回のワンマンライブ『Peacefuldays! −No peace No Life−』今後のWisteriaの活動から目が離せない。
Wisteriaとの冒険は、まだ始まったばかりだ。冒険の続きは、長い道なりのどこか、それともリリースツアー“月の道”の道中になるだろう。
<セットリスト>
1.ピース
2.HELLO ANTIWORLD
3.No way
4. THE FLAME
5.Dead or Cryout!
6.ラブトレイター
7.Elysium
8.ジェネミー
9. White
10.シグナス
11.スイム
12.ゆめ
13.NEW START
14.加速
15.インベーター
16.ハレノヒ
17.kotoba
<アンコール>
1.Sign
2.ピース
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公式:
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チケット:
Tour FINAL公演『月の道 』
日付:2025/9/20(土)
時間:開演:18:30~ (開場 18:00~)
場所:shibuya eggman