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yoursヅ初のワンマンライブ!『好きになったもん負け。なんて信じない!』release party「好きになったあなたが大勝利!」

2026年2月16日(月)、下北沢の中心に灯るライブハウスFlowers LOFTにて、yoursヅ Pre.NEW SINGLE『好きになったもん負け。なんて信じない!』release party「好きになったあなたが大勝利!」が開催された。

yoursヅにとって初のワンマンライブは、まさかの入場無料。開演前から入り口には長蛇の列ができ、フロアには期待と祝祭の空気が満ちていた。本記事では、その熱狂と確信の一夜を克明に記している。

文:高島よしお

撮影:麗(うらら)

好きになったあなたが大勝利!

2024年1月に本格始動した東京都多摩発“あなたの隣りにいる”バンド「yoursヅ 」

彼らの初ワンマン開演直前のフロアは、すでに期待と高揚で満たされていた。

良心的な無料ワンマンライブという選択。裏を返せば“挑戦”とも受け取れる。それは彼らなりの“覚悟の表明”だったのだろう。『好きになったあなたが大勝利!』このメッセージを掲げる夜に、これ以上にふさわしい形はないだろう。

開幕早々にそら(Vo/Gt)が「全力で盛り上がっていこうぜー!」と煽り、1曲目『スーパースター履いて』で幕を上げた。一音目からこうた(Gt)が鮮やかなギターフレーズを弾き放ち、後ろでれお(Dr)は軽快にスティックをくるりと回して笑顔でビートを叩き込む。照明がカラフルに弾け、ステージは一瞬で祝祭ムードへ突入し、オープナーにしてクライマックス級の勢いを見せつける。

続く『かわいいは沼』では、イントロから観客から手拍子が鳴り、ピュアな恋心をそのままパッケージしたようなメロディが会場を包む。“かわいい”という言葉の裏に潜む本気の感情。曲間でそらが「来てくれてありがとう!全力であなただけを楽しませて帰ります!」と言い、観客は安心して身を委ねる。楽曲の節々に差し込むのた(Key)のカラフルな音色が、その感情をポップに縁取っていったのが印象的だ。

3曲目には『花火より浴衣』を披露。「ここからサビ!」と、そらが煽り、会場を見事にコントロール。ボルテージを一段引き上げる。れおは激しくも繊細なプレイで支え、こうたは曲間でさりげなくテクニックを覗かせていたのがなんとも粋に見える。

夏の情景を切り取ったような歌詞が、まるで夜空に咲く小さな光のように観客の胸へ落ちていった。

MCではそらが「来てくれたあなたのおかげです、本当にありがとうございます!結成から2年か。あなたが出会ってくれたおかげで一つの目標だったワンマンライブがやっとできました。ライブハウスに来ることってすごく勇気がいることだと思うんです。なので勇気を出して足を運んでくれたあなたのおかげでワンマンライブが出来てます!本当に感謝の気持ちで一杯です」と、真摯に感謝を伝え、続けて「のた!話して!(笑)」と無茶振り、のたが「本当にありがとう!」と短く感謝を伝える。

次の曲を演奏するにあたってそらからアナウンスが入る。「次の曲だけ撮影OKなんですけど、写りとか本当にお願いしますね!SNSに載せる際は必ず許可を取り、上げていただくようにお願いいたします」と観客の笑いを誘い、新曲『好きになったもん負け。なんて信じない!』を披露。

コミカルさを含みつつも、女の子の揺れる心情をぎゅっと詰め込んだ1曲。のた(Key)の締めの音色が鮮やかに響き、楽曲を可愛さだけで終わらせない芯を作る。タイトル通りの肯定が、まっすぐに観客に響いた。

『アルコールとあなた』では、桃の香りが漂うような甘さを帯びたナンバー。曲間でこうた(Gt)が艶やかなフレーズを鳴らし、ベースが安定感ある低音で支える。少し大人びた表情を見せるyoursヅもまた魅力的だ。まさに“酸いも甘いも”と言った言葉がよく似合う。

6曲目『アイとムチ』は、しっとりとした導入から一転、ロックの基盤をしっかり感じさせる展開へ。ただ彼らの音に溺れるのではない。“このバンドの音楽が好き”と観客に思わせる説得力がある。そんな中、れおの力強い緩急と、のたの色彩感覚が絶妙に楽曲の匂いと絡み合う。

続けて『カセットテープ』を披露。ダウナーな空気をまといながら、内側には確かな熱を感じる。ベースが軸となり、楽曲を静かに牽引する。のたの味付けがどこか懐かしく、余韻をたっぷり残したまま次へと繋げる構成が見事だった。

そのまま余韻を引き継いだ『あなた』では、再び観客から手拍子が起こる。開放感抜群のメロディと、口ずさみやすいサビ。「はいラスト!」と、そらが誘導し観客の大合唱とともに、恋の肯定がフロアを大きく抱きしめる。

9曲目『塩顔男子』では、拳を上げながら観客もメンバーも踊るように盛り上がる。こうたのギターソロが鮮烈に光り、れおが力強く追随する。ポップでありながらロックバンドとしての矜持を見せつけた瞬間だ。

そして本編ラストは『スーパースター履いて』を再び披露。ここまで積み上げた感情が爆発するような演奏。ベースもゴリゴリに攻め、カラフルな照明が乱舞する。観客の手拍子が曲の一部となり、会場全体がひとつの鼓動を打っていた。

曲が終わり、yoursヅを呼ぶ鳴り止まない拍手は、もはや「もう1曲」ではなく「まだ帰りたくない」という意思表示だったように感じる。フロアの奥から前方まで、一定のリズムで打ち鳴らされる手拍子。ステージ袖に消えたメンバーの名を呼ぶ声。初ワンマンとは思えない一体感が、下北沢の夜を揺らしていた。

歓声とともに再度姿を現したyoursヅ。全員の表情はどこかやり切った顔で、それでいてまだ火は消えていない。むしろ本編を経て、芯の温度はさらに上がっているように見えた。

ワンマンライブという挑戦。その意味を、今日この景色がすべて肯定している。

「もう一回やります。『好きになったもん負け。なんて信じない!』」と、そらが言うと歓声が上がる。この曲はもはやステージだけのものではない。フロアの一人一人が、自分の物語と重ねているように感じる。

“好きになったもん負け”なんて信じない!その宣言にも似た言葉がバンドと観客が一緒になりひっくり返していく。それは逆転劇というより、価値観の再定義だった。

曲が終わった瞬間、静寂が一拍だけ訪れる。余韻が会場全体に柔らかく広がっていく。「出会ってくれてありがとう。好きになったあなたが大勝利!」そう聞こえた気がした下北沢の夜。

大きな歓声と、無数の拍手。その光景をメンバー全員がしっかりと目に焼き付けていた。

初ワンマン。入場無料。挑戦と肯定の夜。アンコールで再び鳴らされた『好きになったもん負け。なんて信じない!』は、ただの再演ではなく、この日のすべてを総括する宣言だった。

好きであることは敗北ではない。それは誇りであり勝利!恋する女の子は総じて可愛いのだから!そうだろyoursヅ!

そんなyoursヅの初ワンマンは、勝敗の概念をひっくり返す夜となった。「好きになったあなたが大勝利」その言葉は、この日ここに集まった全員の胸に、確かな旗として立てられたのである。

そして、yoursヅは静かに、しかし確実に次のステージへ歩き出していく。

<セットリスト>

1.スーパースター履いて

2.かわいいは沼

3.花火より浴衣

4.好きになったもん負け。なんて信じない!

5.アルコールとあなた

6.アイとムチ

7.カセットテープ

8.あなた

9.塩顔男子

10.スーパースター履いて

<アンコール>

1.好きになったもん負け。なんて信じない!

告知

5月21日(木)yoursヅ自主企画

yoursヅ pre.『by your side vol.02』

日程:2026年5月21日(木)

会場:下北沢Flowers Loft

open 18:30 / start 19:00

出演:606号室 + 1バンド

Ticket:3,000円(D代別)

※当日学生証提示で500円キャッシュバックあり

ライブ会場にて手売りチケット販売中。

2026年2月17日(金)20:00よりLive Pocketにて一般販売開始。

https://livepocket.jp/e/20260521

各種リンク

公式HP:

https://yours-by-you.fanpla.jp

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