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もう迷わない!ギターストラップのおすすめ4選と選び方を解説

2024.09.20

ギターを弾くときに生じる「ギターが動いてしまう」「弦を押さえにくい」などの悩みを解決するのがギターストラップです。
種類が豊富にあって迷うため、ギターストラップの選び方とおすすめを4つ紹介します。
 

ギターストラップの必要性

ギターストラップは、ギターの演奏に欠かせないアイテムです。
ストラップを肩にかけて好きな高さに調節すれば、ギターが安定してグンと弾きやすくなります。
 
左手で弦を押さえ右手は弦を弾くため、立って演奏するときにはギターストラップの必要性をイメージしやすいでしょう。
 
座って弾くときには右足の太ももや胸など体でギターを支えるため、ギターストラップは不要に感じるかもしれません。
しかし、ギターの上達を考えるなら、余計な揺れを気にせずプレイに集中できるギターストラップの存在は大きいでしょう。
 
演奏中、ギターの揺れや弾きにくさが解消されるだけでなく、大切なギターの落下も防げます。
安定して弾きやすい状態を保てるギターストラップは、立って弾くときと同様に座って弾くときもパフォーマンスを発揮します。
 

ギターストラップの選び方

しっかりとギターを安定させるためには、適切なギターストラップを選びたいものです。
こちらの記事では、5つのポイントでギターストラップの選び方を解説します。
 

素材のすべり心地

ストラップ部分の素材のすべり心地は、演奏性に大きく影響します。
ギターストラップはギターを安定させることが役割であるため、すべり心地は大事なポイントです。
 
ギターストラップの素材は、主に3種類です。

■革(レザー)製
使い始めは扱いづらく感じるかもしれませんが、すべりにくくて安定性が特徴です。
■ナイロン・ポリプロピレン製
すべりやすく、ロックのような動きのある演奏に適しています。
■布製
安定感とすべりやすさのバランスが取れ、肌触りがよいのも魅力です。

自分の演奏スタイルに合わせて、素材のすべり心地をチェックしましょう。
 

ギターストラップの幅

ギターストラップの幅によって、演奏中の肩にかかる負担が変わります。
 
幅が狭いものはかっこよく見えますが、ギターの重さが肩に集中して体を痛めるかもしれません。
一方の幅が広いストラップは、ギターの重さを分散させて、肩への負担を軽減できるのが特徴です。
 
肩への負担を考えると、おすすめの幅は約5cmです。
 
しかし、ギター関連アイテムは、使い勝手だけでなく自分が気に入ったデザインのものを選ぶことを忘れてはいけません。
もしお気に入りのデザインで幅が狭いタイプだった場合は、ストラップと肩の間に当て布をすると、肩への負担を減らせるでしょう。
 

ギターストラップの長さ

ギターストラップを選ぶときは、長さが一番重要なポイントといえます。
ギターストラップの長さが合わなければ、弦に指が届かなかったり弦を押さえる手が窮屈になったりして、スムーズにギターを弾けません。
 
ストラップの長さは、立って演奏するときに、ギターボディの中心がおへそあたりにあるのがおすすめです。
ロック調の曲は長めでテクニカルな曲には短めのような選び方もありますが、自分の体格やギターのサイズに合わせて弾きやすい長さのギターストラップを選ぶとよいでしょう。
 
一般的なギターストラップにはアジャスター機能があるため、簡単に長さを調整できます。
 

ストラップピンの穴の強度

ストラップピンは、ギターとストラップをつなぐアイテムです。
ギターストラップには穴が空いており、ピンを通してギターと接続します。
 
しかし、ギターストラップを長期間使っていると穴が広がってピンが緩くなり、演奏中にギターがストラップから外れてしまうかもしれません。
 
ギターの落下を防ぐため、ストラップ穴の強度がポイントです。
ストラップ穴が大きくなってきたら新しいものに替えたり、ストラップロックを使ってピンを固定したりして、ギターの安定性を高めます。
 
また、ストラップの穴が補強されているギターストラップを使うのもおすすめです。
 

ギターストラップのデザイン

ギターストラップの適切な幅や長さ、素材のすべり心地などの重要さを解説しましたが、デザイン性も欠かせません。
ギター本体に関して、お気に入りのデザインを選ぶように、ギターストラップも好きなデザインであるかを重視して購入しましょう。
 
ギターを弾くときは一緒にストラップを使うため、それぞれが好みのデザインであれモチベーションも上がります。
 
また、ギターストラップは簡単に付け替えが可能です。
その日の気分や着ている服などに合わせて、ストラップを替えて演奏するのも楽しみの一つです。
 

ギターストラップのおすすめ4選

ギターストラップは、素材の違いによって大きく分けられます。
今回は、ポリプロピレン・ナイロン、コットン、レザーからおすすめのギターストラップを紹介します。
 

Polypro Polylock Guitar Strap/Ernie Ball

Ernie BallのPolypro Polylock Guitar Strapは、すべり心地がよいポリプロピレン素材。
軽量かつ丈夫で耐久性に優れているため、多くのギタリストに愛用されているロングセラーモデルです。
 
スライド式アジャスターで約104cm~約182cmまで簡単に長さを調整でき、ストレスフリーに弾けます。
ストラップの幅が約5cmあるため、長時間演奏していても疲れにくく、快適に演奏を楽しめるでしょう。
 
デザインはシンプルですが、黒だけでなくオレンジやブルーなどのカラーバリエーションが豊富にあります。
コストパフォーマンスが高く、初心者から中級者以上にもおすすめのギターストラップです。
(画像引用元:Ernie Ball Inc.
 

Auto Lock Nylon Guitar Strap-Black/D’Addario

D’AddarioのAuto Lock Nylon Guitar Strap-Blackは、ロックのような動きながらの演奏に適しているナイロン素材です。
 
幅は約5cmで、長さは約76cm~約140cmまで自由に調整可能。
ストラップは自動ロックシステムで素早く装着しつつ、不意にギターがストラップから外れるのを防ぎます。
 
ギターのエンドピンに、ストラップのエンド部分をスライドして装着させるシンプルな設計が特徴です。
さらに、柔軟性のあるナイロン素材による快適なフィット感で、弾きやすさも実現されています。
 
ロックやポップ、ブルースなどの多様な演奏スタイルに対応し、幅広い場面で活躍するでしょう。
(画像引用元:D’Addario & Co.
 

Signature Cotton Series MSSC8-BLK Black/Levy’s

Levy’s Signature Cotton Series MSSC8-BLK Blackは、肌触りのよいコットン素材。
快適さと耐久性を兼ね備えたギターストラップで、長時間の使用でも疲れにくく演奏を楽しめるでしょう。
 
エンド部分には厚みのあるレザーを採用し、ギターとの接続がしっかりしているため、安定感が魅力です。
ストラップの長さはスライド式で調整できるため、演奏性も問題ありません。
 
MSSC8-BLK Blackは黒を基本に、「Levy’s」のロゴが付いているシンプルなデザイン。
ギターストラップ選びに迷ったら、1973年から高品質なストラップを製作しているLevy’sを購入してはいかがでしょうか。
(画像引用元:Ishibashi Music Corporation.
 

Broken-In Leather Straps/Fender

FenderのBroken-In Leather Strapsは、丈夫で固定力が魅力的なレザータイプです。
表地は本革をオイルフィニッシュ仕上げし、裏地は2mm厚の本革でヴィンテージ感のある見た目が特徴です。
 
長さの調整機能はもちろん、ストラップの幅が約6.3cmもあるため、他のギターストラップよりも肩への負担が軽く感じられるに違いありません。
そして、レザー特有のすべりにくさを誇り、安心して長時間の演奏を楽しめます。
 
クラシックなロックやブルースなど、幅広いジャンルの演奏スタイルにおすすめです。
高級感のある質感や見た目の美しさで、機能性も優れているため、長く愛用できるでしょう。
(画像引用元:Fender Musical Instruments Corporation.
 

まとめ

今回は、ギターを安定させて弾くためのギターストラップについて解説しました。
ストラップの幅や長さを考えつつ、自分のお気に入りのストラップでギターをカスタマイズしましょう。