Interview

若者の背中を押すロックバンド「Hello Hello」に注目!楽器への熱い思いに迫る

2024.07.05

2018年に結成された、奈良発の3ピースロックバンド「Hello Hello」。

「ひとり一人に寄り添う音楽を」を掲げ、ワンマンライブを開催したり地上波番組のテーマソングに楽曲が起用されるなど、注目を集めている。

若者世代から支持を得る彼らに、普段の素顔や曲作りのこだわりを聞いた。

Hello Helloってどんなバンド?

メンバーは写真左から、たくみ(Dr.)ヤナギ(Vo.&Gt.) ともひろ(Ba.)の3人。
優しい関西弁で話す彼らは、奈良が活動拠点だ。

音楽スタジオ「Studio Sola」が3人の聖地

もともと友人関係だったヤナギとともひろが一緒に通っていた奈良県の音楽スタジオ「Studio Sola」。
そこで働く幼馴染のスタッフを通してたくみと出会ったことが、バンド結成のきっかけだという。

スタジオからも見える奈良の観光名所「若草山」は、彼らが初めてのアーティスト写真を撮影した場所だ。
当時のことを振り返って、彼らは感慨深く言う。

(たくみ)「めっちゃ登るの大変やったな」
(ヤナギ)「走って登ったよな」
(ともひろ)「ありえんくらい走ったよな(笑)」

若者の心をつかむラブソング

ーーHello Helloのコンセプトは?
(ヤナギ)「基本的にラブソングが多いですね。誰かの背中を押すような楽曲も書きますが、コンセプトは『となりにいる人を大事に思う』といった感じです」

ーー素敵なコンセプトですね。メインのターゲットは、どんな方々ですか?
(ヤナギ)「恋をするすべての人だけでなく、日常で悩んでる人ですね。ライブに来てくれるお客さんは女性が多かったんですけど、最近は男性もいますね。比率的にどうなるかな」
(ともひろ)「実際は女の子の方が多いとは思うけどね。10代や20代前半とかね。でも、幅広い層に聴いてほしいですね」

ーーHello Helloのアピールポイントは?
(たくみ)「ボーカル(ヤナギ)の歌声ですね!以前、YouTubeのコメント欄に『喉に2人の人間が住んでるみたい』という書き込みがあったんですけど、そこは僕たちが誇れる個性だと思っています」

常識にとらわれない曲作り

多くの若者から共感を得ている「Hello Hello」は、どのようにして曲を作っているのだろうか。

Hello Helloの曲作り方法は珍しい?

ーー作詞作曲は、どなたが担当されているんですか?
(ヤナギ)「基本的に僕がやっています。アレンジ面は、みんなでやっているので曲を完成させるのは3人です」

ーー曲の作り方やこだわりについて聞きたいです。
(ヤナギ)「常識にとらわれない作り方ですかね。基本的には僕の弾き語りデモからバンドでアレンジを詰めていくんですが、変わっていると言われたのは、たくみに(ドラムの)リズムパターンをいっぱい作ってデータで共有してもらい、それをつなぎ合わせて楽曲を作ることがあることですね。

と言うのも、3人でいろんな作り方をしたいなって話をした時期があるんです」

アイデアが浮かんだら一気にシェア

ーー楽曲は、どのくらいの頻度で出していますか?
(たくみ)「頻度で言えば3~4ヶ月に1回くらい。アルバムだったり、シングルだったり、EPだったりと何かしらリリースしていますね。ヤナギさん、何曲かまとめて送ってくるんで・・・(笑)」
(ヤナギ)「確かに最近も6曲くらいいっきに送ったな(笑)」