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<インタビュー>reGretGirlが描く、恋のはじまりと続いていく日常――2つの新曲と2本のツアーで示す現在地

友情と恋愛の間を泳ぐ青春と、なんでもない日々の中で育まれる愛情。reGretGirlが2ヶ月連続でリリースしたシングル「サブマリンユース」と「日常」は、どちらも彼ららしい恋愛ソングでありながら、バンドの懐の広さを示す楽曲だ。前者はTVアニメ『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』OP主題歌として、後者は「柳屋あんず油」のCMソングとして制作され、アップテンポなロックからバラードへ、可能性は両方向に一層拡がった。新たな視点を加えて準備は万端、来年2月まで2本のツアーで計18公演を駆け抜ける。出発前の3人にインタビューした。

文:サイトウマサヒロ

初のアニメタイアップ「サブマリンユース」

Photo by 宇都宮

平部雅洋(Vo/Gt):書き下ろしでタイアップをやらせてもらうのが純粋に嬉しかったですし、さらに我々に合うような恋愛や青春をテーマにした作品をやらせてもらえるのはもう、運命と言いますか。「これが初のアニメタイアップで良かった!」と思えるような作品に出会えて幸せです。

平部雅洋(Vo/Gt):主人公の前原真樹は冴えない高校生で、うだつが上がらない日々を過ごしているんですけれども、ある日、「クラスで2番目に可愛い」と言われている人気者の同級生の女の子、朝凪海と出会うんですね。で、二人の秘密の友情や恋が描かれる、思春期ならではの距離感や、甘酸っぱい青春の日々を描く作品になっております。

十九川宗裕(Ba):僕自身も高校時代は冴えなかったので、主人公の真樹に共感しつつ、冴えないままだった僕とは違う世界線を歩んでいく姿を羨ましく思いながら見てますね。「僕にもこんなに甘酸っぱい可能性があったんかな?」って(笑)

前田将司(Dr):いや、あんな風に女の子と連絡を取れてる真樹は、別に冴えない男の子ではない。

平部雅洋(Vo/Gt):なんやかんやで冴えてるよな(笑)? ラブコメ主人公あるあるで、モテるポイントはしっかり押さえてるから。僕は、恋愛を題材にした曲を歌っている割に、あんまり自分からそういう作品に触れてこなかったので、「眩しいなあ」と思いながらニヤニヤしつつ原作を読ませていただきました。

平部雅洋(Vo/Gt):主人公とヒロインの不器用さとまっすぐさを大切なテーマにしました。楽曲の中では影のある側面もありつつ、明るさが基盤になっていて、二人の心情を投影しつつキャッチーな曲に仕上がったと思います。今回はアレンジャーとして重永亮介さんが参加してくださっていて、アドバイスをいただきながら、『クラにか』らしさとreGretGirlらしさを追求していきました。

十九川宗裕(Ba):とにかく難しくて、必死になって弾いた思い出がありますね。1番のAメロはスラップがすごく良いアクセントになってると思います。

平部雅洋(Vo/Gt):アニソンをやってるバンドの王道として、改めてじっくりUNISON SQUARE GARDENを聴き直したりもしましたね。で、めっちゃキメが多いなって(笑)日頃ウチではやらないけど、今回はキメを作ったりしました。

前田将司(Dr):レコーディングでは、明るく楽しげな雰囲気を出せるように、ポップさや軽さを意識しながら演奏しました。あと、曲中ではそんなに目立つところがないので、最初のドラムフィルではかましたろうと思って。

平部雅洋(Vo/Gt):確かに、ドラム始まりの曲やもんな。

平部雅洋(Vo/Gt):日頃reGretGirlに触れることのないリスナーに届けられる機会なので、そういう方々の心もくすぐれるようにしつつ、reGretGirlを元々好きでいてくれた人にも寄り添えるようなバランスを考えてましたね。これがもし一年目、二年目のバンドだったら難しかったと思うんですけれど、長年バンドを続けていく中で、reGretGirlらしさが自然に滲み出るようになってきたから、堂々と作り上げることができました。

平部雅洋(Vo/Gt):確かに、人の気持ちを想像しながら曲を作ったことはありましたけれど、こんなにガッツリ原作を読み込んで曲を作るっていうのは初めてでした。「もし自分が真樹だったらどうしよう?」「この時、海はどう感じてるのかな?」みたいなことは、書きながらすごく考えましたね。そこにちょっと自分の感じ方も盛り込みながら。難しさもあったけど、楽しく作らせていただきました。

平部雅洋(Vo/Gt):今回は、サビでreGretGirlらしさをしっかり出そう、それ以外のパートでアニメファンや原作ファンを喜ばせてやるぞっていう気持ちで作りました。サビのキャッチーさや軽快さには、今までの楽曲にも通ずる僕たちらしい色が濃く出たかなと思います。

平部雅洋(Vo/Gt):名前だけじゃなくて色んな要素を上手く混ぜているので、ぜひ発見していただけたら嬉しいです。

平部雅洋(Vo/Gt):アニメで知った曲をフルで聴いてみたら全然知らんメロディが出てくることって、めっちゃあるあるじゃないですか。その「こんな展開があったんや」っていうのを僕もやってみたくて。アニメでは放送されないDメロのようなパートでギャフンと言わせたいという気持ちで作りました(笑)。

平部雅洋(Vo/Gt):やっぱり『NARUTO』とかの世代なんで、ASIAN KUNG-FU GENERATIONだったりサンボマスターだったりはアニメで知りましたね。僕らにもそれに近いような出会いがあったら嬉しいなと思います。

平部雅洋(Vo/Gt):色んな人にどんどん知ってほしい。好きになってもらえる自信もあるので。その反応をコメントとして読めるのはすごい嬉しいし、良い時代になったなと思います。

十九川宗裕(Ba):これまでも、メジャーデビューの時とか、『THE FIRST TAKE』に出演させてもらった時とか、普段連絡してこない人から連絡が来るタイミングが何度かあったんですけど、今回もそうですよ。親からも「見たよ」って伝えられたり、思ったより届いてるっていう感覚がすごい嬉しいですね。

前田将司(Dr):テレビで放送を見た時に、オープニングで自分たちの曲が流れてくるのはすごく嬉しかったですね。

平部雅洋(Vo/Gt):今までタイアップを強く意識することはなかったんですけど、今回やってみて、バンドとしての表現の幅が広がるのを感じさせていただいたので、これからも積み重ねていきたいですね。あと個人的な話なんですけど、『ドラえもん』の映画が大好きで、毎年見に行くんですよ。だから、主題歌は大きな夢ですね。

十九川宗裕(Ba):大きなタイアップがあるとバンドがタフになっていくし、長く続けていく内にそういうことがあったらいいなと思いますね。

Photo by 宇都宮

なんでもない日を飾るバラード「日常」

平部雅洋(Vo/Gt):柳屋さんから「自分の“好き”を信じる強さが、ピュア」という今年のあんず油のコンセプトを聞いて、それに準じたreGretGirlなりの自分らしさを表現させてもらいました。「エバーソング」はもっとシンプルに大切なものや大切な人に向けた曲として書いたので、今回はより「柳屋あんず油」に寄り添うような形で。

平部雅洋(Vo/Gt):ふとした時に人から優しいと言っていただけることがあるので、そういう自分らしい雰囲気をしっかり歌に出したいなと思って。自分で言うのはおこがましいですけど(笑)それと、歌詞では意外と尖ったことを言っているというか、特に終盤は畳み掛けるように自分の意見を綴っているので、そのギャップも演出できたらなと。昔だったらできなかった表現が、やっとできるようになった気がします。

平部雅洋(Vo/Gt):ほぼ毎日歌ってるんで、歌も楽器と同じように日々上達しているって感じます。reGretGirlは歌やメロディ、歌詞が良いと言っていただけることも多いので、やっぱり歌は一番大事にしてるし。今後自分がボーカルとしてどう成長していくのかが楽しみでもありますね。

平部雅洋(Vo/Gt):そもそもreGretGirlを始めたきっかけにback numberがあって、歌が強いバンドは最初から意識してたと思います。けど、自分の中では明確なタイミングがあって。5年くらい前、地元の大阪から上京してきたタイミングで、ボイストレーニングを受けた時期があったんですよ。そのレッスンの中で、みるみる自分が成長していくのがわかって。先生が褒め上手だから乗せられたのもあるんですけど、歌うのが楽しいっていう感覚を経験できて。だからこれからもどんどん頑張っていきたいと思ってますね。

平部雅洋(Vo/Gt):ありましたね。日常というありふれたテーマ、小さな世界を描く曲だからこそ、二人の中に無限の可能性が広がっているというのを表現したくて。

平部雅洋(Vo/Gt):安達さんとは一年以上仕事をしてますけど、すごく合ってる感触があるんですよ。僕らのやりたいことを汲み取って、新しいアイデアをくれるというよりもさらに良いものにして返してくれるんですよね。「ここ、どうしよう」っていう部分にも黙って提案してくださるから、職人的というか。勝手に仙人のようなイメージを抱いています(笑)。

十九川宗裕(Ba):壮大なロックバラードとして、後半に進むにつれて盛り上げつつ、最後の最後にやりたいフレーズを入れられたなって。アウトロの8小節をじっくり聴いていただけたら、僕の自我が見えるはずです。

前田将司(Dr):「日常」という平坦なイメージを表現するために、僕にしかわからないようなビートの規則性を作って、日常感を演出するイメージで叩きました。その分フィルで緩急を付けることも意識しましたね。

平部雅洋(Vo/Gt):僕はひねくれたヤツなんで、記念日を盛大に祝ったり、サプライズをしたりするのが苦手なタイプなんですよ。特別な日はもちろん大事だけど、それよりも多い何気ない日を大事にしないと、特別な日も特別じゃなくなってくると思う。当たり前を当たり前だと思わないように、飾らない日を飾ろうよっていう思いで書きました。

平部雅洋(Vo/Gt):年の功じゃないですけど、若い時には書けなかったと思います。まあ、昔からキャピキャピしてる感じではなかったですけど(笑)ひねくれながらもまっすぐでいたい。誠実さを持ち続けたいなと思ってます。

平部雅洋(Vo/Gt):30代になってから昔を思い出して曲を書くことはできるけど、20代の時に30代や40代の気持ちになって曲を書くことはなかなか難しいですからね。今後も曲作りを続けて、どう変わっていくのかが楽しみです。でも、「日常」は若い世代の人が「日常を大切にしていかないと」って早く気付いてもらえるような楽曲にもなったら嬉しいですね。

平部雅洋(Vo/Gt):バラードをしっかり歌えてアップテンポな曲も強いっていうのがreGretGirlの持ち味であり僕の理想で。実際、reGretGirlと検索してみると、僕らのトップソングとしてアップテンポな「ホワイトアウト」とバラードの「デイドリーム」が出てくるんですよ。その強みを2ヶ月にギュッと凝縮できたと思います。

Photo by 宇都宮

2本のツアーで「改めて惚れ直してほしい」

平部雅洋(Vo/Gt):僕たちは最近、自分たちのツアーやフェスではサポートメンバーを入れた5人編成でライブをしているんですよ。だけど前回、2019年にクアトロツアーをやった時は3人だった。だから改めて、この7年間の成長を見せるというか。改めて原点に帰って、今のreGretGirlが3人でできることをしっかりやれたらと思っています。

平部雅洋(Vo/Gt):5人でライブをしようが、今後6人、7人、8人になろうが、やっぱりこの3人がreGretGirlであることは絶対に揺らがないし、それをサボったらこれ以上人数が増えても絶対に良いものにならないので。バンドができる最小編成の3人で「こんだけ上手に演奏できるんだぜ」っていうのを見せつけるために、頑張りたいです。

十九川宗裕(Ba):シンプルに楽しみですよ。5人でやるのももちろん楽しいですけど、3人でやるのはロマンを感じます。音数は減っても感動の大きさは変わらないようにしたいです。スリーピースだとベースを含めて誰が何をやってるかがめっちゃわかるものなので、より一層気合いを入れて臨みたいですね。

前田将司(Dr):3人でも5人でも、ドラムは1人なんで……。

平部雅洋(Vo/Gt):確かに(笑)。

前田将司(Dr):だからあまり変わらないんですけど、5人の時よりも大きい音を出して叩こうと思います。3人でもちゃんと「圧」を出せるように。

平部雅洋(Vo/Gt):我々も色々なところでやらせてもらって経験を積んできたんですよ。10周年を経て、ここから新しいスタートというと大袈裟ですけども、3人でグレードアップしていきたいですね。

平部雅洋(Vo/Gt):reGretGirlは常に、愛情や思いやりをテーマにやってるので。改めて『Fall in LOVE』と言うのは恥ずかしいんですけれども、reGretGirlは今が一番カッコいいので改めて惚れ直してくれよ、というつもりです。恋に落ちてほしいし、僕らも落とされたいし、再び愛し合えたらと思います。

十九川宗裕(Ba):これから先、2026年の予定がビシッと詰まっていて楽しみでしかないなっていう。その後ももちろんですけど、まずはこの2本のツアーを全力でやります。各地で会いましょう。

前田将司(Dr):「サブマリンユース」でも「日常」でも僕の中で表現の幅が広がった曲なので、それをツアーでどう出せるかが楽しみです。去年のツアーとは違う、新しいreGretGirlを見てほしいですね。

平部雅洋(Vo/Gt):最近気付いたんですけれども、知らん間に楽曲がとんでもない数になっていて、セットリストを組むのがいつも大変っていう贅沢な悩みがあるんですよ。その贅沢さをふんだんに使っていきたいです。時代が進んでいって色んな仕事が奪われたとしても、生で演奏して同じ空間で会うっていうことの良さは奪われないと思うので、改めて直接、僕たちの音楽を聴きに来てください。全国の皆さんと『Fall in LOVE』できたらと思います。

告知

▼忘れたくないワンマン “スリーシティ・スリーピース”

7/31(金) 名古屋CLUB QUATTRO

8/14(金) 梅田CLUB QUATTRO

8/20(火) 渋谷CLUB QUATTRO

チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/regretgirl-ggg-tour/

▼ONEMAN TOUR 2026-2027″Fall in LOVE”

9/19(土) 松山サロンキティ

9/20(日) 高松DiME

10/25(日) HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2

11/1(日) 広島Live space Reed

11/3(火) 大分DRUM Be-0

11/7(土) 仙台Rensa

11/12(木) 札幌 PENNY LANE24

11/14(土) 旭川 CASINO DRIVE

11/23(月) 岡山 IMAGE

12/12(土) 長野 CLUB JUNK BOX

12/13(日) 金沢 EIGHT HALL

12/20(日) 福岡 DRUM LOGOS

2/20(土) 渋谷 Spotify O=EAST

2/23(火) 名古屋 DIAMOND HALL

2/27(土) 大阪 GORILLA HALL OSAKA

チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/regretgirl-oneman-2627

【Digital Single】

「サブマリンユース」

配信日: 2026/4/8(水)

https://rgg.lnk.to/submarine_youth

『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』オープニングテーマ

MusicVideo:https://youtu.be/2hyWBr4hceY

「日常」

配信日:2026/5/13(水)

https://rgg.lnk.to/nichijou

柳屋あんず油CMソング

MusicVideo:https://youtu.be/gnvEyHFfDo8

各種リンク

X:https://x.com/rgg_official

Instagram:https://www.instagram.com/regretgirl_official

TikTok:https://www.tiktok.com/@regretgirl_official

YouTube:https://www.youtube.com/c/reGretGirlofficial

HP:https://www.regretgirl.com/

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