Interview
憂鬱や孤独に寄り添うロックバンド。大阪発の『窓際ぼっち倶楽部』
2024.11.07
素顔を隠して活動を続け、SNSでも独自の世界観を広げている謎の多いバンド『窓際ぼっち倶楽部』。
11/6(水)にリリースされた「限界です!」を始めに「憂鬱だ!憂鬱だ!憂鬱だ!憂鬱だ!憂鬱だ!」などのユニークな曲名からは想像できないような本格的なサウンドを鳴らし、独特なアレンジが魅力的だ。ライブパフォーマンスでも多くの音楽好きが虜になっており、大阪発であるにも関わらず、東京でも企画ライブを開催している注目のバンドだ。
今回は素顔を明かさず、ライブハウスを揺らす彼らを取材してみた。
『窓際ぼっち倶楽部』のコンセプトとこだわり
奥左から
MOTHER(Ba) はまぴよ(Dr) おしゃれぽっぷ(Gt)
手前左から
束束(Vo) 城島大地(Vo/Gt)
結成の経緯を聞いたところ、「動物園で出会った」や「ディスカバリーチャンネル内で出会った」という回答だった。
その真偽が不確かな結成経緯からも分かるように、謎に包まれている4頭と1台に対して、とても興味がそそられる。
「ぼっち」を感じている人へ向けて
――『窓際ぼっち倶楽部』のコンセプトは?
束束(Vo):『窓際ぼっち倶楽部』は「憂鬱系ロックバンド」をコンセプトにしていて、日々の憂鬱だとか、孤独感の「ぼっち」を感じる人たちに向けて音楽を作っています。
ありふれたものは使わない。
――『窓際ぼっち倶楽部』の楽曲のこだわりは?
城島大地(Vo/Gt):できるだけ分かりやすいメロディで、できるだけ分かりやすい言葉で。でも、ありふれたメロディや言葉ではない『窓際ぼっち倶楽部』にしか作れない曲にすることにこだわっています。
――アレンジのこだわりは?
MOTHER(Ba):城島からもらうデモはメロディと歌詞とドラムのビート感をもらって、メロディの抑揚感や、歌詞のダークな部分を活かしつつアレンジをしているんですけど、他のバンドがするようなアレンジはしないように意識しています。
MOTHER(Ba):『窓際ぼっち倶楽部』でしか聴けないサウンドを常に考えていますね。
普段の『窓際ぼっち倶楽部』とは
――普段のメンバーはどのような関係?
おしゃれぽっぷ(Gt):結成した時にまず「敬語をやめよう」って話をして、そこで一気に距離が縮まったというか、無礼が許されるようになったというか(笑)
おしゃれぽっぷ(Gt):東京へライブに行ったりとかスタジオに行ったりとかの移動を共にすることが多くて、ずっとふざけ合ったりしていて、みんな仲良くやっていますね。みんな個性は強いですけど(笑)
掘り出し物もユニーク
――最近買った掘り出し物はありますか?
城島大地(Vo/Gt):『ダウ90000』という8人組のコントユニットの大阪単独公演で売られていたグッズで、DVDをレンタルした時に渡されるTSUTAYAみたいな鞄ですね。開け心地もTSUTAYAにそっくりで、めちゃくちゃ気に入っていますね。