2026.08.31
DigOut連載とはー?
数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!
Curated by 遊津場
(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)
21世紀型ロックバンド・トンボコープが全国6カ所を巡るツアー『LANDMARK』を開催します。9月27日の仙台を皮切りに、ファイナルは渋谷クラブクアトロとなっています。
そのツアータイトルとなっている楽曲『LANDMARK』も配信され、MVも公開されました。
昨年メジャーデビューし、1st Full Album『Fandom』は、19曲入り70分という最近のロックバンドには珍しいくらいの大作。雪村りん(Gt.Vo)と林龍之介(Dr)という2人のソングメイカーの魅力が存分に詰まっていますし、このバンドの武器はリスナーの心情を通すと、どの角度から見ても色合いや輝きが変わって美しく光る、ガラス玉のような創作力だと感じました。
私もかつて2023年2月に自分のイベントに誘ったことがあって(残念ながら当日体調不良でキャンセル)、当時からその玉虫色の創作力はピカイチでした。その数カ月後に『Now is the best!!!』が大きく広まって、いろんなメディアで今もこの曲を軸に語られるのは嬉しさの反面「いやまぁ本当に数ある一面の1つに過ぎないんだけどな…」と少し悶々とする気持ちもありました。
そんな彼らの最新作『LANDMARK』は、肯定力がビックリするくらい高い楽曲でした。しかも『Freeedom!』は同じ目線から放たれるポジティブパワーで寄り添うように感じましたが、今作は“道標”の創造主としてあなたの全てを見るために、良い意味で上へ抜け出して、その目線から〈君は君でいて 変わらないでよ〉と歌を光のように降り下ろすのが、その高い肯定力を引き出していて、かつ今の彼らに合っていると感じました。それはいろんなクリエイティブやライブを経験をして「ロックバンドって、やっぱり憧れの存在や救世主的な存在だよね」という原点を思い出させるような力が、今のトンボコープには確立してあると感じさせたということです。そして生まれたのはライブで笑顔で盛り上がること間違いないロックナンバーです。
結局何が言いたいかと言うと、トンボコープはあなたの思っているよりも次のステージに進んでいて、今改めて押さえるべきロックバンドという気がしてならないということです。それに気付いてくれるのは君じゃないといけない理由がこのツアーにはあります。
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