<インタビュー>下北系ロックバンド「イロムク」が描く恋愛観・死生観に迫る。

<インタビュー>下北系ロックバンド「イロムク」が描く恋愛観・死生観に迫る。

2025.06.27

メンバーチェンジを経て2024年9月から現体制で活動を始めた4人組ロックバンド「イロムク」

男女の恋愛をリアルに描いた歌詞は多くの共感を集め、聴く人それぞれの風景を描き出す存在として人気を高めている。

そんな彼らは、2025年7月7日(月)に『夏の夜』をリリースし、更に8月28日(木) には下北沢MOSAiCにて自主企画の開催を予定している。

今回DigOut編集部は、メンバー加入の経緯から、楽曲制作のこだわり、新曲に込めた想いや、これから描いていきたい将来について、メンバー全員に話を伺った。

ミイからイロムクへ

左から 林 海人(Ba) 西田 大晃(Dr) 藤沼 絢(Vo/Gt) 久保中 新(Gt)

ーー2024年9月から現体制になったと思いますが、バンド名を「ミイ」から「イロムク」に変えた理由を教えてください

藤沼 絢(Vo/Gt):

そもそも、バンド結成当初は「イロムク」だったんですけど、オリジナルメンバー3人で話し合って「ミイ」というバンド名に変えたんです。そのまま「ミイ」としてしばらく活動していたんですけど、僕以外のオリジナルメンバーが皆辞めちゃったので、現メンバーの新さんが正規加入したタイミングでバンド名を「イロムク」に戻しました。

ーーメンバー加入のタイミングをそれぞれ教えてください。

藤沼 絢(Vo/Gt):

オリジナルメンバーは僕しかいなくて、ミイ時代にサポートドラムとして西田君が応募してくれ、その後にTOKYO CALLINGというサーキットフェスにバンドとして出演することが決まっていたので、改めてメンバー募集をかけた際にベースの海人君が応募してくれました。新さんは当時、僕の職場の上司だったんですけど、サポートギターとして加入した1年後くらいに正規メンバーになってくれて、今の4人体制となりました。

ーー3人はなぜ「イロムク」への加入を決めたんですか?

西田 大晃(Dr):

元々リスナー側として「ミイ」のことを知っていました。Twitterでサポートドラム募集を見た時にビビっと来て、当時大学3年生だったので親には「就活しなさい」と言われていたんですけど「これでダメだったらちゃんと就活するからお願い」と頼み込んで応募しました。サポートメンバーを経て、正規メンバーとして加入して今にいたります。

林 海人(Ba):

僕も、友人から「良いバンドいるよ」と紹介してくれたことがきっかけで「ミイ」のファンになって、ドライブでもよく曲を流してたりしたんです。ライブ中止、メンバー脱退を知って「好きなバンドだったのに聴けなくなるの悲しいな」と思っていたタイミングで、ベースメンバーの募集投稿を見て「好きなバンドが無くなるのは嫌だし、何か自分が携われたら良いな」と思ってすごく真面目なメールを送って応募しました。

久保中 新(Gt):

僕は、藤沼と会社が一緒だったのでメンバーが居なくなった当時の様子も目の当たりにしていたので「サポートやりますよ!」という感じでした。最初から曲を知っていた訳ではなかったんですけど、いざ手伝うとなった時にメロも歌詞も良いじゃんとなってどんどん好きになりました。

ーーそれぞれの第一印象を教えてください。

藤沼 絢(Vo/Gt):

新さんは、職場が同じだったので知り合ってから長いんですけど、第一印象は車で迎えに来てもらった時にガンガン音楽がかかっていて見た目もイカつくてイケイケな人だなと思ってました(笑)

久保中 新(Gt):

当時、髪も銀髪で派手な感じだったからね(笑)

藤沼 絢(Vo/Gt):

でも、話すとすごく優しくて良い印象でした。でも、本当にこの人はギター弾けるのか?とずっと怪しんでました(笑)いざサポートに入ってもらう時もギターがどれくらい弾けるのか知らなくて、職場の人から「あらちゃん(久保中)、ギターすごく上手ですよ!」と聞いてただけだったんですよ。

西田君の第一印象は、金髪ででっかいネックレス付けて胸元開いた服着てたので「絶対うちのバンドの雰囲気じゃないだろ」と思ってました(笑)でも、話してみるとすごく優しくて技術的にも本番に強いタイプで「根性あるんだな」という印象ですね。

海人君は、応募メールでは固い印象の人なのかなと思っていたんですけど、いざ会ってみたら全然イメージと違ってびっくりしました(笑)ファッションもおしゃれだし、雰囲気もすごい華があるなと思ってビビっときたので加入してもらいました。

西田 大晃(Dr):

新さんは、初めてスタジオで会った時は今の見た目とは違ってかなり日焼けされてたので「黒いイケメンのギャル男が来た!」と思ってました(笑)でも、演奏を合わせたらギターの技術もすごく良かったのを覚えています。

藤沼さんは、元々SNSで見てたので勝手に尖った人っていう印象を持っていたんですけど、すごく優しく挨拶してくれたので印象が変わりました。

海人君は、藤沼さんから「こんなヤツ他にいない!こんな女殴ってそうな男前(笑)」と会う前にLINEのアイコン見せてくれてたんですけど、いざスタジオ入って会ったらすごくちゃんとしていて、でも顔にいっぱいピアス空いているから「どっちが本当なんだろう、不思議な雰囲気を持った人だなぁ」と思っていました。

林 海人(Ba):

被っちゃうんですけど、新さんは「イケメンなギャル男だ」と思いました(笑)喋る前からカッコ良いお兄さんという雰囲気を感じましたね。

藤沼さんは、喋ってるとホワホワしてるんですけど、スタジオ入っていざ歌い出すとすっごいカッコよくて「バンドマンだなぁ」という印象が強かったです。

西田君は「ライオンちゃんきたなぁ」と思って…。それだけです(笑)

西田 大晃(Dr):

えぇ(笑)それだけ(笑)?

林 海人(Ba):

西田君は当時イケイケな髪型とファッションで一緒にやっていけるかな?と思ってました(笑)

久保中 新(Gt):

藤沼と出会ったのは5年前とかなんですけど、ずっとニコニコしてるんで「本心が分からないヤツだな」と思ってました。バンドをやっているというのは知っていたんですけど、当時は他人事で聞いていたので、まさか自分がそのバンドに加入することになるなんて当時は思ってなかったです。

西田君は「ナヨナヨしてて可愛いな」という印象で、抱きしめてあげたくなるような存在です(笑)今もその印象は変わらないです。

海人君が1番意外でしたね。見た目が強そうなので怖い人なのかなと思っていたんですけど、実は1番弱くてギャップ萌えですね(笑)

ーー「イロムク」の由来を教えてください。

藤沼 絢(Vo/Gt):

天気の「曇」をローマ字で「KUMORI」と書いて逆さから読むと「イロムク」って読めるんですよ。丁度バンド名を決めた日の天気が曇っていて「曇」って晴れるか雨降るかどっちになるか分からないグレーな要素があるじゃないですか。そんな良い事も悪い事も全部曲にしていけたら良いなという想いから名前を付けました。

ーーミイ時代と変わったこと、変わらないことはありますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

「ミイ」の時はバンドがすごく会社みたいだったんですよね。どうしても、バンド活動に対して甘えたこと言われたり、半端なことされるとプツンときちゃって…

でも、音楽も大事だけど楽しまないと意味が無いことに最近やっと気づけたので、皆を大事にしつつ、自分のエゴも通しつつ、バランスを大事にするようになりました。

楽曲制作について

ーー皆さんの音楽のルーツを教えてください。

西田 大晃(Dr):

高校生の頃、軽音楽部でドラムをやっていたんですけど、当時、高校の軽音が盛り上がっていた時期だったんですよね。いわゆる邦ロックと言われるバンドの方が大会のゲストに出演してくれて同年代のルサンチマンとかを聴いてバンドを好きになりました。ドラムを選んだのは自分の身体を使って表現できるところに魅力を感じたのがきっかけでした。

林 海人(Ba):

僕は、大学生の頃に軽音サークルに入って、楽器を本格的に始めました。当時は、04 Limited SazabysKEYTALKとかの盛り上がる曲をよく聴いてました。その後は相対性理論の曲の作り方だったり、歌のラインだったり、ベースの弾き方が好きでずっと聴いてたのでルーツかな、と思います。

久保中 新(Gt):

僕は、元々ORANGE RANGEが大好きでした。

高校でギターを始めてからはギターが強いバンドの曲を聴くようになってELLEGARDENのギターの方がやっているNothing’s Carved In Stoneを中心に聴いてました。ギターを始めたのは小6の頃でかなり早かったですね。

藤沼 絢(Vo/Gt):

僕は、親がずっと車で髙橋真梨子さんの曲を流していて『for you・・・』のような歌謡曲の声が好きでよく聴いてました。後はカーペンターズも好きでしたね。

最初はガチャガチャした音楽が嫌いだったんですけど、BUMP OF CHICKENELLEGARDENに出会ってからはエレキギターのカッコ良さを知ってコピーするようになったのがルーツです。

ーー楽曲を制作していく上で大切にしていることはありますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

僕が音楽を聴く時は、アルバム全体を聴くより1曲をリピートして聴くことが多いので、自分たちの曲も何回も聴いてもらいたいという想いがあるんですよね。自分自身が20回、30回以上聴いても飽きない曲作りを大切にしています。

ーー聞き飽きない曲を作る為に意識していることを教えてください。

藤沼 絢(Vo/Gt):

歌詞は、ダブルミーニングやメタファーを多用して1回聴いただけじゃ分からない、歌詞まで読み込まないと理解できないようなギミックをたくさん入れています。

『シャンプー』の歌詞に“泡みたいに流れて行った 淡い匂いだけ残して”ってあるんですけど、“泡”と“淡い”という似たような発音でも異なる印象を持つ言葉の掛け合わせを意識して入れたりします。“流れていく”という表現は自分の汚いものを落として排水溝に流れていく様子を自分の心情と掛けていて、日頃のなんとなくみている景色を短い文章で表現できるようにしています。

ーーどんな時に曲を作ろうってなりますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

病み散らかしてる時ですね(笑)

『生(きてる)ゴミ』という曲があるんですけど、他の曲に比べてすごく特殊でバンドマンのことが大嫌いな曲なんですよ。

昔、仙台に住んでいた子と遠距離恋愛をしていた時期があったんですけど、僕が横浜でライブをした後に喧嘩をしちゃったんで、謝る為に仙台まで会いに行ったんです。

彼女は「家に居るよ」と言ってるのに車がなくてなんか胸騒ぎがしたんですけど、結局バンドマンだった元彼さんと会っていることを知っちゃって…。

当時すごくピュアだったんで、僕の中で全部がザーッと崩れちゃって病みまくって何も食べれなくて20kg痩せて、バンドマンのボーカルのことが大嫌いになっちゃって、当て付けかのようにリリースした曲です。今はもう何も思って無いですし、普通じゃ有り得ない経験ができたので感謝しています(笑)

ーー楽曲を書く時はオンタイムだけじゃなくて、過去の引き出しを使うこともありますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

そうですね。全部メモに残しているので、過去の引き出しを開けて書く時もあります。

記憶って嫌なことは忘れて良いことだけが残るようになってるので、絶対忘れないという気持ちで、憎しみだけじゃなくて、当時の大好きだった自分の気持ちや感謝の想いも曲にしたりしています。

ーー楽曲は実体験が多いですか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

以前は実体験が多かったんですけど、担当者にそのままだと破滅すると言われたので、最近は何か1つキーワードになる言葉を見つけたら、自分の頭の中に登場人物を設定して、場面場面で物語を作ることが多いです。“愛してる”とか“大好き”みたいなストレートな言葉は極力使わずに、気持ちを表現することを意識しています。

ーーメンバー皆さんが1番共感できる「イロムク」の楽曲は何ですか?

西田 大晃(Dr):

『シャンプー』ですかね。

高校3年生の頃に大失恋した時にYouTubeのおすすめ動画に流れてきて聴いたら状況がまんま当時付き合っていた人のことを言っているように感じて大泣きしたんですよ。

曲を聴いて胸が締め付けられることってあんまりないんですけど、その時はすごく苦しくなっちゃって…

時間が経って今は楽しく聴けるし、セトリを決める時は今でも『シャンプー』を推しています。

久保中 新(Gt):

『ネイル』という新曲は、僕目線ではなくて昔の元カノ目線で考えると、こんな風に思われていたのかな、と反省する意味で共感できる部分があります。『ネイル』は特に男性に「気を付けろよ?」という意味で聴いて欲しいですね。

林 海人(Ba):

1つに絞るのは難しいんですけど『とけない』が好きです。

「本当にこう思っているんじゃないかな」という歌詞が多くて、詞だけ見るとしんどくなるけど、曲にしてみると強く荒々しい面もあって、ただ心が沈むだけじゃなくてちゃんと前に連れて行ってくれる曲だなと思います。

藤沼 絢(Vo/Gt):

『とけない』に関しては、さっきお伝えしたメタファーな要素がたくさん詰まってるんですよね。歌詞に“飴玉”という表現があるんですけど口の中から溶けないで欲しい、溶けちゃうと何もなくなっちゃうし、喉元にある異物感によって、まだその人が居るみたい感覚と掛け合わせています。

この曲は、フィクションで全く病んでない元気な時に作った曲なので、それを良いと言ってもらえて嬉しいです。

新曲『ネイル』『夏の夜』について

ーー『ネイル』という曲を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

藤沼 絢(Vo/Gt):

きっかけは僕の失恋です。

その曲に出てくる最低な登場人物の男は僕のことなんですけど、ほぼほぼ当時付き合っていた女の子から言われたことを曲にしました。「人の気持ちになって考えろよ」とかってよく言うじゃないですか。初めて本気で「人の気持ちになろう」と思って考えた歌詞になります。僕の作詞の原点なので、いまだに感謝しています。

ーー一般的にネイルって色を表すことが多いと思うんですけど『ネイル』のジャケ写がモノクロな理由があれば教えてください

藤沼 絢(Vo/Gt):

聴く人には“自分の色”を想像して欲しいと思ったんですよ。歌詞に“赤紫白黒”ってあるんですけど、この曲を俯瞰して聴いた時に僕の中では青っぽいなと思うし、他の人に聴いたらそれぞれ違う色をイメージしていたのでジャケ写に関しては白にしました。

あとは、現在進行形のモノには色がある気がするんですけど、昔のモノってだんだん色が褪せていくなと感じているので、過去感を出したくて白にしました。

ーー2025年7月7日(月) に配信が開始される『夏の夜』はどういった楽曲か教えてください。

藤沼 絢(Vo/Gt):

歌詞のイメージは僕の中では“自殺”なんですよね。

深い海の中に沈んでいくイメージでサマータイムレンダというアニメのイメージが僕の中では強いです。夏の蒸し暑い真っ昼間とか夜の涼しくなってきてじめっとしたなんとも言えない不気味な雰囲気をイメージした曲ですね。

ーー毒を含ませている歌詞の中で注目して欲しいフレーズがあれば教えて欲しいです。

藤沼 絢(Vo/Gt):
Cメロに“あたしに恋してた あなた恋してた 溺れてから最初に気づいたの”“あなた恋してた? あたしに恋してた? 溺れてから最期に気づいたの? ”という歌詞があるんですけど、本当に男は最期に気づくし女の人は最初に気づく男女の違いみたいなものに共感してもらえると嬉しいかなと思います。

ーーこの曲は今後の「イロムク」にとって、どんなポジションの楽曲になって欲しいですか?

藤沼 絢(Vo/Gt):
いつかライブの最後に後ろで花火が打ち上がるようなシチュエーションで演奏したいです。涼しい風が吹く夏の終わりくらいに自分たちでフェスを開催してアンコールでやる曲になれたら良いなと思います。

ーー曲を通してファンの人たちに伝えたい気持ちはありますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):
僕自身がいつも沈んでいく感覚を生きている中で感じているので、僕みたいな人間を引き上げてくれる救い上げるような曲として伝わったら良いなと思います。

ライブについて

ーー皆さんのライブ前のルーティンを教えてください。

久保中 新(Gt):

直前までアイコス吸ってます(笑)

西田 大晃(Dr):

一緒です(笑)吸わなきゃライブできないくらいです(笑)

林 海人(Ba):

特に「これしよう」というのは決めていなくて、ライブって非日常だけどあくまでも特別すぎないものとしていつも通り過ごすようにしています。

藤沼 絢(Vo/Gt):
僕、めちゃくちゃ潔癖症で楽器に触れる時は綺麗でいたいので、絶対風呂に入って全身綺麗にして楽器も全部水拭きして臨んでいます。

なので物持ちも良いし綺麗なので味が出ないんですよね(笑)

久保中 新(Gt):

1回ステージ上で藤沼が飲み水切らしてるのに気付いたので「飲みます?」って聞いたら断られました(笑)

ーーセットリストのこだわりってありますか?また、いつも誰が決めてますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

前までは僕が決めてました。『アパートメント』という1番最初に出したアルバムがあるんですけどそれに準えて決めてました。最初はアップテンポ、次はもっとアップテンポ、中間はミドルテンポと言った形で、曲のテンポ感が割り振られていて、新さんも完成度が高いよねと言ってるアルバムがあって、その雰囲気でライブも組んでたんですけど、最近は皆にやりたい曲聞いて自由に決めてます。

ーーこのインタビュー記事をみてライブに来てくださる方に覚えておいて欲しい曲とかってありますか?

西田 大晃(Dr):

最近の僕のイチオシはやっぱり『夏の夜』ですね。最初の30秒尺を初めて聞いた時から「絶対売れる」と思ったので、すごい真剣な顔で「これは絶対フルでレコーディングしましょう」と言ってやった曲なのでお気に入りです。

久保中 新(Gt):

『生(きてる)ゴミ』はライブで盛り上がるので覚えていると、より楽しんでいただけると思います。

西田 大晃(Dr):

新曲がどんどんセトリに入ってきても『コンタクト』という曲はやることが多いので、演奏すると自分たちも落ち着ける1曲です。

ーー「イロムクとは?」と聞かれた時にぱっと思い浮かぶ曲ってなんですか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

僕は『ネイル』ですね。原点です。

久保中 新(Gt):

『他人』かなと思います。

明るい曲調にはなってるんですけど歌詞は切ないというのがイロムクらしいなと思います。

西田 大晃(Dr):

『コンタクト』ですね。セトリから外れないのも、なんか好きだというのがあると思いますし、お客さんも好きでいてくれている曲だと思います。これからも長くやっていく曲になるだろうなと思います。

林 海人(Ba):

僕も『コンタクト』です。

1番演奏した回数も多いし慣れ親しんだ曲なので、その日のメンバーのコンディションがわかる気がします。

ーーライブをしていて気持ちが高ぶる瞬間ってどんな時ですか?

久保中 新(Gt):

僕はもうFuzz踏んでチョーキングした時に尽きますね。

藤沼 絢(Vo/Gt):

僕はMC中とか静かになった時にお客さんの鼻すする音とか聞こえると「届いたんだな」と思って高ぶります。

西田 大晃(Dr):

ドラムってメンバーが自分より前に居るので結構心細くなるんですけど、ふとした瞬間にメンバーが自分のこと見てくれたりすると、冷静になりつつ燃えます。

林 海人(Ba):

お客さんが盛り上がって嬉しそうな顔してくれたり、泣いてくれてたり、感情が動いたなと感じる瞬間はすごく良かったなと感じます。

今後の目標について

ーー2025年のうちに「イロムク」として成し遂げたい目標みたいなものはありますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

自主企画をソールドアウトさせることです。

直近だと8月28日(木) に下北沢MOSAiCで開催します。

西田 大晃(Dr):

僕はSNSを担当しているんですけど、イロムクの魅力を短い1本の動画で伝えられるように意識しています。早くバズって皆に見つけて欲しいなと思っています。

ーー長期的な目標はありますか?

藤沼 絢(Vo/Gt):

高級車とか乗りたいとかは全然ないんですけど、音楽で食べていきたいです。

のんびりとライブやって、作りたくなったら曲作って、ギターの音があーだこーだ言って、というのを60歳くらいまでやれたら最高な人生だなと思います。

あと、個人的にはいつかCOUNTDOWN JAPANにいつか出たいです。どのステージでも良いんですけど、特にムーンステージはライブハウス感もありつつ年末の特別感があるので憧れです。

ーーバンド活動でも私生活でも何か目標があれば教えてください。

西田 大晃(Dr):

バンドでいうと動画をバズらせることです。イロムクの魅力とか藤沼さんの歌声は世に広まるべきものだという強い気持ちがあるのでバンドを知るきっかけになったら良いなと思います。

全く関係ないところでいうと、体重を増やしたいです。ドラマーとして太い音や繊細な音など色んな音を出していきたいので、chocoZAPに通い始めました(笑)一時期は外で走ったりしてたんですけど、ジムだと室内で走れるし筋トレも出来るのでこれからも続けていこうと思っています。

久保中 新(Gt):

ステージで、曲によってコロコロとギターを変える人いるじゃないですか?あれしたいです(笑)

林 海人(Ba):

打ち上げ会場で他のバンドさんと話す時に「イロムクです」と言うと通じるんですけど個人の名前言っても分かってもらえないことも多いので、個人名で自己紹介しても覚えてもらえるようになっていきたいなと思います。

私生活は、ダイエットですかね。ビタミン剤とかサプリ買ってきて水だけで過ごしたり、ボディビルダーの方が減量期に食べてる食事だけ真似して筋トレせずに絞ったり、自分の身体を使って人体実験してます(笑)

藤沼 絢(Vo/Gt):

メンバー皆細いので僕は頑張ってダイエットします。コロナ禍の頃に太ったので、倒れない程度にバンドの雰囲気も尊重しつつ絞りたいと思います。

あとは、電気工事士試験があるので合格することが目標です。

バンドではひたすら良い曲を作って西田君にバズらせてもらうのが目標です。

ーー最後にファンの方にメッセージをお願いします。

藤沼 絢(Vo/Gt):

僕らの曲を卒業しない程度に幸せになってもらいたいです。

告知

「夏の夜」

※2025年7月7日(月) 0:00 配信開始

Digital single “夏の夜”release floor live

2025年8月28日(木)

下北沢MOSAiC

OPEN18:00/START18:30

adv¥2,400 door¥3,000+1D

各種リンク

公式HP:https://iromuk.bitfan.id

X:https://x.com/iromuk_official

Instagram:https://www.instagram.com/soutarou_shimizu

TikTok :https://www.tiktok.com/@iromuk

YouTube:https://www.youtube.com/@iromuk_official

タグ: