<インタビュー>最後の1秒まで走り抜ける──THE FRANK VOXの新曲『ロスタイム』が届ける熱い応援歌

<インタビュー>最後の1秒まで走り抜ける──THE FRANK VOXの新曲『ロスタイム』が届ける熱い応援歌

L→R SNG、RYO、RYO-TA、YASU

大阪城ホールという大舞台を目指し、全力疾走を続ける関西出身4人組アーティスト「THE FRANK VOX(通称:フラボ)」

今年に入り2度目の台湾ワンマンライブも行う等、活躍の場は日本にとどまらず勢いを増している。そんな彼らが放つ新曲『ロスタイム』は、最後の1秒まで諦めず夢を追いかけるすべての人に捧げる渾身の応援歌だ。

今回のインタビューでは、新曲制作の裏側から、最近の楽曲制作について、個人的な目標まで、熱い思いを語ってくれた。

 2025年08月20日(水) リリース『ロスタイム』について

ーーまずは、新曲『ロスタイム』リリース、おめでとうございます。リリースを控えて、今の率直な気持ちをお聞かせください。

RYO-TA:

この曲は作ってから2年間温めていた曲になるんですけど、リスナーの方々の心にどういう風に響くか反応を早く見たいという楽しみな気持ちですね。

ーーメンバーのRYOさん、SNGさん、RYO-TAさんは、学生の頃サッカー経験があるようですが、実体験が曲に影響しているところもありますか?

RYO-TA:

めちゃくちゃありますね。「あの時こんな悔しい思いしたな」とか上手くいかないことの方が多かったので、そういう経験が曲にすごく出ているかなと思います。

SNG:

曲を作りながら「サッカーしてた頃にこんな曲があればもうちょい頑張れたのにな」と思いましたね。ってことは、今聴いてくださる方にも響くかなと思います。

ーーサッカーの経験だけでなく人生において、メンバーご自身の大逆転エピソードがあれば教えてください。

RYO:

学生の頃『ビリギャル』の男版みたいな大逆転を起こしました。元々、高校卒業までサッカーやってて、偏差値30ぐらいの学校やったんですけど、1年間で偏差値を45くらい頑張って上げて大学に入りました。

別にその経験をひけらかしたい、とかではなくて、苦しみながら1年間頑張った姿を見せることで周りの人の反応もサッカーだけの子という目から変わったので、自分が掲げた目標って無理なことはそんなに無いんじゃないかと思うようになったきっかけになりました。

RYO-TA:

僕は小学生の頃、50m走が9.0秒とかやったんですよ(笑)女の子にもずっと負けててどうにか速くなりたいなと思っていてサッカーもやりつつ頑張ってたら、高校生の頃にやっと芽が出て6.5秒になったんですよ。体育祭でも1位取れて大逆転でしたね!

 制作過程の裏側に迫る!

ーー「約2年前から温めていた」という新曲『ロスタイム』ですが、制作に至った経緯や2年温めていた理由があれば教えてください。

RYO:

実は『ロスタイム』は2年前にEPをリリースする時の収録曲として候補に上がっていた曲だったんですよ。でも、自分たち4人の中でなんとなく納得できてない雰囲気があって「これちょっと胸張って出せへんな」となって、その時に1回お蔵入りになっちゃったんですよね。

でも、この2年間で色んな方とお仕事でご一緒させていただいて「2年前より成長したんじゃないか」という気持ちと「成長していたいな」という想いがあって今回ブラッシュアップしたものを出せるようになりました。12月14日(日)に僕たちがなんばHatchという大きい箱でライブやることも決まったので、自分らに対しても「最後まで諦めずにやっていこう」というメッセージを込めたこの曲が、たくさんの人に届いたら良いなと思います。

ーー前回のインタビューでは、アイデアマンであるSNGさんのアイデアから曲が生まれることがあるとありましたが、今回の『ロスタイム』の作詞・作曲はどのようなプロセスで進められましたか?

SNG:

前回のインタビューから結構変わって誰か1人がアイデアを出すというよりは「4人で全員でテーマを決めてガッツリ肩組んでやっていこや」というスタイルで楽曲制作することが定着しつつありますね。

『ロスタイム』に関しても、元々はRYO君が持って来てくれたものではあるんですけど、4人で足取り合わせて「この曲は最後まで諦めないというテーマで書こうぜ!」となってすごく話し合ったし、それぞれのパートのことも皆で手直ししながら客観的に作りました。

ーー湘南乃風やFUNKY MONKEY BΛBY’Sなど、多数のヒット曲も手掛けるsoundbreakers(サウンドブレイカーズ)大野氏をアレンジャーとして迎えた今回の楽曲ですが、アレンジやサウンド面で意識したことはありますか?

RYO:

この曲に関しては、僕が作ったデモのトラックを大野さんにアレンジしていただいたんですけど、実は僕の作ったデモの段階では今完成している楽曲よりも、もっと爽やかやったんですよ。

それを、大野さんが僕らの他の曲とかも聴いて下さった上で、どっかに僕らが大事にしている“温もり”を感じてくださったのか、初稿が上がってきた時にメンバーも全員「泣きそうなった…」となったくらい感情の波が伝わってくるようなアレンジをしていただけました。

ーーレコーディング時に印象的だった出来事があれば教えてください。

RYO:

僕らの普段のレコーディングは長くても6.7時間で終わるんですけど、今回は2日間かかりました。そのくらい時間をかけて、最後の最後まで全員が納得できるまで何テイクも録り直しして歌い込みました。

 歌詞について深掘り!

ーーこの曲の一番最初にできたフレーズは、どこだったか覚えてますか?

RYO-TA:

サビの1行目ですね。“君が流した涙も いつか晴れるって信じていこう”というところから全体的に広がっていきました。

ーー歌詞の中で、特にリスナーに注目してほしいフレーズはありますか?

RYO:

もう、それは皆あれやんな…せーの!

全員:

“負けんな”ですね!

SNG:

結構“負けんな”って強い言い回しだと思うんですけど、そういう言い回しを敢えてしたのは挑戦だったなと思います。

RYO:

シンプルな言葉って、適当によく使われるワードでもあるじゃないですか。

僕らはそのシンプルな言葉の純度をもっとあげて「歌に乗せてリスナーさんに届くのか?」ということを吟味する為にすごく話し合うんですよね。

“負けんな”って普段の会話では中々使わないからこそ、歌じゃないと言えないと思ったので敢えて使ったというのもあります。

SNG:

やから、レコーディングから戻った時に全員力入りすぎて手から血出てたよな?

RYO-TA:

誰も血とか出てへんわ(笑)盛るねぇー(笑)

RYO:

盛るとかじゃなくて、大嘘やん(笑)

YASU:

手のひら凹んでたもんな(笑)

RYO:

YASUも乗るんかい(笑)血出てたら心配するわ(笑)

ーー『ロスタイム』は、どんなときに聴いてほしい曲ですか?

YASU:

それこそ、スポーツやってる人は試合前とかに聴いて欲しいですね。

RYO:

上司に怒られて凹んでる時とか大事な会議のプレゼン前とか、スポーツだけに限らず聴いて欲しいです。

SNG:

学生やったら受験前とかの勝負の時も良いかなと思います。

RYO-TA:

子供が受験する親御さんとか、自分は何もしてあげられへんけど緊張してるっていう時とかに聴いていただけたらと思います。

普段のライブでの裏話ついて

ーー普段のライブパフォーマンスではどんなことを意識してるか教えてください。

RYO-TA:

メンバーも来てくださった方も、ライブが終わった後の第一声が「楽しかった!」となるような雰囲気を作りたいなという想いでずっとやっています。僕たちがライブを見せる、ということではなくて、ファンの方々と一緒にそういう空間を作りたいなと思います。

ーー今まで印象的だったライブでの出来事やハプニングエピソードがあれば教えてください。

SNG:

リーダーRYO-TAの歯が欠けたことですね(笑)盛り上げたい人やからライブ始まる何秒か前に「浮き輪風船膨らましてステージで皆に見せたらおもろいやろ」って一生懸命裏で膨らませてたんですけど、バキッて音がして見たら歯が欠けてました(笑)

カッコ良くステージ出て行ってんのに、ニコって笑ったら前歯が無いんですよ(笑)

YASU:

お客さんも前の人ら笑ってたもんな(笑)

SNG:

その公演は、いつも以上にめっちゃ盛り上がりましたね(笑)

RYO-TA:

でも問題があって、中盤で静かに想いを歌う曲の時に、こっちは本気で伝えてるのに、その前の人ら歯が欠けてるからちょっと笑ってるんですよ(笑)

YASU:

僕が記憶に残ってるんは、ファンクラブイベントをやった時に『キミトオドリタイ』って曲で皆で跳ねてたら肉離れなったことですね(笑)足ビキッてなって本番中はアドレナリンでどうにかやり切ったんですけど次の日パンパンになって病院行きました(笑)

RYO:

数年前に『VOX BOX』のリリースの記念フリーライブを全国回ってて東京の亀戸でやった時に、お客さんが5.6人しか集まらんかった時のライブは忘れられないですね。自分たちでも屈辱的でその日が12月31日の大晦日だったんですけど、東京から大阪帰る時に年越ししながら今後の人生を左右するくらいメンバーで話し合いました。その経験があったからこそ今踏ん張れていると思うくらい印象的なライブでした。

RYO-TA:

直近ですけど、お祭りのイベントで野外でやってた時にDJスタイルでやってたんですけど、炎天下の直射日光でパソコンが壊れちゃって(笑)止める訳にもいかないんでどうにか繋いでやりきりました。いつもは僕とSNGがMCでコール&レスポンスとかしてお客さんを盛り上げるんですけど、なんでかYASUがふらっと出てきて急にコール&レスポンス始めて「ボンボンボン」とか言い出して(笑)

YASU:

暑過ぎて僕も壊れちゃって中野駅前の盆踊り大会やったんで「中ボンボンボン」とか言ってました(笑)

RYO-TA:

しかもその後お祭りの公式SNSがなぜかそのYASUのMCを「ハプニングはあったけど、盛り上げてくれました!」って切り抜いた動画出してて、普段のMCは僕とSNGなのにってなりました(笑)

YASU:

今思えばめっちゃ恥ずかしいですね(笑)

RYO:

ハプニングにも物怖じせずできたのは、メジャーデビュー前にストリートライブやってきてて良かったと思える出来事でしたね。

 『ロスタイム』のライブ&今後の活動

ーーライブで『ロスタイム』をやる時は、どんな演出でやってみたいですか?

RYO-TA:

あんまり派手な演出はしない方がこの曲は届くのかなと思います。

SNG:

シンプルにナチュラルに、でも奥はホットにやりたいですね。

RYO:

あんまり力を入れ過ぎないというのはレコーディングの時も意識していたので、押し付け過ぎないようにしたいです。聴く人の心がポッと温かくなって、緊張がスッと溶けるようなテンションで歌えたら良いなと思っています。

ーー先日7月12日(土)には2度目の台湾ワンマンライブも行い、日本にとどまらず活躍の場が広がっていると思いますが、これからのライブ活動やイベント出演など、現段階で発表できることがあれば教えてください。

RYO:

12月14日(日)になんばHatchでワンマンライブをすることが決まっていますので、ぜひ皆さん来てください!

RYO-TA:

あとは、10月15日(水)にリリースする EP『VOX GIFT 3』のリリース記念フリーライブをやるので、こちらもぜひチェックしてみてください!

ーー音楽のことでもプライベートのことでも何でも良いのですが、個人的な目標があれば教えてください。

RYO:

世界征服ですね(ドヤッ)

SNG:

僕は、関東統一(笑)!

RYO-TA:

僕、国作りたいですね(笑)

YASU:

んー・・・。ムズイわ、このパス(笑)

RYO:

YASUいけよ(笑)

YASU:

やっぱあれですね。僕だけサッカーやってなかったんでパス苦手なんです(笑)

RYO:

シンプルにYASUは頭のネジが2本くらい抜けてるんですよ(笑)天然なんです。

YASU:

そう。どっかに落としてきました…(笑)

SNG:

僕の本気の夢は、田舎の山奥に土地を買って端材で小屋を作ってそこで野菜を育てたりして自給自足の生活をしてみたいです。

RYO-TA:

SNGは普段からDIYとか好きやもんな。

YASU:

僕は、始球式とかやってみたいですね。

SNG:

それめっちゃええやん!

RYO-TA:

YASUは投げ方ダサいからめっちゃ練習せなな。違うメンバーの誰かにオファー来てしまうかもしれんで(笑)

RYO-TA:

僕の目標はフルマラソンにいつか挑戦してみたいです。最近はライブでバテない様にランニングしてるんですけど、24時間テレビとか出てみたいですね。

RYO:

1人旅はずっとやってみたいなと思ってます。ツアーで全国色んな場所行ったりはするんですけど、その時はメンバーとかスタッフさんとずっと一緒なんで、1人で目的持って行った時に、どういう風に景色が見えて自分がどう感じるのかはすごく興味ありますね。

ほんまは32歳までにやる目標だったんですけど、ついこの間、誕生日が来て32歳なっちゃったんで、そろそろ実現させたいですね。

ーー最後に『ロスタイム』をまだ聴いていない人へ、一言メッセージをお願いします。

RYO-TA:

最後の1秒まで諦めなければ、必ずしも成功する訳ではないかもしれないけれど、何かが起こると僕たちも信じてやっているので『ロスタイム』を聴いて勇気を持ってその1秒を踏ん張るれるようにお届け出来たらと思っております!

RYO:

聴かな人生損してんで〜(笑)!

SNG:

ヤバいやつやん(ツッコミ)(笑)

活動告知

2025.08.20Release『ロスタイム』

作詞・作曲 THE FRANK VOX

編曲 大野裕一

【Pre-add/Pre-save】

https://the-frank-vox.lnk.to/loss-time_paps

【Pre-add/Pre-saveキャンペーン実施中】

https://www.thefrankvox-official.com/contents/226312

NEW EP『VOX GIFT 3』

リリース記念フリーライブ🎤

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日程:2025年8月23日(土)

会場:大阪・ヨドバシカメラマルチメディア梅田 2F LINKS広場

内容:ミニライブ&特典会

時間:販売開始11:00~ / 1部13:00 / 2部15:30

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日程:2025年9月14日(日)

会場:静岡・プレ葉ウォーク浜北1Fプレ葉コート

内容:ミニライブ&特典会

時間:販売開始11:00~ / 1部13:00 / 2部15:30

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日程:2025年9月15日(月・祝)

会場:愛知・エアポートウォーク名古屋

内容:ミニライブ&特典会

時間:販売開始11:00~ / 1部13:00 / 2部15:30

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日程:2025年9月23日(土)

会場:大阪・アリオ八尾光町スクエア

内容:ミニライブ&特典会

時間:販売開始11:00~ / 1部13:00 / 2部15:30

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 フリーライブ詳細:

🔗 https://www.teichiku.co.jp/artist/the-frank-vox/schedule

 各種SNS

公式HP:

https://www.thefrankvox-official.com

X:

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THE FRANK VOX

2VOCALのRYO(リョウ)・YASU(ヤス)2MCのSNG(シュンゴ)・RYO-TA(リョータ)から成る、関西出身4人組 THE FRANK VOX(フランクボックス ※略称:フラボ)。 ホッとするような温もりあふれる " ホッとソング"、心を熱くするような "HOTSONG" を4人の声(VOX) で音楽に乗せて届ける。 「温もり溢れる作品をTHE FRANK VOXから届けたい!」そんな想いから作詞作曲を自ら手掛け、その範囲は楽曲制作のみならず、アートワーク、映像制作など多岐に渡る。 夢は大阪城ホールでの単独ライブ。
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