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ギター選びで後悔しないために!おすすめのギターを価格別に紹介
2024.06.06
「ギターを始めたいけど、どれを選べばいいかわからない」「相場はどれくらいだろう」などと、悩んでいませんか。
初心者にとっては、1本目のギターがとても重要です。
この記事では、後悔しないためのギターの選び方とおすすめをご紹介します。
ギターの種類と特徴
「ギター」といっても、アコースティックギター(アコギ)とエレキギター(エレキ)に大きく分けられます。
アコギとエレキは、演奏スタイルや音色などが違います。
アコースティックギターとエレキギターの違い
それぞれのメリット・デメリットについて解説しましょう。
アコギは本体内部に空洞があり、空気の振動で音を出す仕組みです。
クラシックやフォークなどで活躍します。
■単体で大きな音を出せる
■比較的軽く、気軽に弾ける
アコギのデメリット
■弦が太くて押さえるのに力が必要
■サウンドが限られ、音色の調整が難しい
エレキは、弦の振動を電気信号として音を出します。
周辺機材を使って音色を様々に変えられるのが魅力です。
■アンプやエフェクターで音色を調整できる
■弦が細くて押さえやすい
デメリット
■演奏には周辺機材が必要
■ベースやドラムなどと合わせた演奏が求められる
7弦ギターと8弦ギター
ギターの弦は通常6本ですが、それよりも弦が多いギターがあるのをご存知でしょうか。
弦の多いギターの一つが、7弦ギター。
通常のギターに低音の弦を1本追加しています。
ヘヴィメタルやロックなどの演奏で使われているギターです。
また、さらに1本増える8弦ギターもあります。
バンドにおいて、重低音を奏でるベースとして活躍します。
もちろん、弦の数が増えると簡単には弾けません。
初心者は通常の6弦ギターで演奏し、7弦や8弦などのギターがあることも覚えておきましょう。
ギターはどんな基準で選べばいい?
ギターの種類や特徴がわかったら、次にギターの選び方です。
ギターの相場は目的や経験によって選ぼう
初めてギターを買うとき、相場がわかりませんよね。
一つの目安として、「3万円」を覚えてください。
3万円程度のギターは、使われているパーツがそれほど高価でなく、手の届きやすい価格で購入できます。
初心者が、1本目に選ぶギターにおすすめです。
ライブやSNSでの配信などが目的であれば、3~5万円のギターを購入しましょう。
国産をはじめ、ラインナップが豊富にあります。
そして、パーツがハイグレードだと、10万円近くの価格帯があります。
丁寧に作られているため、長期間愛用できるでしょう。
予算3万円のおすすめギター3選
それでは、おすすめのギターを紹介します。
こちらは、初心者が1本目に選ぶのにおすすめの3万円以下のギターです。
GRX40/Ibanez
Ibanezのエントリーモデルで、「ステージへ最速」をコンセプトにしているシリーズ。
弦を押さえるネック部分が薄型のため、初心者でも演奏しやすい設計といえます。
「GRX40」は、コストパフォーマンスの良さや弾きやすさなどで評判の高いストラトタイプです。
シャープでエッジの効いた音色が特徴で、ポップからロックまで幅広い演奏で活躍するでしょう。
3万円以下のギターでありながら、多彩なサウンドを奏でます。本体のカラーは、ライトグリーンやライトブルー、ブラックナイトなど5種類あり、好きな色を選べます。
(画像引用元:星野楽器株式会社)
BLP-SPL/ARIAPROII
ARIAPROII(アリアプロツー)は、本格的なギターやベースなどを手掛けている日本の老舗ブランドです。
なかでも、「BLP-SPL」は約2万円で購入できるため、なるべく質の良いギターを手頃な価格で考えている方に、おすすめのエレキ。
太い音で温かみのあるサウンドが特徴の、レスポールタイプのギターです。
そのため、ロックやメタルなどのジャンルに向いているでしょう。
安心の日本メーカーであることも、初心者にとっておすすめポイントです。
(画像引用元:荒井貿易株式会社)
FG-15N/LEGEND
入門編のアコギで定番とされている、「FG-15N」です。
全体のバランスが良いサイズで、初めての1本目に扱いやすいでしょう。
1万円台に抑えられた価格ですが、アコギとして問題ない音量を出せます。
チューニングのしやすさやギター本体の軽さなどから、初心者におすすめです。
明るくクリアで、バランスの取れた音響性が特徴。
フォークやポップスなどの曲を弾くのに適しているでしょう。
「エレキは持ってるけど、アコギにも挑戦したい」という方は、「FG-15N」でアコギの演奏も楽しんでください。
(画像引用元:荒井貿易株式会社)
予算5万円のおすすめギター3選
続いて、3~5万円程度のギターを3つ紹介します。
中級者向けで、ライブやSNS配信などでの演奏におすすめの価格帯です。
CC-60SCE Concert/Fender
「CC-60SCE Concert」はエレクトリック・アコースティック・ギターに分類され、アンプやスピーカーにつないでアコギの音を出せます。
基本的なアコギのサウンドを演奏できるうえに、アンプを活用してライブや録音などでも活躍します。
チューナーが内蔵されているため、正確な音をキープしながら弾けるのも嬉しいポイントです。
きれいな低音が特徴で、弦を押さえるネックが細くて弾きやすく感じるでしょう。
(画像引用元:フェンダーミュージック株式会社)
PACIFICA212VQM/YAMAHA
音楽ジャンルで1度は耳にしたことのある、YAMAHAが販売しているエレキ。
PACIFICAはギターの演奏性や品質が優れており、高い評価を得ているシリーズです。
ボディとトップには、波状の木目や光沢が特徴的なキルテッドメイプルが使用されています。
高級感のあるデザインで、ギターを弾くのが一層楽しく感じるでしょう。
日本の大手メーカーのギターであるため音色も問題なく、多彩なサウンドや高品質の音を奏でます。
(画像引用元:ヤマハ株式会社)
LST-5-R-3S Laid Back/島村楽器
「誰でも力まずリラックスして弾ける」をテーマにした、島村楽器オリジナルのエレキです。
ギターの演奏に慣れてきた経験者に、遊び心や自由を提供する存在となるでしょう。
弦を押さえやすくするためにネックを細くしたり、指板上に打ち込まれている金属の棒・フレットを滑らかにしたり、快適なギター演奏を実現させるこだわりがつまっています。
とくに、豊かな中音域が特徴で、幅広いジャンルに対応しています。
ライブやSNSでの配信も盛り上がりそうですね。
(画像引用元:島村楽器株式会社)
予算10万円のおすすめギター2選
最後に、10万円以上のギターを2つ紹介します。
Made In Japan Traditional 60s Stratocaster®/Fender
Fender社が誇る伝統を継承しつつ、日本をベースに製造するギターシリーズです。
日本の伝統が取り入れられているため、体にフィットして弾きやすく感じるでしょう。
さらに、Fenderらしさも融合されており、より高い演奏性にもこだわっています。
「Made In Japan Traditional 60s Stratocaster®」は、透明感のあるサウンドが特徴です。
高音域を調整し、明るい音から温かみのある音にも変化させられます。
ポップやロックなどでの演奏はもちろん、レコーディングスタジオでも活躍するでしょう。
(画像引用元:フェンダーミュージック株式会社)
Les Paul Standard 50s/Gibson
クラシックで太く甘い音色が特徴な、レスポールタイプのギターで有名なGibson社のエレキです。
「Les Paul Standard 50s」は1950年代のスタイルやサウンドを再現しており、世代を超えたハイグレードなギターといえます。
高品質な素材であるため、チューニングの安定性や音の伸びであるサスティーンが魅力。
レスポールが得意なロックだけでなく、ブルースやジャズなどの演奏にも活躍します。
(画像引用元:Gibson Brands, Inc.)
まとめ
今回は、ギター選びで後悔しないために、おすすめのギターを紹介しました。
価格帯によって、ギターの質や演奏のシチュエーションが違います。
あなたにぴったりのギターに出会えますように。