2025.06.11
“音楽と人を繋ぐイベント”というコンセプトのもと2024年10月から始まった「UP BEAT MUSIC」
次世代を担う若いアーティストが数多く出演しており、良い音楽に出会える場としてバンド好きの中で認知を広め、6月14日(土)には「UPBEAT MUSIC FES Supported by DigOut」として下北沢おてまえ・近道で2会場での開催が予定されている。
今回DigOut編集部は、UP BEAT MUSICの運営メンバーである江崎氏、ふっちー氏、あらき氏、かりん氏の4人にイベントを始めることになった経緯や、過去開催の様子、そこから見えてきた今後の目標を深堀りした。
ーー 「UP BEAT MUSIC」はどういった経緯でスタートしたイベントでしょうか?
江崎:
2024年3月に「見放題東京」というサーキットフェスのボランティアスタッフとして参加していた際に、今の「UP BEAT MUSIC」運営メンバーたちと出会いました。皆とても積極的にボランティアスタッフをやっていて「別のイベントも手伝わせて欲しい」という声も上がったので、音楽業界を目指す人の後押しになればと思って「自分たちでもイベントを開いてみない?」と話を持ち掛けたのがきっかけです。
ーー 皆さんの出会った時の印象はいかがでしたか?
かりん:
りょうこ(江崎)さんと出会った時は、初めてのボランティアスタッフで緊張していたのですが、沢山お話してくださったおかげで緊張が解けたのを覚えています。また、私が悩んでいることに対して背中を押してくださいました。私の恩人です!想像つかないほどにたくさんの活動をされており、本当に尊敬しています!
あらきさんは、とても気さくな方で、イベントに対してしっかりとした考えをお持ちで、私自身の考えの未熟さに焦りつつ「頑張らないと!」と思わせてくださる方です!
あらき:
ふっちーさんは、すごく明るい人で話をしてみると似たような音楽も好きだったので意気投合しました。
かりんさんは、若手ならではの新鮮なセンスにいつも助けられています!ブッキングの話し合いで出てくる、かりんさんが激推しのアーティストは気になって私もライブ行くようになったりと、実は毎回楽しみにしています。
江崎:
ふっちーさんは、見放題東京のボランティアスタッフが集合した場で主催者の民やんさんから無茶振りされて挨拶をしていた時に「最年長です」と自己紹介をして下さったんですけど、自分が最年長だと覚悟して行っていたので心強かったです。経験豊富なのに偉ぶらずコミュ力もすごく高いし、いつも若い人を含め周りに人が集まるので、すごいなという第一印象があります。
ふっちー:
りょうこさんは、経験豊富で本当に頼りにしています。幅広い分野に興味と知識があって、行動力もあり、いつも驚かされて学ばせてもらっています。 アプビチームのチーム監督です!
ーー 「UP BEAT MUSIC」というイベントタイトルの由来を教えてください。
あらき:
心踊るようなイベントタイトルにしたいなと思っていたところ“UPBEAT”という単語が思い浮かんできました。音楽用語でもあり、言葉としても明るく前向きな意味合いがあるのでタイトルとして採用しました。親しみを持って“アップビート”だったり“アプビ”と呼んでもらえると嬉しいです。
ーー 「UP BEAT MUSIC」以外で普段どんな活動をされていますか?
ふっちー:
サーキットフェスのボランティアスタッフをよくやっています。
音楽以外だと、インバウンド観光ガイドや趣味のマウンテンバイクで地域貢献活動に参加したりしています。
あらき:
イベント制作の他にプレイリストのキュレーションをしています。「見放題東京」などのサーキットフェスにボランティアスタッフとして参加することも多いです。
江崎:
普段は、プロの音響エンジニアとしてお仕事を請け負っています。学生の頃から渋谷・下北界隈でイベント運営に携わってきたんですが、ここ数年はAARFesで Sparkle Ageというイベントの運営に携わっています。
かりん:
「見放題(東京、大阪、名古屋)」「TOKYO CALLING」「FREEDOM」「下北沢にて」などのボランティアスタッフをしています。
ーー 「UP BEAT MUSIC」vol.1、vol.2を通して来場された方からの反応はいかがでしょうか?
かりん:
SNSで「私得すぎるー!」や「絶対行く!」などの反応をいただけて、とても嬉しかったです。また、ライブをみて笑顔になっていたり泣いていたり、お客様が思い思いに楽しんでいるフロアを見ていて泣きそうになりました。その時は、ブッキング頑張ってよかった〜と思いましたね。
江崎:
ターゲット層にしている世代のことをよく理解しているイベントだと、別イベントの方からも褒めていただきました。
ふっちー:
当時、私は運営側ではなく客として見ていたんですが、良い音楽をやっているバンドをブッキングしている素敵なイベントだなと思っていました。
ーー 「UP BEAT MUSIC」vol.1、vol.2でのアーティストの反応はいかがでしょうか?
かりん:
「これから一緒に成長していきましょう、また出たいです!」というお言葉をいただいて、とても嬉しかったです。「張り切りすぎて声やられちゃいました!笑」という方もいて、精一杯演奏していただいているのが伝わってきました。
あらき:
初めて対バンした出演者同士がイベント終わりに仲良く帰って行っていく後ろ姿を見る時に、音楽を通して人を繋げる架け橋になっているんだなと実感してグッとくるものがありました。
ーー イベントを通して印象に残っている出来事はありますか?
江崎:
vol.1のトップバッターとして出演していただいていたotona ni nattemoさんがMCで「この先、このイベントが大きくなっても1番最初に音を鳴らしたのは俺たちだから!」と仰ってくれて、彼らがトップバッターになったことを誇りにできるようなイベントにしようと心に誓いました。
かりん:
初めてのアーティストのブッキングの際「最高な1日にするために協力したいです」とお返事いただいたことです。主催者のわたしたちのみならず出演者も同じく、来てくださるお客さんに楽しんでいただけることを考えてくださっているのがとても嬉しかったのを覚えています。同時に、主催者として出演者にも満足していただけるようなイベントにしなければという責任感も感じました。
ーー 「UPBEAT MUSIC FES vol.3」が2会場になった経緯を教えてください。
江崎:
ブッキングの際にボーカルだけなら予定空いてますと仰ってくださったアーティスト様にも出演して欲しいという思いと、お客さんも普段のバンドとは異なる弾き語りという形を喜んでくれるのではないかと思ったのがきっかけです。
ーー ブッキングにはどのようなこだわりがありますか?
かりん:
楽曲を聴いたりライブをみたりして直感でいいな、と思ったバンドを候補に挙げています。自分のいいと思ったバンドをたくさんの方と共有したい!という想いで進めています。運営メンバーとも毎日のように話し合いながら、お客さんにとっても出演者にとってもなにかプラスになるようなイベントになるよう意識しています。
あらき:
このバンド同士合うよねとか、この弾き語り合うよね等、イベントとして成り立った時にピッタリハマるようなブッキングを心掛けています。来場された方は好きな音楽が見つけられるきっかけの場にもなるんじゃないかなと思っています。
ーー来場される方に楽しんで欲しい点など、本イベントのアピールポイントを教えてください。
ふっちー:
2会場で色んな音楽を楽しんでいただけるのが1番のポイントかなと思います。ラインナップも幅広いですし、1日を通して好きな音楽と出会う機会になるのではないかと思います。
かりん:
今回はバンドと弾き語りの2ステージ制という初の試みなので、どうなるか不安な面もありますが、私自身とても楽しみにしていますし、この日ならではの組み合わせで、かっこいいと思うアーティストばかりに集まっていただいていますので、最高な1日になること間違いなしです!
ーー9月7日(日)に開催を予定している「UP BEAT MUSIC vol.4」では、DigOutとのW主催になりますが、何かイベントに対しての心境の変化はこれまでとありますか?
あらき:
私たち運営メンバーがまだ出会えていないような音楽も、DigOutにはたくさん掲載されていて、とても刺激を受けています。
こうした新しい音楽との出会いが、今後のイベントに新しい風をもたらしてくれるのではないかと感じていています!
ふっちー:
DigOutさんとのコラボを通して、よりアーティストのことを世の中に広めていけるお力添えができるんじゃないかなと思います。
江崎:
始まって間もないイベントだからこそ色んな可能性があるなと思っていて、個人的にも楽しみにしています。
ーーvo.3まで下北沢での開催だったかと思いますが、vol.4は渋谷で開催することにした経緯や理由を教えてください。
江崎:
チャレンジの気持ちですね。
shibuya eggmanは歴史もすごく長いライブハウスなので、やっぱり気合が入ります。
ーー寄せられた反響をもとに見えてきた課題はありますか?
かりん:
知名度です。SNSの使い方など試行錯誤していますが、去年から始めたイベントでまだまだ知名度が低いと感じています。この先イベントを続けていくことはもちろん、今後はサーキットフェスなどでのコラボステージなんかも組んでいけたら嬉しいなと思っており、さらにSNSも工夫して「UP BEAT MUSIC」の名前を広げていきたいです。
江崎:
vol.1、vol.2を通して見えた課題に対しては、運営メンバーでしっかり向き合っているので、今後より良いイベントになると思っています。
ーー今後どんなフェス(イベント)を目指していくか教えてください。
江崎:
サーキットやりたいな、という目標があります。
あらき:
「UP BEAT MUSICが主催しているイベントだからこそ行きたい!」と思っていただけるようなイベントを目指しています。来てくださるお客さま、ご出演の皆さまにもドキドキワクワクするようなイベントを届けます!
ふっちー:
規模を大きくしたいという思いもありますが、良い音楽、ライブをやっているバンドを世の中に広めていけるようなブッキングをしていきたいと思っています。
かりん:
UP BEAT MUSICがひとつのきっかけとなり、音楽と人が出会う場になれたらいいなと思っています。
お客様の中にはライブの日まで頑張ろうという気持ちで日々過ごしている方もいらっしゃると思うので、その期待に応えられるような日をつくりたいです。あとは、一風変わったコンセプトのイベントもしてみたいです。顔出しNGのバンドばかり集めたイベントやイベント開催月が誕生月の人はチケット代半額などあれば面白いだろうなと思っています!
ーー来場者に一言お願いします。
ふっちー:
自信満々のラインナップになっています!新しい音楽とも出会えると思いますので、皆さんのご来場お待ちしております!
あらき:
1つのチケットでバンドと弾き語りが楽しめるので、少しでも気になった方は是非来ていただきたいです。アップでビートな1日を楽しみましょう!
江崎:
来てくださった方が楽しめる自信があるので、ふらっとでも立ち寄っていただけたらと思います。是非遊びに来てください!
かりん:
あなたと一緒に最高な1日をつくりたいです!お待ちしております!
OPEN 12:30 / START 13:00
前売り:3,600円(+1D) / 当日:4,000円(+1D)
🎫LivePocket: http://t.livepocket.jp/e/vi_qn
(( 出演者 ))
《バンド》下北沢近道
・アスノポラリス @asunopolaris
・前髪ぱっつん少年 @maegami_tokyo
・Viewtrade @viewtrade_band
・VANET @VANETVANET
・HINONABE @hino_nabe
・是猫 @xenekoshimao
・liquid people @liquidpeople66
・CozyLand @cozylandband
《弾き語り》おてまえ
・髙浪凌(ジュウ) @xtaka73x
・西沢成悟(memetoour) @seigo2438
・永野(MOCKEN) @mthr_126
・マキノアンジュ @an_umitachi
・ひぐまかんた(おもかげ) @higuma_kanta
・小林カナ(プルスタンス) @kobakana_0917
主催:UP BEAT MUSIC @upbeatmusic2024
協賛: DigOut @digout_music