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ギターエフェクターは買う？借りる？中古のメリットや入手方法を解説
2024.06.04
ギターエフェクターには新品と中古があるので、予算や都合に応じて選べます。
「費用を安くしたいけれど、中古で大丈夫なの？」
「どこで中古が買えるの？」
と疑問に思うみなさんに、中古エフェクターのメリット・デメリットや、入手方法について解説します。
中古エフェクターにはメリット・デメリットがありますので、予算も考慮した上で選ぶとよいでしょう。
中古で手に入るおすすめのエフェクターを、ジャンルごとに分けて紹介します。
RV-6 Reverb／BOSS
リバーブエフェクターは、ギターサウンドに残響音を加え、立体感を持たせるエフェクターです。
BOSSの「RV-6 Reverb」は、自然な残響音と透明感のあるリバーブサウンドを作り出してくれます。
「ROOM」や「HALL」をはじめ、残響効果の異なる8種類のリバーブモードを搭載。
別売りのエクスプレッションペダルを接続すれば、ペダルの踏み加減に合わせてエフェクト効果も変化します。
イントロやギター・ソロなど、ギターサウンドを前に出したいときに使ったり、常時ONにしてバンドサウンドにマッチしやすくしたりして使えます。
（画像引用元：Roland Online Store）
TS9 Tubescreamer／Ibanez
オーバードライブエフェクターは、ギターサウンドに自然な歪みを与えてくれるエフェクターです。
Ibanezの「TS-9 Tube screamer」は、音抜けに影響する中音域を中心に歪みを作ってくれ、ブースターとしても使われています。
特に真空管アンプとの相性がよく、伸びやかで粘りのあるサウンドが特徴です。
1979年に発売され、1980年代に一旦生産終了となったビンテージモデルは、10万円近くの値が付けられているものもあります。
ビンテージモデルは、「現在では入手困難なパーツが使われている」「現行型には出せないサウンドが出せる」モデルとして、とても高い評価を得ています。
（画像引用元：Ibanez）
M102 Dynacomp／MXR
コンプレッサーエフェクターは、出音されたギターサウンドの音量や強弱などを揃え、音の均整化をしてくれるエフェクターです。
ギター初心者は音量や強弱にばらつきが生じやすいですが、コンプレッサーがあれば、ばらつきが抑えられて聞き取りやすいサウンドになります。
世界中にファンの多いギターコンプレッサーの定番が、MXRの「M102 Dynacomp」です。
コントロールノブが「OUTPUT」と「SENSITIVITY」の2つだけとシンプルなので、ギター初心者でも感覚的に調整できます。
音質そのままに音の伸びがよくなるので、クリーントーンでも豊かなサスティーンが楽しめます。
（画像引用元：モリダイラ楽器）
BOSS SUPER Chorus CH-1／BOSS
コーラスは原音に10～30msec.の遅延させたエフェクト音を重ねて再生し、2つ以上の音が重なったダブリング効果を与えるエフェクター。
おすすめのコーラスエフェクターは、クリアで自然な音の広がりを作り出してくれる、BOSSの「SUPER Chorus CH-1」です。
コントロールツマミは、エフェクト音のみを調整するE.LEVELとEQのほかに、RATE（遅延）やDEPTH（深さ）の4つがあります。
原音をそのままにエフェクト音のみセッティングできるので、バンドの中でも音が埋もれにくく、しっかり音に広がりを与えてくれます。
（画像引用元：Roland Online Store）
中古エフェクターを入手するには、以下の方法があります。
中古エフェクターを試してみたいという人は、エフェクターを借りるという選択肢もあります。
シェアリングサービスを利用すれば、中古エフェクターがレンタルでき、自宅やスタジオなど自分の演奏環境で試せます。
少しでもエフェクターの購入費用を抑えたい人におすすめの中古エフェクター。
ポイントを押さえて、賢く手に入れましょう。
エフェクターは中古がおすすめ？
中古でエフェクターを選ぶメリットとデメリット
中古エフェクターのメリットは、次の通りです。■中古エフェクターのメリット
新品よりも安く購入でき、すでに生産終了しているモデルでも手に入る点です。モデルによって異なりますが、新品の30～50％程度安く買えることが多いです。ただし、生産終了モデルで人気の高いモデルや、エフェクターの歴史を築いたようなビンテージモデルは、中古価格が高騰していることもあります。
■中古エフェクターのデメリット
故障に対する保証がない点と、使用パーツが劣化している可能性がある点です。 保証期間が終了している場合、故障したら自費で修理を依頼する必要があります。 電解コンデンサ（キャパシタ）は経年劣化に弱いパーツで、電解コンデンサの使われた製品は、故障のリスクもあります。中古エフェクターの選び方とチェックポイント
中古エフェクターは、次のポイントを抑えて購入するのがおすすめです。■購入前に中古相場を調べる
購入前に購入したいモデルの中古相場を調べ、相場よりもかなり安く販売されている場合は注意が必要です。相場よりも著しく安い場合は、劣化が激しい、動作が不安定など程度がよくないことがあります。
説明書や保証書など、付属品があるかどうかもチェックポイントです。
それらが揃っている製品は、前の使用者が大切に取り扱っていた可能性があります。
■状態を確認する
購入前に手に取れるなら、外観の傷やノブが正常に作動するか、状態を確認しましょう。 傷が多い場合は雑に取り扱われてきた可能性がありますので、できるだけ綺麗な外観のエフェクターを選ぶのがおすすめです。■試奏してみる
試奏すれば自分の好みの音なのかが分かるので、おすすめです。 ほかにも、音に違和感がないか、ノブを回したときにガリガリという音（ガリノイズ）がしないかを確認をしましょう。DigOutが選ぶおすすめ中古エフェクター
おすすめの中古リバーブエフェクター
■新品販売価格（税込）：19,800円
■中古価格相場：14,000円～16,500円前後
おすすめの中古オーバードライブエフェクター
■新品販売価格（税込）：11,500円（実売価格）
■中古価格相場：8,500円～11,000円前後（現行型）
■ビンテージ機相場：65,000円～100,000円前後
おすすめの中古コンプレッサーエフェクター
■新品販売価格（税込）：14,800円
■中古価格相場：9,000円～12,500円前後
おすすめの中古コーラスエフェクター
■新品販売価格（税込）：14,300円
■中古価格相場：8,500円～12,000円前後
中古エフェクターはどこで手に入れる？
楽器店の中古フロア
比較的大きめの楽器店では、中古エフェクターのコーナーが設けられていることがあります。 試奏できる店舗も多いので、しっかり音や外観を確認した上で購入したい人におすすめです。中古買い取り店
中古品買い取り店でも、中古エフェクターが販売されています。 大手中古品買い取り店では、掘り出し物のエフェクターが見つかったり、楽器店よりも安く購入できたりする可能性があります。通販
ネットで中古エフェクターを販売している楽器店などの店舗もあります。 ネットで探せばたいていのエフェクターが見つかりますが、実際に手にとって外観を確認したり、試奏したりできない点には注意が必要です。シェアリングサービス
シェアリングサービスは、エフェクターを個人間で貸し借りするサービスです。 気に入ればそのまま購入できることもあります。中古のエフェクターに「借りる」選択肢を
エフェクターを借りるメリット
エフェクターを借りるメリットは以下のような点です。
■コストを抑えられる
購入するより費用を抑えられるのが最大のメリットです。たくさんのエフェクターを試したいときに、購入すると費用がかさんでしまうといったリスクを避けることができます。
■購入後のズレがなくなる 購入前にエフェクターを借りれば、自分の演奏環境で試せるため、「買ったけれどイメージしていた音と違う」といったズレがなくなります。 楽器店などでも試奏ができることは多いですが、自分の演奏環境で音をチェックできるのは嬉しいポイントですね。
シェアリングサービスならTryOut
エフェクターのシェアリングサービスでおすすめなのが、2023年にサービスを開始した「TryOut」です。 専用アプリを使って貸し借りを行い、週当たりおおむね1,000円台からエフェクターがレンタルできます。 エフェクターを貸したい人はスマホアプリ上で出品し、借りたい人は出品された商品の中から試したい商品を借りますが、操作は簡単です。 レンタル後に気に入ったらそのまま購入が可能な商品もあり、試奏した上で購入の検討ができます。 「買ったエフェクターの音が気に入らなかったらどうしよう」と不安な人や、「いろいろなエフェクターを試してみたい」という人におすすめです。
まとめ