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ギターは種類が豊富!エレキとアコギの違いや選び方を解説

2024.04.03

「新しい趣味でギターをやってみよう」「憧れのアーティストみたいにギターを弾きたい!」ギターを始めるうえで一つの関門ともいえるのが、ギター選びです。

そこで、ギターにはどんな種類があるのか、徹底解説します!

ギターの種類と音の違い

ギターと一口に言っても、さまざまなギターの種類があります。

ギターの種類の多様性

ギターの魅力の一つが、その手軽さ。
ギターケースに入れて持ち運びができるため、自宅やライブハウスはもちろん、屋外でもギターの演奏が可能です。

また、ギターは様々な音楽スタイルに合わせて活躍する楽器です。
アコギ(アコースティックギター)でのクラシックやフォークスタイルから、技術の進化によって音を変えるエレキ(エレキギター)も誕生しました。

エレキではロックやヘヴィメタルなど、演奏者のニーズに合わせて幅広い音色を奏でられます。

アコギとエレキの違い

アコギとエレキの違いは、主に4つです。

■ 弦の太さ
ギターは弦を押さえたり弾いたりするため、弦の太さは演奏に直結しています。
エレキはアコギよりも弦が細く、初心者は弾きやすいと感じるでしょう。

■ 生音の音量
アコギには本体ボディ内部に空洞があり、単体で大きな音を出せます。
一方のエレキは、弦を弾く振動を電気信号としてアンプにつないで音を増幅させます。
ギター単体の音は、アコギよりも小さいのが特徴です。
■ギター単体で音を出せるかどうか
アコギは本体のみで音を出すように作られているので手軽に演奏できます。
エレキには音を出すためにアンプやエフェクターなどの機材が必要で、一般的に単体で演奏しません。

■ ジャンルや曲調

アコギはクラシックやフォークなどのジャンルに適しています。
ロックやメタルなどの音を出したいときには、エレキを使いましょう。
エレキはアンプやエフェクターなどを使って音を調整できるのが、アコギにはない強みです。

エレキギターの種類

演奏の幅があるエレキは、大きく3種類に分けられます。

■ ソリッドギター
エレキの王道ともいえるタイプで、初心者におすすめ。
ボディに音を響かせるための空洞がなく、単板か合板で作られています。硬質なサウンドは音の伸びがよく、エフェクターの音響的な効果を出しやすいため、ロックの演奏に適しているでしょう。

■ フルアコ
アコギのように板を張り合わせて、ボディに空洞があるタイプ。
ボディにエレキ用のマイクが付いており、アンプを使わなくてもある程度の生音が出ます。
ソリッドギターにない甘い音色が特徴ですが、音量が大きいとハウリングすることもあるでしょう。
ボディに空洞があるからこそ、低音の存在感や太いサウンドが出せるのが強みです。

■セミアコ
ソリッドギターとフルアコの中間のようなタイプ。
フルアコよりもボディが薄く、内部の中央に木材が詰められているため、空洞部分も少ない構造です。
セミアコはある程度ガッツのある音や甘い音など、幅広い演奏に活躍するギターのタイプです。

7弦や8弦もある?多弦ギターの世界

一般的なギターは弦の本数が6本です。
しかし弦の数が7本や8本のもの、逆に6本よりも少ないギターがあることをご存知でしょうか。

多弦ギターの特徴

弦の多いギターのうち、よく使われているのが7弦ギターです。
弦が1本追加されることで、6弦ギターよりも低音を出せます。
7弦ギターは1990年代以降に、ロックやヘヴィメタルなどの曲で使われることが増えました。

また、7弦ギターにもう1本低音を追加した8弦ギター、さらに1本追加した9弦ギターもあります。
多弦ギターのなかには、12本の弦が張られたギターも存在します。
弦を追加するときは、一般的に低音側に弦を増やします。

多弦ギターは音の自由度も増しますが、その分演奏の難易度も上がるでしょう。

4弦のギターも存在する

多弦ギターとは反対に、本数が少ないギターもあります。

弦が主に4本のものに「ベースギター」があり、一般的な6弦ギターと見た目はよく似ていますが、弦は長くて太く、ギター本体も長いのが特徴です。
弦が少ないことで音域は1オクターブ低くなります。

ベースギターは重厚感ある低音を提供して「ボトムを支える」といわれています。
バンドにおいては、打楽器のドラムとあわせてリズムをとる役割です。
曲を演奏するときに、縁の下の力持ちといえるでしょう。

ギターの選び方のポイント

初めて買うギターはどんなものを選べばいいか悩みますよね。そこで、選び方のポイントを説明します。

定番のおすすめギター

初心者にとって、定番のギターは間違いのない選び方です。

■ ストラトキャスター(エレキ)
Fender(フェンダー)社のギターです。
1954年から愛されており、エレキの王道といえる存在。
歯切れがよく、多彩なサウンドを奏でます。

■  テレキャスター(エレキ)

こちらもFender(フェンダー)社のギターです。
1950年頃から親しまれており、ソリッドボディが採用されています。
くっきりとした音色で、ポップスやギターボーカルに向いているでしょう。

■ レスポール(エレキ)

ギブソン社とエピフォン社で販売。
アコギをコンパクトにした外観のレスポールは、1950年代に登場しました。
太く甘い音が特徴で、低音や中音域を奏でます。

■ ドレッドノート(アコギ)

MARTIN(マーティン)社が世に輩出しました。
くびれが浅く、大きなボディが特徴です。ボディ内部の空洞が大きいため、深みのある音を出せます。
シンガーソングライターがよく使うギターで、目にすることが多いでしょう。

好きなアーティストで選ぶ

「ギタリストに憧れてギターを始めた」という場合は、好きなアーティストでギターを選ぶのも1つです。
インターネットで「アーティスト名 使用ギター」のように検索すると、ギター名がわかることも多いです。
もし高額なものだったときは、近いモデルを選ぶのもいいでしょう。

好きなアーティストと同じギターや似たギターを使っていると、モチベーションが高くなりそうですね。

迷ったらエレキギターを買おう!

アコギかエレキかも迷うときは、エレキがおすすめ。
理由は「弾きやすさ」と「練習のしやすさ」です。

エレキの弦が細くて弾きやすいのは、初心者にとって大きなポイントです。

また、アコギは生音の音量が大きく、集合住宅では向かない場合があります。
エレキはアンプにつないで弾くため、音量をアンプで調整できます。
ヘッドホンを使えば音を出さずにすむので、自宅でも近所に迷惑をかけずに練習できるでしょう。

まとめ

今回はギターの種類や選び方のポイントを解説しました。
ギターは様々な種類があるため、選ぶ楽しさや奥深さが魅力の楽器です。

お気に入りの1本を選んで、ギターを楽しく演奏しましょう。

(画像はイメージです)