アーティスト特集

札幌発のバンド「メリクレット」に注目!人気の秘密と曲作りへの思い

2024.04.30

ライブ活動やTikTok、YouTubeなどの動画配信サービスに投稿するなど意欲的な音楽活動を行う、男女混合4人組バンド「メリクレット」。

発信した動画はTikTokを中心に話題を呼び、動画の総再生回数は100万回を超えている。

今回は、メリクレットのメンバー4人に、結成から今後の展望、使っている機材に至るまでじっくり話を聞いた。

メリクレットは札幌発のインディーズバンド

※左からレニア(ギター)、Meg(ドラム)、ちぺ(ボーカル)、斗輝(ベース)

札幌を拠点に活動しているメリクレット。
2024年4月に初めて行ったワンマンライブは、チケットが売り切れとなった。

メンバー構成はギターのレニアさん、ベースの斗輝(トキ)さん、ドラムのMeg(メグ)さん、ボーカルのちぺさんの4人。
実はレニアさんと斗輝さんは兄弟なのだ。

新体制になってからまだ2年ほどだが、4人の結束は長い時間を共にしてきたバンドのようでもある。

ーー東京進出を目指すアーティストがまだまだ多い中で、どうして札幌に拠点を置き続けているのですか?

(Meg)「仕事や学校が札幌なので、東京に行けないという理由もありますね」
(レニア)「1億総発信時代と言いますか、誰だってSNSなどを通してクリエイターになれる時代だから、場所にとらわれる必要性がないなと。せっかくだから札幌に根ざしてやっていきたいんですよね。舞台は札幌ではなく世界ですから!(笑)」

曲作りのこだわり

メンバーの曲作りに対する思いと、新曲をメンバーで共有するときの心境について聞いてみた。

メンバー全員で曲作りに関わる

ーー作曲は誰が担当しているのでしょうか?

(レニア)「メインは僕ですけど、ちぺも作ってます。でも編曲はみんなでするので、全員で作っているっていう感覚がけっこう強いですね。作詞もちぺと2人でやってます。今リリースしてる曲はほとんど僕ですけど、今後リリースする局はちぺ作詞のものも増えていくと思います。」

ーー新しい曲の連絡が届いたとき、Megさんと斗輝さんはどんな心境に?

(ちぺ)「グループLINEの既読が遅いんですよ、2人は(笑)」
(斗輝)「最新曲とかが来たときは、文章を見て返信ができない。家に帰って落ち着いた環境で聴いてからというのがあるから、物理的に遅いんだよね」
(レニア)「俺なんか、常々メリクレットのグループLINEは、X(旧Twitter) だと思ってますよ。俺が1人ずっと呟いているみたいな(笑)」
(ちぺ)「普段の投稿 よりも、新曲とか歌詞とか投稿するときは緊張するんですよ。『あんまり好きじゃないかも』って言われたらどうしようとか・・・。時間空いてから『いいね!』が来るから、ドキドキしながら待っているんです」
(レニア)「僕らは日常以上に待っている時間がすごく長く感じているから、既読が遅く感じているけど、2人はすごくレスポンスいい方だと思うよ」

ーーメンバーみんな仲良いのが印象的です。
(斗輝)「みんなでキャンプに行ったり、ラウンドワンで遊んだりしてますよ!」

メリクレットの強みは歌唱力と個性

ーーメリクレットの特徴や強みはどんなところにあると思いますか?

(レニア)「札幌のバンド界隈の中で、ちぺは一番歌が上手いなと思っています。Megのドラムのパワフルさもそう。他のバンドのことは詳しく分からないけど、作詞とか作曲とかかけている時間とか込めてる思いとか、桁違いに工夫しているんじゃないかなという自負もありますね」

ーー1曲に対して4人全員で打ち込んでいくところなのですね。

(レニア)「ギターボーカルの人だけが曲を書いているバンドは多いと思うんですが、全員で作っているというのは強みですね」
(ちぺ)「プレイスタイルも4人個性があって、例えばMegはドラムをすごく楽しそうに叩くんですよ。ダンスをやってたからなのか、動きもノリノリで、見ているだけで楽しくなれますよ。もちろん音にも人と違う魅力があるドラムだと思ってます」