2024.06.21
ギターライフには、ギターケースが重要な存在です。
「ギターケースをどう選んだらいいのかわからない」
「おすすめのギターケースを知りたい」
という方に、ギターケースの種類や選び方を解説します。
まずは、ギターケースの役割をお伝えしましょう。
ギターケースの役割は、主に2つです。
バンド仲間との練習やライブハウスでの演奏など、家以外でギターを弾く場面は多くあります。
そんなときに、ギターケースを使って持ち運びます。
また、ギターの保管で大きな役割を果たすのがケース。
温度や湿度、衝撃などから守ります。
大切なギターを長く使うためには、欠かせないアイテムです。
ギターケースには4種類あり、それぞれに特徴があります。
種類によって、ケースの保護性や可搬性、価格などが変わります。
ナイロン素材で、4種類の中で最も軽量なのがソフトケース。
肩紐が付いており、持ち運びに便利なタイプです。
しかし、クッション材があまり使われていないため、外部からギターへの衝撃に注意してください。
低価格で購入できたり、使わないときは折り畳めたりするのが、ソフトケースのメリットです。
ソフトケースに比べて、クッション材に厚みがあるタイプです。
柔らかめの作りですが、強度の高い布や緩衝材により、ギターへの衝撃が軽減されるでしょう。
取手で持ったり、リュックのように背負ったり、持ち運びにも便利なところがおすすめ。
また、ギグバッグにはポケット付きが多く、ギターストラップやシールドなどもセットにできるのが嬉しいポイントです。
ソフトケースとハードケースの中間的存在で、ギグバッグよりも頑丈に作られているケースです。
それでもハードケースに比べると軽量設計のため、持ち運びに問題ありません。
強度を高めるために樹脂製の板を使用し、多少は高価格帯ですが、保護性と可搬性に優れています。
ギターを守りつつ、電車や自転車などでの移動にも活躍するでしょう。
4種類の中で、最も頑丈なタイプです。
ギターをしっかりと守るために木材や樹脂などで作られ、ケース自体の重量があります。
密閉度の高いハードケースの中に湿度調整剤を入れると、温度や湿度からも守れます。
重量があるため、一般的なハードケースには肩掛けの紐が付いていません。
他の種類よりも高価格ですが、ギターをしっかりと守れるのが大きな魅力です。
初心者が気になるのは、ギターケースの選び方でしょう。
選ぶときに注目するポイントは4つです。
日常的にギターを持ち運ぶ機会が多い場合は、軽量で便利なソフトケースやギグバッグがおすすめです。
リュックタイプのケースは、両手が自由に使えるのも魅力です。
ソフトケースは、できる限りクッションが厚めのものを使いましょう。
一方、家での保管がメインであれば、ハードケースが最適です。
ケースを選ぶときは、自分が普段使っているギターの種類も考えます。
ここでいう種類はアコギとエレキで、それぞれに合ったケースでないとギターが入りません。
アコギはボディ内部に空洞があるため厚く、アコギ用のケースは分厚いのが特徴です。
一方、エレキ用のケースは一般的に薄く作られています。
ギターのサイズにふさわしいケースを使いましょう。
安すぎるとクッション材がなく、軽い衝撃でもギターを傷付けるかもしれません。
逆に、ギターの保護性が上がれば価格も高くなります。
大切なギターは、多少お値段が上がってもしっかりと守りたいですよね。
ギターで演奏の幅を広げるためには、肩に掛ける「ストラップ」や周辺機器とつなぐ「シールド」など、さまざまなアイテムを使います。
ポケット付きやストラップ付きのケースであれば、上記のようなアイテムもギターと一緒に収納できます。
ギターの演奏に使うアイテムや楽譜などをセットで、ケースにて保管や持ち運びできるのは嬉しいですね。
それでは、おすすめのギターケースを4つ紹介します。
ソフトケースのおすすめは、E.D.GEARの「ESC-10」。
「E.D.GEAR」は、島村楽器オリジナルブランドです。
アコギ用とエレキ用のそれぞれが販売されています。
「ESC-10」は初心者に優しい価格設定で、気軽に購入できます。
ESCシリーズは4種類あり、品番によってケースに使われるクッションの厚さが変わります。
島村楽器の店頭やオンラインショップにて、購入しましょう。
(画像引用元:島村楽器株式会社)
ギグバッグでおすすめは、MONOの「M80-EG」です。
大切なギターを守る丈夫さと、持ち運びの快適さを実現したケース。
外部には高い耐久性の素材、内部は柔らかい手触りの生地を使っています。
またおしゃれなデザインと高い保護性が、おすすめのポイントです。
また、完全防水ではありませんが、耐水性によって小雨程度は心配ないでしょう。
縦置き時の底部にもクッションがあり、あらゆる場面でギターを守ります。
エレキの保管や持ち運びで、重要な役割を果たすでしょう。
「M80-EG」は、オンラインショップにて購入可能です。
(画像引用元:Vista Musical Instruments LLC)
セミハードケースのおすすめは、HOSCOの「AC-0700」。
外部に1680デニールのナイロンを使用して、あなたのギターを守ります。
高級感のあるデザイン性や高密度のウレタンフォームによる軽量化も、「AC-0700」の魅力です。
ギターケースを背負うと、移動時にケースの上端が扉に引っかかってしまうこともあったかもしれません。
しかし、「AC-0700」は、頭部よりもケースが上に出ないように設計されているのは大きなポイントです。
両手が空く自由さやギターを守る頑丈性、移動時の安全性も備えているギターケースです。
大きめのポケットが特徴の「AC-0700」は、オンラインショップにて購入できます。
(画像引用元:株式会社ホスコ)
ハードケースのおすすめは、SKBの「1SKB-66」です。
アコギよりも薄型なエレキ用のケース。
長方形のデザインで、縦置きや重ね置きにも対応しています。
また、一般的に右利き用のギターが多く、ギターケースも右利き用が基本です。
しかし、「1SKB-66」は左利き用のギターでも利用できるのが嬉しいポイント。
頑丈なハードケースでありながら、本体の重さは約4.5kgで、比較的軽量のタイプです。
外部と内部、それぞれが重厚感のあるデザイン性も魅力です。
大切なエレキを温度や湿度、強い衝撃などからしっかりと守りたい方は、オンラインショップにて「1SKB-66」を購入してはいかがでしょうか。
(画像引用元:株式会社モリダイラ楽器)
今回は、ギターケースの種類や選び方を解説しました。
保管や持ち運びに便利なケースを使い、より快適なギターライフを楽しみましょう。