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ギタースケールを覚えられない人集合!覚え方のコツや種類を解説
2024.04.17
ギターを始めた人が耳にする言葉、スケール。
ギタースケールは音階のことですが、実に様々な種類があります。うまく覚えられない方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、ギタースケールの基礎知識から覚え方のコツを解説します。
ギタースケールの基礎知識
ギタースケールには様々な種類があり、それぞれによってメロディの雰囲気が違います。最も基本のスケール「ドレミファソラシド」は、明るい音の調子です。
ギタースケールを覚える必要性
ギタースケールを覚えることでメリットがあり、簡単に3つ紹介します。
ギタースケールを理解していると、音程やフレットなどにも詳しくなりますね演奏時のミスが減り、音を聞いたときに耳コピもできるようになっていくでしょう。
■コードを覚えやすくなる
コードはスケールが構成する音で成り立っているため、コードを覚えやすくなります。
■曲作りに役立つ
スケールはメロディの土台であるため、曲作りにも役立ちます。ギタースケールを覚えておくと、より早くギターが上達するでしょう。
主なギタースケールの一覧と覚える順番
様々な種類があるギタースケール。
ロックやジャズ、エスニックなど、ジャンルや曲の雰囲気で分けられます。今回は、よく使われるスケールを解説します。
メジャースケール
音楽の授業やピアノの習い事などで、「長調」というワードを聞いたことがあるかもしれません。メジャースケールは長調のことを指し、明るい音階になります。
最も基本である「ドレミファソラシド」はメジャースケールの一つで、「Cメジャースケール」と呼びます。長調で言うと「ハ長調」ですね。
「ドレミファソラシド」をギターで弾くとき、5弦の3〜15フレットを使います。
3フレットが「ド」で、「レ」は5フレット。間の4フレットは使いません。
このように、音と音の間にフレットが1つ空いた状態を「全音」と呼びます。
ミとファは隣り合うフレット(7フレットと8フレット)なので、「半音」です。
ピアノの鍵盤を思い浮かべてみると、わかりやすいかもしれません。間に黒の鍵盤があるかないかが、全音か半音かの違いです。
「ドレミファソラシド」は「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」の並び順です。
メジャースケールはこの規則で、始めの音によって名前が変わります。
ドから始まる長調のことを「ハ長調」、ギターで言うと「Cマイナースケール」となります。
マイナースケール
マイナースケールは短調のことを指し、少し暗めの音階になります。
「ドレミファソラシド」と同じく、5弦の3フレットから始まりますが、「ドレミ♭ファソラ♭シ♭ド」と半音下がる音があります。
ドとレの間はフレットが1つ空きますが、レとミ♭はフレットが離れていません。
ソとラ♭は隣同士にあるフレットの半音。
ラ♭とシ♭はフレットが1つ離れた全音です。
マイナースケールは「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」の規則で並びます。
半音下げる「♭」がつくだけで、音の幅や雰囲気がガラッと変わるのですね。
ペンタトニックスケール
メジャースケールやマイナースケールは7音に対して、ペンタトニックは5音で構成されている音階。
ポップやロック、民族音楽などによく使用されるスケールです。
民族音楽でペンタトニックを使う代表的なものが、琉球音階です。
「ドミファソシド」の琉球音楽は、ファとシの使い方が特徴的と言われています。
ペンタトニックは、メジャースケールの4番目と7番目を抜いたものを「メジャー・ペンタトニック」。マイナースケールから、2番目と6番目を抜くと「マイナー・ペンタトニック」と呼びます。
ギタースケールの覚え方と練習方法
ギタースケールの基礎がわかったら、実践です。効果的に覚えるコツを伝授しましょう。
ギタースケールの効果的な覚え方
ギタースケールには様々な種類があるため、なるべく簡単に習得したいですね。
スケールの基本「ドレミファソラシド」で考えていきます。
皆さんになじみの深い「ドレミファソラシド」は実はイタリア語の呼び方で、日本語で言うと「ハニホヘトイロハ」、アルファベット表記だと「CDEFGABC」となります。
「ドレミファソラシド」はド(=C)の音から始まるから、Cメジャースケールと呼ばれるのですね。
ギターのコードにも、CコードやFコードが存在します。ギタースケールを英語表記で覚えておくと、演奏に便利です。
■音階を声に出してみる
ギターのレベルアップには、音の感覚が大切です。ギターでスケールの練習をするとき、ギターで弾く音と同じ音を声に出してみましょう。
「ド」の音をギターで弾きつつ声にも出すことで、体全体を使って音を覚えられます。
■絵に描いてみる
ギタースケールを覚えるには、図に描いてみるのがおすすめです。
弦とフレット、指を押さえる位置を丸印で描きます。
自分がわかりやすいように図で描くことで、視覚的に覚えられますね。
ギタースケールを覚えるときは、指板をポジションに分けて練習してみてください。
■ルートで練習する
ルートとは「ドレミファソラシド」の低いドから高いドまでのことです。
ギタースケールの練習をするときは、途中の音から始めると感覚がつかみにくくなってしまいます。音のつながりも身につけられるので、ドから順番に通して練習しましょう。
ギタースケールをうまく覚えられないときのコツ
ギタースケールをうまく覚えられないとき、モチベーションが下がるかもしれませんね。
コツは、「楽しみ」を見つけることです。
音楽だけでなくスポーツなどにも言えることですが、技術の習得にはイメージが大切です。
スケールごとのルートや雰囲気をつかめるように、何度も曲を聴きましょう。
鼻歌ができるようになるくらいまで、とにかく曲をたくさん聴いてください。
■分析する楽しみ
ギタースケールをうまく覚えられないときは、お気に入りのフレーズを見つけて分析しましょう。
フレーズを聴き込んで、スケールを分析します。
構成するスケールがわかると、そのフレーズを覚えられます。
楽しく練習できるように、お気に入りのフレーズで取り組んでみてください。
■真似する楽しみ
初心者は、フレーズ集を参考にするのもおすすめです。
YouTubeやテキストで、初心者向けの「簡単フレーズ集」があります。
ギタースケールの練習では、フレット集を真似して覚えていきましょう。
ギタースケールを学ぶおすすめ本3選
ギタースケールを覚えるには、図を見ることやフレーズ集が近道。
そこで便利なのが、ギタースケールを学べるおすすめの本を3冊紹介します。
ギターのスケール&コード虎の巻 / リットーミュージック
ギタースケールやコードを覚えるとき「白黒の指板図はわかりにくい」と思ったことはありませんか。
この本は、音名の明記と度数の色分けによって、カラフルで見やすい指板図になっているのが魅力です。
スケールやコードで、どこに何の音があるかを簡単に把握できるでしょう。
276のギタースケールと252のギターコードが掲載されているため、情報量も十分な一冊です。
(画像引用元:https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3113317204/)
1週間だけ猛練習!ギター・スケール運用法 / リットーミュージック
7日間で1つのギタースケールを身につけて、合計21のスケールの習得を目指した本です。
月曜日から日曜日まで、実践的なメニューが組まれています。
スケールをただ覚えて弾くだけでなく、起伏の富んだリズムや緩急をつけた速弾などの運用法を学べるのが特徴です。
水樹奈々やAAAなどのレコーディングに参加した実績のある海老澤祐也さんが手掛ける本です。
(画像引用元:https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3114317207/)
いちばんやさしいギター・スケールの本 / リットーミュージック
ギタースケールの基本である「ドレミファソラシド」を軸に、14種類を学べる本です。
「ドレミファソラシド」の構成音から、ペンタトニック系やジャズ・フュージョン系などのスケールにも挑戦します。
音楽理論の専門用語や本格的な難しい内容は登場しません。
初心者もわかりやすく、ギタースケールを習得できる一冊と言えます。
(画像引用元:https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3116217113/)
まとめ
今回は、音階を意味する「ギタースケール」について解説しました。
ギターで弾く音を声に出したり、ルートで練習したり、効果的な方法を参考にしてみてください。