Interview

世田谷発ロックバンド「夜と同時に、動き出す。」メンバーの素顔と機材のこだわり

2024.05.20

東京都世田谷区発のロックバンド「夜と同時に、動き出す。」
一風変わったバンド名に、一度聴いたら記憶に残るメッセージ性の強い楽曲の数々。
今回は、バンド立ち上げの背景や今後の展開、メンバーの機材について語ってもらった。

世田谷にある高校の思い出を曲に

バンドの顔とも言えるボーカルギターのGenta(ゲンタ)は19歳。
ロングヘアと優しい瞳が特徴だ。
また、ベースのよねた、ドラムのイシカワトワがメンバーとしてバンドを支えている。

バンドのコンセプトや経緯

――「夜と同時に、動き出す。」のコンセプトや結成した経緯を教えてください。
(Genta)「コンセプトは『世田谷発ロックバンド』。僕が軽音部で「夜と同時に、動き出す。」を組んだのが、世田谷にある高校に通っているときでだったんです」

――地元も世田谷区なんですか?
(Genta)「出身は大田区なんです(笑)。 高校時代を世田谷区で過ごしただけでなく、今でも世田谷区へ行ったりしてるので思い入れのある土地なんですよね。『世田谷区での思い出を曲にできたらな』という思いで曲を作っています。世田谷区を代表したいんですよね」

――元々はドラム出身だそうですね。
(Genta)「元々僕はドラムやってたんですが、高校の時にメンバー全員が抜けることがあって。でも同じバンド名で続けたかったので、自分がボーカルになりました」

――作詞作曲はどなたが担当しているんですか?
(Genta)「全部自分でやってますね。オリジナル曲は全部で20くらいあります」

不器用さの中にあるかっこよさ

他のバンドとの違いや、好きなミュージシャンについての話も聞いた。

好きなバンドはブルーハーツ!

――他のバンドと比べて、ここが違う!というポイントや強みはありますか?
(Genta)「基本的に僕ら不器用なんで、それを全面に出すというか。『不器用さの中にあるかっこよさ』を意識してやってますね。好きなバンドはブルーハーツです!」

――不器用さを隠さず、あえて全面に押し出していく。確かにかっこいいですね。

SNSのある時代だからこそ・・・

――今の時代の音楽業界に思うことは?

(Genta)「父もバンドをやってたのですが、『すごくかっこいいバンドがいても、昔は売れなかった』って言ってたんですよ。CDとかをレーベルに送ってやっと発掘されるみたいな。でも今は、かっこいいバンドがちゃんと売れるようになってきてるなって思いますね。

SNSをうまく使えば、見つけられやすいし売れやすい。そういう意味では今の時代は恵まれた環境なのかなと考えています。逆にそういうバンドが多いから、ライバルがいっぱいですけどね」