Interview
独自の世界観で「かっこいい女性」を歌う。3人組ガールズバンド「おどるアナグマ」
2024.12.06
結成1年半にも関わらず、E.Pを1枚、シングルを3枚リリースし、ライブハウスを中心に、精力的に音楽活動を行っている「おどるアナグマ」
東京と千葉を拠点とし、2025年の1月23日(木)には Sound Stream sakuraと共同企画で「The origin」を開催予定。
どこか懐かしさを感じるメロディーと透き通ったボーカルの声が魅力のバンドだ。
今回は、そんな独自の世界観でファンを魅了し続ける彼女たちに結成経緯や楽曲へのこだわりなどをインタビューした。
ライブハウスが出会いを繋げた
あずき(Dr) Tokimi(Vo/Gt) ゆみか(Ba)
――結成したきっかけは?
あずき(Dr):
千葉県佐倉市にあるSound Stream sakuraで行われていたバンドの懇親会でTokimi(Vo/Gt)と出会いました。出会った頃にお互いバンドをやりたい気持ちはあったんですけど、まだ結成できていなかったので「バンドやろうよ」と声を掛けたのがきっかけです。
――元々お知り合いだったんですか?
Tokimi(Vo/Gt):
その時初めて知り合いました。私はソロで弾き語りをしていて、あずき(Dr)は他のバンドでドラムをしていて、接点が全くなくて初めましてでしたね。懇親会の時はノリというか、口約束程度な感じで。
あずき(Dr):
後日Sound Stream sakuraで開催されていたフェスをお互い見に来ていて、そこで「本格的にやろうよ」と話し合いました。
ゆみか(Ba):
私は前にやっていたバンドが解散したタイミングで、同じ世代のガールズバンドのメンバー募集をネットで探していて、ちょうどベーシスト探しに難航していた2人の募集を見て連絡して加入しました。
奇跡的な出会いは続く
――バンドをきっかけに出会った3人なんですね。
Tokimi(Vo/Gt):
特にゆみかさん(Ba)の加入のタイミングが奇跡的だったね。
あずき(Dr):
ライブが待ちきれなくてベースが決まってない状態で、先にレコーディングしたり、ライブの日程も決めていたんですよね(笑) 最初に会って音あわせした時に「実はライブ決まってるんだよね、出てほしい」って無理やりお願いして。
ゆみか(Ba):
とりあえずサポートという形でライブを出演して、その日の打ち上げで「じゃあやろうかな」ってヌルッと入った形です(笑)
コンセプトは「強く、かっこいい女達」
――バンドのコンセプトはありますか?
あずき(Dr):
英語の曲だったり、日本語の曲だったり色々な曲があるんですけど、一貫して「強く、かっこいい女達でありたい」というのはありますね。
Tokimi(Vo/Gt):
特に私が日々過ごしていて色んなものに対して「負けたくない」という思いを抱きがちで、それを楽曲に反映させられているのかなと思います。私自身同じジャンルを聴き続けることが得意ではないことと、聴いている人に「楽しいな」と思ってもらいたいので、曲調や英詞など楽曲にこだわっています。
――「おどるアナグマ」の「強い女性」というのはどのようなイメージですか?
あずき(Dr):
「自分を持っているという強さ」ですね。ブレない強さみたいな。
Tokimi(Vo/Gt):
自分自身もコンプレックスがあって、それを気にして生きてきた経験もあったりして、産まれ持ったものを「おかしい」とか「変だ」と思わない価値観を持った世の中になったらいいなと思っているのでそういった部分も音楽で伝えらたらいいなと思いますね。
家族からの勧めでオリジナルを制作した
――楽曲の世界観が独特で特徴的だと思うのですが、世界観に関してはこだわってつくられているのか、自然体のメンバーで作り上げているのかどちらでしょうか?
あずき(Dr):
どっちもあると思いますね。
Tokimi(Vo/Gt):
MVとかは自分たちで考えているところはあるんですけど、全部を考えて制作しているわけではないですね。
ゆみか(Ba):
無理して作っているわけではなくて、自然とそういった感想を言ってもらえますね。
――楽曲を制作する上でのこだわりはありますか?
Tokimi(Vo/Gt):
常に1曲前に作った曲と違う曲調にすることで同じ曲にならないようにを意識しています。
――初めて曲を作ったきっかけは?
Tokimi(Vo/Gt):
弾き語りでライブに出演するのが決まった時に、家族から「曲作って出てみれば?」とアドバイスをもらって、やり方とかも分からない状態で作りました。
――作詞の世界観も印象的ですが、歌詞は実体験が多いのでしょうか?
Tokimi(Vo/Gt):
実体験とそうじゃないものの半々くらいですね。自分の経験も含めて、人間の弱さについてのテーマが多いです。
見た目のこだわりを強く持つこだわりの機材達
憧れがきっかけで手に入れたギター
Tokimi(Vo/Gt)
ギター:Epiphone ES-335
Tokimi(Vo/Gt):
完全に見た目で選びました。兄弟が横山健さんが好きでよく聴いていて、健さんが弾いているギターを見て「このギターかっこいい」と思って、ほぼギターが弾けない時期だったんですけど買いましたね。
使用機材
Line 6 / HX Stomp マルチエフェクター
Tokimi(Vo/Gt):
エフェクターを集めて音作りをしていくのがコストがかかってしまうのと、お店でエフェクターの試奏をするのが少し苦手なので、これ1台で音作りが完結するのと、色々な音色が試せるので重宝しています。
新しい挑戦がベースを始めたきっかけ
ゆみか(Ba)
ベース:Fender JAZZ BASS
ゆみか(Ba):
コロナの時期になにか新しいことを始めようと思っていた時にベースを始めようと思って白系のベースが欲しくて見た目で選びました。3年ちょっとくらい使っています。ネックの太さがちょうどよくて弾きやすいです。
使用機材
① BOSS / BB-1X Bass Drive
② ZOOM / MS-60B
③ AGUILAR / TLC Compressor
ゆみか(Ba):
基本の音作りはマルチストンプのアンプシュミレーターを使っています。曲によって歪みを強くしたり、ゴリゴリにしたい時にbass driverを使っています。
定番を自分色に変えるドラム
あずき(Dr)
スネア:LUDWIG
ペダル:PEARL
シンバル:SABIAN
あずき(Dr):
ラディックの「ロックバンドといったらこれ」というような定番のスネアです。どの曲にも合うようないい音のするスネアですね。ペダルも定番のものですね。ツービートを踏めるようになりたくてこのペダルを買いました。変えたらツービートが踏めるようになりました。SABIANは伸びがあるシンバルで、対バンしたドラマーの方からもよくシンバルの質問をしてもらえるので、いい音が鳴っているんだと思います。お気に入りです。
年明けに起源の場所で企画を開催
――年明け1月23日(木)にSound Stream sakuraと共同企画を開催するとのことですが、見どころを教えてください。
ゆみか(Ba):
企画名が「The origin」で、「おどるアナグマ」が始まった起源の場所だと思ったので「The origin」を企画名にしました。
あずき(Dr):
Tokimi(Vo/Gt) も弾き語りをしていたり、私もホームがサンストだと思って成長していったので、2024年は東京で修行をして、年明けの1月23日に2024年の集大成をぶつけるつもりなのでめちゃくちゃ気合い入っています。
――ライブ中に見えているお客さんはどんな様子なのでしょうか?
あずき(Dr):
真剣に聴いてくれている人が多いと思いますね。個人的にはその中で太陽みたいな存在になって、シリアスな曲の中でも明るい印象を持ってもらって、ライブを楽しんでもらいたいと思ってドラムを叩いています。
来年はさらに「おどるアナグマ」の世界観を広げる
――今後のリリース予定などはありますか?
Tokimi(Vo/Gt):
具体的なリリース日は決まっていないんですけど、絶賛楽曲を製作中です。
来年の活動に期待していただければと思います。
メンバーにとって「おどるアナグマ」とは
――自分たちにとって「おどるアナグマ」を一言でお願いします。
Tokimi(Vo/Gt):
私の一部です。曲も活動も切り離すことができないものです。
ゆみか(Ba):
人生最後のバンドです。
あずき(Dr):
生きがいです。
ライブ情報
1月23日(木) Sound Stream sakura共同企画 “The origin”
1月30日(月)Sound Stream sakura 年末COUNTDOWN PARTY 2024→2025 Day2
✖️
おどるアナグマ
2025.01/23 (木)
↪︎op/st 18:00/18:00
来場ticket:¥2,500
【TIGET予約/取り置き】
https://tiget.net/events/355285
CUTMANS/mari/SAIHATE/Halujio
各種SNS
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