<インタビュー>新体制での新たな挑戦――「アスノポラリス」が照らす未来を深堀り!

<インタビュー>新体制での新たな挑戦――「アスノポラリス」が照らす未来を深堀り!

先日、新体制となることを発表した広島県発ロックバンド「アスノポラリス」

透明感のあるメロディと、リスナーの心を揺さぶる真っ直ぐな歌詞が刺さる楽曲は、バンド名が示す“明日の北極星”のように、常に音楽シーンに新たな光を投げかけ未来を指し示している。

そんな彼らは、10月8日(水)に約3年ぶりとなる2nd mini album『それじゃあ、また世紀末で』のリリースを予定し、9月17日(水)には『海辺の彼女』のMVを公開するなど勢力的に活動の場を広げている。

本記事では、彼らが音楽に込める想い、2nd mini album『それじゃあ、また世紀末で』の制作の裏話、プライベートな一面ついて存分に語ってもらった。

「アスノポラリス」の始まり

L→R ゆうやたろう(Vo)、タカト(Ba)

ーー結成の経緯を教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

2019年の3月にドラムをやっていた元メンバーから誘われたのがきっかけです。ベースのタカトは大学のサークルの1個下の後輩で、メンバー集める過程で僕が引っ張って来ました。

ーー出会った当時のお互いの第一印象で印象に残っているエピソードはありますか?

ゆうやたろう(Vo):

僕が大学2年の頃にタカトは新入生として軽音サークルに入って来たんですけど、妙に馴れ馴れしい新入生でしたね(笑)

タカト(Ba):

1個上の代の方とは距離感も近くて分け隔てなく仲良くしてくれるサークルでした(笑)

ーーバンド名にもなっている「アスノポラリス」はどんな意味が込められているのか教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

“明日の北極星”という意味なんですけど、1年を通して同じ場所で輝いてる北極星のように誰かの道標になれたら良いなという想いと、元々好きだった『きみはポラリス』という小説から取りました。

バンド名を考える時に「造語で略せる語呂が良いよね」とは言っていて、たまたまその時にいた居酒屋で、目の前にあったのがアスパラガスだったのも実は決め手になっています(笑)

ーー「自信のない日々に寄り添う」というバンドコンセプトになっていった経緯を教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

もう6年前に決めたコンセプトなんですけど、当時は自信が持てない自分自身に向けて書いた曲がたくさんあったんですよね。今は、当時の僕の気持ちを共感してくれる誰かに向けて歌えたら良いなという気持ちでいます。

楽曲制作について

ーー楽曲制作でこだわっていることを教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

作詞で大事にしていることは、自分の本音や恋愛観に嘘を書かないということですね。曲に関しては、ライブを想像して気持ちよく歌えるような音作りを目指してやっています。

ーー影響を受けたアーティストやバンドはいますか?

ゆうやたろう(Vo):

SEKAI NO OWARIとか、RADWIMPSは高校生の頃めちゃくちゃ聴いてましたね。自分が作るメロディとか歌詞にも影響が出ている気がします。

タカト(Ba):

星野源とか藤井風が好きで聴いてました。ロックバンドみたいにズドンと楽器が鳴ってるのも好きなんですけど、ぞれぞれ楽器のサウンドが聞こえてきて、当てはめて完成するような楽曲に影響を受けてるのかなと思います。

ーー作詞作曲を手がけるゆうやたろうさんは普段どういったところからインスピレーションを受けていますか?

ゆうやたろう(Vo):

自分の私生活や恋愛経験から引っ張り出して作ることもありますね。思い悩んでる時に曲が一気に出来上がることが多いですし、その時に作った曲は自然で素直な曲が出来てるなと思います。

人生の中心がバンドなので、最近はバンドのことで悩んだり喜怒哀楽を感じた時に曲が出来たり、小説や映画で共感したことを自分自身の表現に落とし込んで曲にすることもあります。

ーーそれぞれの「アスノポラリス」で1番好きor思い入れのある楽曲を教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

1番なんて決められないですけど、『あの夏』はお気に入りですね。

タカト(Ba):

僕は『ラブソング』かなぁ。

ゆうやたろう(Vo):

最近リリースした『ウタカタノウタ』もこれからすごく大切にしていこうと思った1曲です。

ーー楽曲に関して一貫して変わらない“伝えたい想い”はありますか?

ゆうやたろう(Vo):

恋愛系の曲では「別れたとしても出会ったことは悪かったことにしたくない」という美学があるので、別れた人のことをズタボロに言う曲は書きたくないし、理想論かもしれないけど良きパートナーで居続けたいという想いは曲の中で一貫して伝えていると思っています。

2nd mini album『それじゃあ、また世紀末で』について

ーー2nd mini album『それじゃあ、また世紀末で』は、タイトルにもあるようにすごく壮大なメッセージの様にも感じたのですがタイトルに込めた思いを教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

僕が、99年生まれなので「100年生きるとして100年後にも残っていたら良いよね」というバンドとして想いと、それくらい想いを込めたミニアルバムになるので100年後に答え合わせが出来るような関係性で居続けたいなと思います。

ーーミニアルバムのコンセプトを教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

今までは恋愛観を多く歌っていたんですけど、今回は僕が上京してから作った曲が多くて、人生についてより深く考える1,2年になったので、未来を見据えた楽曲が多くなっているかもしれないです。

ーー全7曲収録ということですが、制作にあたり印象に残ってるエピソードを教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

今回は、結構スラスラ書けた方かなと思います。

特に『ウタカタノウタ』なんかはメンバーが2人になった時の素直な気持ちが自然と書けたかなと思います。

ーーどんな方に聴いてもらいたいですか?

ゆうやたろう(Vo):

今まで応援して下さった方にも刺さる曲になっていますし、バラエティに富んだアルバムに仕上がってるので、新しく僕らを知ってくれる人にも色んな一面を知って欲しいな、と思います。

今の世の中って真面目な人ほど損しているように感じることが多いんですよね。そんな人たちを心から励ませるようなミニアルバムになっているので届いて欲しいです。

タカト(Ba):

最前線で戦っている人よりも、ちょっと傷ついてる人とか後悔がある人とかにより刺さる曲が多くなっているのかなと思うので、色んな人に聴いてもらえると嬉しいです。

ライブについて

ーーライブ前のルーティンがあれば教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

僕はツナ缶を食べるようにしていますね、たまにファミチキの時もありますけど(笑)

声が出やすくなるんですよ。

タカト(Ba):

僕は歯磨きしますね。

ゆうやたろう(Vo):

あとはSEが流れた時にお互いに背中を叩きあっていますね。結構強めなので痛い時もあるんですけど(笑)

ーーセトリを決めるのは誰が決めていますか?また、決めるときに意識していることがあれば教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

基本的に僕が決めていますね。短い時間の中で起承転結をつけられるようなライブが作りたくて、バラードの置き方にこだわってます。あとはMCの前後でどの楽曲を入れるかは気にしてます。

良いライブを作るために、その日楽屋に入ったら対バン相手とはコミュニケーション取るようにしてるし、対バン相手を意識したセトリにはしているかなと思います。

ーーたくさん経験された過去のライブの中で、忘れられない出来事があれば教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

上京前のワンマンライブは忘れられないですね。あの頃は、特に涙腺が弱かったんですけど歌えなくなっちゃいましたね。「この気持ちを忘れないように」と思って力強く歌っていたのを今でも思い出します。

タカト(Ba):

僕はドラムが抜けるときのワンマンライブかな。

ギターの子も持病で活休になったので、kalmiaのつかさ君とレイラのみうらたいき君にサポートとして助けてもらってツアーを回ったんですけど、最後アンコールの時にサポートの2人とメンバーの3人でステージに上がって『ボーイズ&ガールズ』を演奏した時はめちゃくちゃ楽しかったですね。

プライベートな一面について

ーー音楽以外にハマっていることや、マイブームはありますか?

タカト(Ba):

僕は、おでかけ子ザメにハマっています(笑)元々ネットのキャラクターだったんですけど、絵本になったり球場に登場したり映画館で上映されたりしてるんですよ。ちゃんと映画館で観てきましたね。

ゆうやたろう(Vo):

僕は地味かもしれないんですけど、古本屋に行って文庫本を見漁っています。ガッてまとめて買っちゃうんで家の本棚が爆発してます。あとは映画を1人で観に行くこともあります。

タカト(Ba):

僕もちょっと違うけど、地方のセカンドストリートとか行くの好きですね。掘り出し物があったりするんで楽しいです。

ーーオフの日はなにをして過ごしますか?

ゆうやたろう(Vo):

完全オフって日はほぼないので、ライブの日は1日どう最大限に楽しめるかを考えています。従兄弟が近くに住んでいるので江ノ島に行って、お互い服とか写真を撮りあったりしてますね。

タカト(Ba):

僕、すぐお金使っちゃうんですよね。自分の身体とか顔とか服に自己投資するのが好きです。お金を使うのが1番のストレス発散なのかもしれないです。

ーーお互いを一言で表すならどう表しますか?

ゆうやたろう(Vo):

タカトは“圧倒的形から入るやつ”ですね。常に周りからの見え方を気にしているのかなとは思います。

タカト(Ba):

“距離感がバグってる”ですね。まず、親戚がすごく仲が良いから友達を親戚に紹介したり、自分の友達を他の友達とくっつけるんですよ。コミュニティの広げ方の距離感がすごくて。どんどん他人を繋げていくところとかすごいなと思います。

ゆうやたろう(Vo):

あとはタカトは意味分かんないくらいマイペースだなと思います。マイペースすぎてテンポ感を崩されることがたまにありますね(笑)

目標について

ーー今年のうちに成し遂げたい目標はありますか?

ゆうやたろう(Vo):

今年の頭に立てた目標が爆裂ヒットソングを生み出すことだったので、今回のミニアルバムをひたすら押し出していくように頑張ります!

タカト(Ba):

僕も同じで、ミニアルバムを届くべき人に届けられるように頑張ろうと思います。

ーー長期的な「アスノポラリス」としての目標も教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

バンドを続けていくためにも、まずは売れることです!

ーー音楽のことでもプライベートなことでも良いのですが、個人の目標を教えてください。

ゆうやたろう(Vo):

やるべきことはちゃんとやれるタイプなんですけど、自分のお休みに対しての決まりが無かったので、自分を甘やかす時間も作りたいな、と思います。

タカト(Ba):

部屋があんまり綺麗じゃないので、部屋を綺麗に保てるようにしたいです(笑)綺麗な空間を作るのが好きなんですけど、時間がなくて今は出来てないので生活を整えたいです。

ゆうやたろう(Vo):

個人的な目標だと、昔BALIUSの250っていうバイクに乗ってたんですけど盗まれて乗らなくなっちゃってたので、次はずっと憧れていたSR400に乗りたいです!

(引用元:YAMAHA公式)

ーー最後にファンの方に一言メッセージをお願いします。

ゆうやたろう(Vo):

皆のおかげで僕の人生には彩りがあると思ってるので、これからもよろしくお願いいたします!

タカト(Ba):

ここまでやってこれたのは皆のおかげだと思っています。ありがとうございました!

告知

<リリース>

2nd mini album『それじゃあ、また世紀末で』

2025.10.8(水) Release

– 収録曲

1.海辺の彼女

2.百年マーチ

3.くれなずめ

4.蝉

5.ハウアーユー

6.この世界のどこかで今も生きているあなたへ

7.ウタカタノウタ

<MV>

「海辺の彼女」 Music Video

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アスノポラリス

この記事を書いた人

インタビュー カメラ
高島よしお
1997年生まれ/東京都出身 趣味は「フィクション」と「散歩」 年間通して映画を平均400本観ます 音楽は平均1200時間聴きます
執筆
okada
福岡県生まれ/ DigOut初期メンバー/ 音楽はジャンルレスで色々聴きます/ 趣味→Spotify/ アーティスト様に寄り添ったメディアでありたい、という気持ちで情報を発信していきます!