Interview

優しさと親しみを込めた個性溢れるJ-POPバンド『wapiti』

2024.10.04

それぞれのルーツが作る「こだわり」の機材たち

最初は一耳惚れ？

織田龍紀(Vo.Gt)　

使用ギター：Taylor 314

織田：僕は元々ずっとピアノやっていて、ギターはコロナ期間くらいからやり始めたので、音の良し悪しがあまり分からなかったんですけど、こいつに初めて一目惚れではなくて、一耳惚れ？して(笑)

織田：初めて聴いた時に鳥肌が立って、煌びやかではあるんですけど、シャープな音というよりは、暖かみがあるというか下から支えるような音がすごく僕にはピンときました。歌をメインで曲を作るので、繊細で暖かく、歌を邪魔しないような音がすごく好みだったので、即決で購入しました。

バンドスタイルを切り開くバイオリニスト

ハーマン・チャン(Vn)　

使用バイオリン：The Realist　エレアコバイオリン

ハーマン：エレアコのバイオリンです。エレアコバイオリンって最近まで存在してなかったんですよ。普通のバイオリンかエレキのバイオリンしかなくて、普通のバイオリンでバンド形式の中に入ってマイクを通すとすごくハウリングを起こしてしまうデメリットがあって、エレキのバイオリンは表現の幅が狭くなってしまっていて。

ハーマン：このバイオリンに行き着くまで結構時間がかかってしまっていて、バンド経験もなくて、バンド内でのバイオリンのことを聞ける人も周りにはいなかったので、結構試行錯誤してたんですけど、３週間前にバイオリンのお店の店員さんにおすすめされて購入しました。

使用機材

ZOOM HX-4

ハーマン：色々な種類のエフェクトがある中でバイオリン専用の音色も搭載されてるんですよ。バイオリンのEQが搭載されてるのが魅力ですね。

クラシックを持ち運ぶ

吉村瑠莉(Key)　

使用キーボード：YAMAHA NP-32

吉村：元々クラシックピアノをやっていましたが、外で演奏する時は家で弾いているピアノと違うピアノというのが当たり前の感覚でいました。

吉村：これはバンドを始めて、路上ライブをする時に選んだ鍵盤です。YAMAHAは昔から馴染みがあるのと、鍵盤数も多く、膝の上に乗せて弾いたり、公園や外に身軽にふらっと背負っていけるのもとても気に入っています。

ドラム講師のこだわりのセッティング

工藤健介(Dr)

工藤：金物は全て持ち込みですね。場合によってはドラムセットごと持ち込むこともあります。

使用ペダル：DW9000 XF

工藤：滑り止めでテープを貼ってます。ビーターはちょっとだけ長めにしてます。

使用スネア：DW Design Series

工藤：最近日本でも販売するようになったんですけど、僕はこれ欲しくて8年前に個人輸入したんですよね。裏面やスナッピーとか結構色々変えてます。最近導入したのはミュートで、プロの人は結構使い始めてるんですけど、スネアウェイトという会社のミュートなんですけど、場面に応じてミュートを簡単に調整できるのですごい優れものです。

『wapiti』がこれから目指す場所

ーー今後wapitiが目指しているビジョンや目標はありますか。

織田：描いてる目標は2つあります。まず1つ目は色々な人に見てもらっている中で、地方の人からもメッセージを貰ったりするので、その人たちにライブを届けたいなという風に思ってます。なので、全国でツアーをすることが2025年の目標です。

織田：2つ目がwapitiの単独ワンマンライブですね。まだ企画したことがないので、2025年のワンマンライブを開催したいなと思ってます。

シングルリリース予定&ライブ告知

ーー最後に告知をお願いします。

工藤：10月に新しいシングルがリリースされる予定です。また、10月12日に埼玉のさくらタウンという商業施設で行われる武蔵野ビールフェスに出演させていただきます。ぜひ、お近くの方いらっしゃったらぜひ来てください。よろしくお願いします。

https://tokorozawa-sakuratown.com/event/saitama-musashino-beerfes24a.html

吉村：また、11月17日にさいたま市文化センター小ホールで開催される「さいたま夢KANA音楽祭2024」に出演します。実は去年こちらのイベントで行われるバンドコンテストthe登竜門でグランプリを獲得しました。ことしは17代目グランプリとして出演することになりました。ゴダイゴのタケカワユキヒデさんとの共演もあるので、興味がある方はイープラスで検索してみてください。

https://eplus.jp/sf/detail/4183300001