<インタビュー>「East Of Eden」の“選択の重さ”――『The weight of choice』を紐解く

<インタビュー>「East Of Eden」の“選択の重さ”――『The weight of choice』を紐解く

2026.01.20

ソロ・バイオリニストとして多方面で活躍するAyasaが、自ら共演を熱望した女性アーティストたちと結成した5人組ロック・バンド「East Of Eden」

2026年1月期ドラマ『AKIBA LOST』の主題歌として書き下ろされた、East Of Edenの新曲『The weight of choice』は“選択の重さ”という言葉が示す通り、これまでの疾走感あふれるサウンドとは一線を画し、歌詞と感情に深く寄り添うバラードとして1月16日(金)にリリースされた。

今回のインタビューでは、Elements Garden・藤永龍太郎との再タッグから生まれた新曲『The weight of choice』の制作の裏側から、MINA加入後の確かな手応え、そしてバンドが見据える未来まで、East Of Edenの「今」をじっくりと語ってもらった。

2026年1月16日(金)配信『The weight of choice』

L→R MINA(Ba)、Ayasa(Vn)、湊あかね(Vo)、MIZUKI(Dr)

ーー直訳すると“選択の重さ”になりますが、この曲はどんなタイミング、どんな感情から生まれた楽曲なのでしょうか?

Ayasa(Vn):

この楽曲はドラマのタイアップが決まり、それに合わせて制作を進めていきました。

ドラマのスタッフさんが、私たちの前作である『Red Line』をとても気に入ってくださったとのことで、前作と同じElements Gardenの藤永龍太郎さんに作曲をお願いしました。

ーー今回の楽曲制作はどのような流れで進みましたか?

Ayasa(Vn):

楽曲自体は藤永さんに作っていただきました。

前作の『Red Line』がBPMの早い曲調だったので、元々は疾走感がある曲を想定して制作を進めていっていたのですが、ドラマの雰囲気も含め、話し合いを進めていく中で今回のバラード調の曲に辿り着きました。

ーーサウンド面で、これまでの楽曲と比べて意識した変化や挑戦はありますか?

MIZUKI(Dr):

この作品はドラマの主題歌ということもあり、特に歌詞を大切にしました。なので、歌っているパートではドラムがうるさくならないように控えめにしつつ、それ以外のパートでカッコいいフィルを入れることを意識してレコーディングしました。

湊あかね(Vo):

意外と私たちにとってバラードを押し出すことは、挑戦だったので新しい一面を見せることができました。

MINA(Ba):

あかねさんの声や歌唱力がEast Of Edenの武器だと思うので、それが引き立つバラードだからこそ、ドラムと同様にリズム隊はあかねさんの歌を支えることに徹しました。

Ayasa(Vn):

ファーストとセカンドで1本の線というよりは、面になるようなイメージで、バイオリンも和声の一部となり歌を包み込むように、支えることを意識しました。

ーー『AKIBA LOST』の主題歌にもなっている『The weight of choice』ですが、タイアップが決まった時の率直なお気持ちをお聞かせください。

湊あかね(Vo):

素直に嬉しかったです。

「やっと地上波に出ることが出来た!」という想いが大きかったです。

ーー遊佐若菜役を演じられたMINAさんですが、演技をする上で難しかった点や、この役を通して音楽制作や楽曲表現に影響を受けたことがあれば教えてください。

MINA(Ba):

演技のお仕事が初めてで、すごくドキドキしましたし大変な毎日だったんですけど、その分楽しかったし刺激的な日々でした。

今までは、音楽とお芝居は別物だと思っていたんですけど「良いものを作ろう」というエネルギーが源になっているものは、形が違っても通じるものが沢山あるんだと気づかされました。本当に素敵な経験をさせていただきました!また機会があれば挑戦したいです!

2025年3月リリース『The First Eden – Seeds Of Hope』

ーー3月にリリースされたアルバムは、East Of Edenにとってどんな位置づけの作品ですか?

Ayasa(Vn):

この作品はMINAちゃん加入後に初めての作品だったということもあって、楽曲の雰囲気もボーカルを重んじる楽曲やライブでファンの皆さんと一緒に楽しめる楽曲が増えたんじゃないかな、と感じています。

あとは、MINAちゃんが加わったからこそ作れるPOPさだったり音楽性を表現出来たアルバムになっています。

ーー今回のアルバムで特にこだわったポイントを教えてください。

湊あかね(Vo):

アルバムを通して「楽曲ごとに違っている人が歌っている?!」と思ってもらえるくらい歌い方のバリエーションを増やすことにこだわりました。

MINA(Ba):

新しく買った5弦ベースでのレコーディングが初めてだったので、5弦を活かしつつ楽しみながらレコーディング出来ました。

Ayasa(Vn):

前作よりもバイオリンの出し引きのバランスを意識しました。

良くも悪くもバイオリンが居ると曲の方向性が一辺倒になってしまうのではないかと思っていたので、ソロパートで見せ場のある曲もあったり、バンド全体で和声を大事にする曲もあったりして、私自身も演奏していて楽しかったです。

MIZUKI(Dr):

色んなジャンルの音楽に挑戦したアルバムになっているんですけど、ドラムセットの音色やチューニングを曲毎に合うように変えつつも、自分らしさを残して統一感が出るように意識してレコーディングしました。

ーーメンバーそれぞれにとって、思い入れの強い楽曲を教えてください。

MIZUKI(Dr):

『Darkside Lotus』です。

1番難しかったということもあって、時間をかけて練習した楽曲でもあるので思い入れも強いです。今となっては大好きな曲ですけど、練習当時は辛かった曲でもあります(笑)

湊あかね(Vo):

『IKIZAMA』です。

リード曲ということもありますし、あえてキーを「男性が歌っているのかな?」というくらい下げて歌ったので、挑戦した楽曲になりました。

MINA(Ba):

『Shooting Star』が1番推しです。

最初にレコーディングした曲で、MVも撮影しているので、個人的にもすごく思い入れがあります。

この曲は、East Of Edenとしての私の姿をファンの皆さんに初めてしっかりとお見せできた楽曲でもあって、これまでSNSで見せてきた印象を残しつつ、指弾きのウォーキングフレーズやベーススラップも取り入れて作りました。ライブでも盛り上がりますし、演奏していても楽しい1曲です。

Ayasa(Vn):

『Red Line』は、藤永さんにEast Of Edenの楽曲を書いていただいた初めての作品なんですけど、以前からぜひお願いしたいと思っていたので、それが実現した思い入れの強い楽曲でもあります。

メンバーそれぞれの技術力や、あかね氏のボーカルの強さをしっかり見せられる楽曲ですし、キャッチーでライブでもお客さんに楽しんでもらえる、私たちの魅力が詰まった1曲になっていると思います。

ーーこのアルバムをきっかけに、新たに気づけたことはありましたか?

MIZUKI(Dr):

あかねっちのボーカルの“色”ですね。

モノマネをよくしているというのは前から聞いていたんですけど、それが活かせたのか毎回デモが送られてくる度に「これ、誰?!こんなに違うの?」って驚かされました。

ーーリスナーからの声で印象的だったものがあれば教えてください。

MINA(Ba):

特にライブで演奏していて盛り上がるのが『IKIZAMA』なんですよね。

湊あかね(Vo):

私たちの楽曲でコール&レスポンス出来るのがあまり無かったので一緒になって歌えるのがお客さんも楽しいのかな、と思います。

MINA加入後初ツアー「East Of Eden Spring Tour 2025 ~ Seeds Of Hope ~」

ーーMINAさん加入後の初ツアーを通して、バンドの空気感に変化はありましたか?

湊あかね(Vo):

最初から違和感が無く馴染んでいるんですよね。

ーーMINAさんが何か意識したことはありましたか?

MINA(Ba):

お姉さんたちに一生懸命溶け込みました(笑)

本当に優しくしていただいていて、楽しくツアーを周っていました。

MIZUKI(Dr):

本当にすごくて、最初から居た気がしますね。

ーー新体制になってからのライブの見どころはどこだと思いますか?

Ayasa(Vn):

ステージ上の動きがすごく出るようになったと感じています。

もちろん箱全体で見てもカッコ良いですし、メンバーにフォーカスしてライブを見ても楽しめるところがEast Of Edenの強みだと思うので、MINAちゃんが加わったことで更にフォーメーションを変えたり視覚的にも楽しめるものになったんじゃないかと思います。

ーーツアーを終えて、East Of Edenとして成長を感じたことがあれば教えてください。

MIZUKI(Dr):

やっぱりMINAちゃんがすごく早く馴染んでくれたのもあって、以前よりもメンバー間で話し合えるようになったのかな、と思います。

ーー次のライブで挑戦したいことはありますか?

Ayasa(Vn):

今まで作ってきた曲と、新曲の『The weight of choice』をメンバー皆で育てるツアーにしたいと思って、1月から始まるツアーのタイトルを「East Of Eden Spring Tour 2026 〜 Growing 〜」にしたので、育っていく過程を一緒に楽しんでいく空間に出来たら嬉しいです。

2025年、初の海外公演(中国・韓国)について

ーー言葉の壁を越えて、音楽が届いたと感じた瞬間はありましたか?

湊あかね(Vo):

普段から私たちの曲を聴いてくれているのが分かるくらい、ライブで一緒に歌ってくださるファンが多くて「私たちのことをこんなに待ち望んでくれていたんだな」と愛を感じました。

ーー海外公演に向けて、意識的に準備したことはありますか?

MIZUKI(Dr):

挨拶ですね…(笑)各国の挨拶をめちゃくちゃ練習しました。

湊あかね(Vo):

最初の挨拶は現地の言葉でして、MCは日本語だったんですけど、皆さん日本語が分かる方が多くて、ありがたかったですね。

ーー中国・韓国それぞれで印象に残っている出来事を教えてください。

Ayasa(Vn):

中国も韓国もお客さんの歓声の大きさに驚かされました。

どうしても海外でライブをやる機会は限られてくるので、次いつ会えるのかが分からないからこそ「今を絶対楽しもう」という気合いが感じられて、お客さんから沢山のパワーをもらいました。

MIZUKI(Dr):

中国ではサイリウムを皆振ってくれていたので、新鮮で嬉しかったです。

湊あかね(Vo):

中国語で歌ってくれる方もいて「あれ?今その歌詞だっけ?」と私が混乱したことがありましたね(笑)でも、色んな形でEast Of Edenを愛してくれて「ありがとう」という気持ちでいっぱいになりました。

MINA(Ba):

物販がない公演もあったのに、グッズを身につけてくれるファンの方も多くて、目に見えて私たちが好きなことが海を飛び越えて伝わってきて嬉しかったです。

ーー海外で演奏することで、楽曲の受け取り方に新たな発見等はありましたか?

Ayasa(Vn):

海外のファンの方がライブで手を上げたり体を揺らすタイミングが、日本の方とは違うこともあって、音楽には楽しみ方が色々あるんだと改めて気づくきっかけになりました。

今後の目標

ーー今後、海外も含め、活動のフィールドをどう広げていきたいですか?

Ayasa(Vn):

East Of Edenの楽曲って幅広いので、アジア圏はもちろん、ヨーロッパ・アメリカの方にも行ってみたいし、行けるんじゃないかなと思います。

あとは、やっぱり日本でのライブも大事にしてキャパの大きい会場でライブをしたいです。

出来る演出も圧倒的に増えて、楽曲の魅せ方も広げられると思うので、演出込みでエンターテイメントとして楽曲を届けたいです。

湊あかね(Vo):

個人的にはすごく沖縄でライブしてみたいです。

MIZUKI(Dr):

私はドイツに行ってみたいです。

学生の頃からずっと興味のあった国なので、現地の景色を実際に見て、ライブもしたいですね。

MINA(Ba):

UKロックも好きなので、イギリスに行きたいです。

以前ロンドンに行ったことがあるんですけど、道端でも演奏している人が多くいる街だったので、私たちも1度は路上ライブをして生の反応を知りたいです。

Ayasa(Vn):

私は場所というよりもキャパの大きい会場でライブをしたいです。

出来る演出も圧倒的に増えて、楽曲の魅せ方も広げられると思うので、演出込みでエンターテイメントとして楽曲を届けたいです。

ーー個人的な目標を教えてください。

湊あかね(Vo):

脱ゲームですね(笑)

牧場物語にハマってしまっていて、日常生活に戻って来れなくなるくらいゲームの世界にのめり込んでしまうので、時間を決めてゲームをするようにしたいです。

あとは沢山フェスに出たいです!

MIZUKI(Dr):

健康を保ちながら元気に楽しくドラムを極めていきたいです。

MINA(Ba):

2025年は夢だった楽曲提供をさせていただけて、素敵な経験になったので2026年も引き続き頑張りたいと思います。

あとは、East Of Edenでアニメをやりたいです。『ジョジョの奇妙な冒険』が大好きなので、ぜひタイアップしたいです!

Ayasa(Vn):

2025年も東京から離れて色んなところに行かせていただいたんですけど、2026年は楽器を持たないで旅行がしたいです。

インプットを大切に出来る1年に出来たらいいな、と思います。

ーー最後にファンの方にメッセージをお願いします。

MIZUKI(Dr):

今後ライブをより良いものにしていけたらと思っているので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。楽曲も沢山聴いてください!

湊あかね(Vo):

まずは『The weight of choice』をいっぱい聴いてもらって、2026年も私たちに着いてきていただけたら嬉しいです!よろしくお願いします!

MINA(Ba):

いつも応援ありがとうございます。

ライブで皆さんにお会いできることを楽しみにしていますし、ライブグッズも相当気合いを入れて制作しております!

今日のインタビューは、4人での参加だったのですが、Yukiさんが考案したグッズも素晴らしいので5人一丸となって頑張ります。

Ayasa(Vn):

1月にリリースがあって、タイアップのドラマの放送もあるので2026年も素敵なスタートが切れるんじゃないかと思っております。

MINAちゃんと一緒に歩み始めた2025年を経て、2026年は大事な1年になると思うのでファンの皆さんと沢山会える充実した1年に出来たら良いな、と思います!

告知

・タイトル:AKIBA LOST

・放送:2026年1月期 毎週火曜24:59~25:29(関東ローカル)1月13日スタート

・配信:TVer/Hulu

・出演:北山宏光 松村沙友理 田辺桃子 小栗有以(AKB48) 大原梓 MINA(East Of Eden)/西原亜希 阪田マサノブ ・ 宇垣美里 淵上泰史

・脚本:當銘啓太

・音楽:fox capture plan

・監督:中茎強

・プロデューサー:梅澤宏和 柴田裕基

・協力プロデューサー:伊藤裕史

・制作:植野浩之、島田総一郎

・ゲーム公式サイト:https://akibalost.com

・ドラマ公式サイト:https://www.ntv.co.jp/akibalost

「East Of Eden Spring Tour 2026 〜 Growing 〜」

2026年1月30日(金) KT Zepp Yokohama  開場 18:00 / 開演 19:00

2026年2月1日(日) なんばHatch  開場 16:00 / 開演 17:00

2026年2月15日(日) 仙台darwin  開場 16:00 / 開演 17:00

2026年2月23日(月・祝) 名古屋DIAMOND HALL  開場 16:00 / 開演 17:00

2026年3月7日(土) 豊洲PIT  開場 17:00 / 開演 18:00

🎫 https://fan.pia.jp/east_of_eden_official/ticket/detail/31

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