2024.10.25
ギターを手にしてみたものの、何から練習をしていいのか分からないという方もいるのでは。
そこで今回は、「どんな曲を弾けばいいのか分からない」「簡単に弾ける曲が知りたい」という方に向け、洋楽・邦楽で簡単に弾ける曲を紹介していきます。
ギター初心者の最初の曲にもおすすめですので、練習メニューに入れてみてください。
ギターの上達には練習の継続が必須ですが、簡単な練習曲はギターを続けるモチベーションになるのがメリットです。
簡単な曲は弾けるようになる達成感を味わいやすく、練習を続けていくうえでのモチベーションにもなります。
弾けるようになるとギターで演奏する楽しさも分かってくるので、まずは簡単な曲から練習していきましょう。
逆に難しい曲に取り組むと、弾けたときの達成感は大きくなりますが、弾けるまでに挫折しやすく、ギターが続かない原因にもなります。
また、簡単な曲であっても最初から通して弾こうとせず、「イントロだけ」「Aメロだけ」などいくつかに分けて、ひとつずつクリアしていくのがおすすめです。
もし今取り組んでいる曲が難しいと感じたら、難易度の低い曲を選び直し、練習をしてみましょう。
洋楽で、ギター初心者でも簡単に弾ける曲(コード弾き)を紹介していきます。
コード弾きができるようになったら、今度は弾き語りにも挑戦してみてください。
ギターと歌を別々に練習し、最後に合わせて弾き語りにするのがおすすめです。
Ben E. Kingの「Stand By Me」は、4つの簡単なコードだけで弾ける曲で、コード弾きの練習に最適です。
使うコードは「G」「Em」「C」「D」の4つのみで、テンポもゆっくり目なので、コードチェンジの練習にもなります。
また、初心者にとって難易度の高いバレーコード(人差し指で複数弦を押さえるコード)も出てこないので、最初の練習曲にもおすすめです。
ひとつずつコードを覚えていき、確実に音が出せるようになってから次のコードに移っていきましょう。
コードチェンジの際は、音が途切れないようにするのが曲として上手に聴こえるコツですが、まずは曲に合わせてコードチェンジできることを目標に練習してみてください。
ちなみに、Stand By Meは1986年に公開された同名アメリカ映画のテーマ曲です。
オレゴン州の田舎町に住む4人の少年が線路に沿って冒険していく物語で、アカデミー賞(脚色賞)にもノミネートされました。
使うコードの種類が3種類と少なく、初心者でも弾きやすい曲が、The Beatlesの「Love Me Do」です。
使うコードは「G」「C」「D」の基本コード3種類で、テンポもゆったり目なので、コードチェンジの練習にもなります。
また、歌もシンプルなフレーズを繰り返す場面が多いため、弾き語りの練習にも最適な曲です。
「G」と「C」を繰り返す場面も多いですが、「G」は指をできるだけ立たせるのが綺麗に音を出すコツで、指が寝ているとほかの弦に触れてしまい、濁った音になります。
最初は指も自由がきかず大変かもしれませんが、基礎をみっちり積み重ねておけば後が楽になるため、綺麗な音を出せるように意識して練習をしましょう。
Love Me DoはThe Beatlesのデビューシングルで、1962年10月5日にイギリスで発売されました。
発売から現在に至るまで、世界中で多くの人に愛され続け、音楽史に新たな歴史を築いたと言われるThe Beatlesの記念すべきデビュー曲です。
Taylor Swiftの「We are never ever getting back together」は、4つのコードのみで弾ける曲です。
初心者向けのコードでは、「G」「D」「Em」「C」と基本コードで弾けます。
初心者向けコードをマスターしたら、原曲で使われているコード(Cadd9 ・ G ・Dsus4 ・Em)にも挑戦してみてください。
原曲のコードが弾けるようになったら、YouTubeなどの動画配信サイトで、実際の曲に合わせて弾いてみるのがおすすめです。
テンポについていくのが厳しい場合は、再生速度を50%や75%に落として弾いてみましょう。
また、コードの流れを覚えたら、メトロノームに合わせて弾くのもおすすめです。
メトロノームを使えば任意のテンポにできるので、自分の弾きやすいペースで練習ができます。
We are never ever getting back togetherは、2012年秋にフジテレビで放送がスタートした「テラスハウス」の主題歌で、番組の内容とともに日本で高い人気を獲得しました。
ギター初心者でも簡単に弾ける邦楽を紹介していきますので、気になる曲があったらぜひ挑戦してみてください。
基本コードのみで弾ける曲が、スピッツの「チェリー」です。
使うコードは「C」「G」「Am」「Em」「F」の5種類ですが、頻繁にコードが変わるので、コードチェンジの練習にもなります。
基本コードの中で難易度が高い「F」が出てくるので、挑戦しがいのある曲です。
セーハ(人差し指で複数の弦を同時に押さえる)で鳴らす「F」は、ギター初心者が難しく感じるコードのひとつです。
指が弦に対して斜めになっていると、ほかの弦に触れて綺麗に鳴らなくなるため、指をできるだけ垂直にして押さえるようにしましょう。
また、爪が長いと弦と指の間に隙間が生じ、しっかりと弦を押さえきれていない状態になるので、爪を切って整える(深爪に注意)と弾きやすくなります。
どうしても「F」が弾けない場合は思い切って飛ばし、弾けるコードだけで練習するのもおすすめです。
ギターに慣れてくるとすんなり弾けることもあるので、まずは弾けるコードを増やし、ギターに慣れていくことを優先させましょう。
簡単なコードばかりで構成されているのが、ゆずの「栄光の架橋」です。
初心者向けのコード進行では、「C」「F」「G」「Em」「Am」と基本コードに、「D7」「E7」の簡単なコードで構成されています。
中でも「F」は初心者が困難と感じるコードのひとつですが、ほかは簡単なコードばかりなので、コードを覚えるのにも最適です。
また、テンポが落ち着いているので、アルペジオの練習にも向いています。
アルペジオとは分散和音とも呼ばれ、コード(和音)を1音ずつ鳴らして音を重ねていく奏法のことです。
コードとはまた違った広がりのある音になるので、コードが弾けるようになったら、アルペジオにもぜひ挑戦してみてください。
MONGOL800の「小さな恋のうた」は、同じコード進行を繰り返すシンプルな曲構成になっています。
初心者向けの簡単なコードでは「C」や「G」、「D」など基本コードが中心です。
セーハを使う「Bm」が出てきますが、6弦を押さえなくてよいため、「F」よりもやや難易度は低めです。
どうしても「Bm」を弾くのが難しい場合は、5弦を省略したコードでも、それほど違和感なく弾けます。
テンポが速めなので、素早いコードチェンジやストロークパターンを身につけるのに最適です。
ストロークはアップピッキングとダウンピッキングを交互に繰り返しますが、ストローク中に弾かないときは、空ピッキング(空振り)をしてリズムをキープしましょう。
初心者向けの簡単なコードをマスターしたら、本来使われているコードにも挑戦してみてください。
ギター初心者でも弾ける簡単な洋楽・邦楽を紹介してきました。
まずはコードをひとつずつ覚え、曲で使われているコードを全て覚えたら、流れに沿ってコードチェンジの練習を行いましょう。
弾ける曲ができるとギターのモチベーションのアップにもつながりますので、ぜひ曲のマスターを目指してみてください。