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<インタビュー>「リアタイしていた」と誇れる日に Oaiko・シンマチダ × yeti let you notice・masaru yukioが描く、新しいシーン

Oaikoの主宰シンマチダと、独自の音楽性とライブパフォーマンスでライブハウスシーンから支持を集めるyeti let you notice・masaru yukioによる初対談が実現した。オルタナティブロックを軸に、新たなカルチャーの発信地として注目を集める「Oaiko FES」。

イベントを“作る側”と“鳴らす側”という異なる立場からシーンと向き合う二人は、どのような想いでこの場所を作り上げようとしているのか。出会った当初のエピソードから、フェスに懸ける想い、現在の音楽シーンへの視線、そしてこれから先に描く未来まで。それぞれの立場だからこそ見えている“今”を語り合ってもらった。

写真:endo rika

シンマチダ(Oaiko):

masaruさんとちゃんと話した記憶はあんまりなくて。Bassの雜賀さんが最初にコミュニケーションを取った人です。前職でyeti let you noticeと関わりがあったのがきっかけで、ライブでちょっと挨拶したくらいですね。

masaru yukio(yeti let you notice):

初対面の人とよそよそしいタイプなので。

シンマチダ(Oaiko):

確かに。いつの間にか喋るようになりましたよね。

masaru yukio(yeti let you notice):

マチダがOaikoを立ち上げて、yeti let you noticeが所属することになって。

ツアー初日に、借りてきたレンタカーをマチダがボコボコに凹ませて(笑)。そこで一気に打ち解けたね。青ざめたマチダが降りてきた時に今回のツアーは成功するなと思いました。

シンマチダ(Oaiko):

出会ってから1年ちょっとくらいだけど、かなり深く関われてるなと思います。

masaru yukio(yeti let you notice):

マチダが注目されて一緒にメディアで話させてもらえるのは嬉しいなと思います。

シンマチダ(Oaiko):

すごい色々話してるからな…。

…最近何食べてます?(笑)。masaruさんすごい細いんで…。

masaru yukio(yeti let you notice):

そんなんでいいの!?

太るために食べてるからな。プラスワンおにぎりとか、プラスワンプロテインバーとか。

でも最近時間がなくて痩せちゃったんです。

シンマチダ(Oaiko):

時間がなくて痩せるのは羨ましいな。

masaru yukio(yeti let you notice):

じゃあ逆にOaikoを運営するにあたって1番困ってることは?

シンマチダ(Oaiko):

リアルな話になっちゃうけどやっぱりお金と人じゃないですか?組織にするにあたって、モノ・コト・カネは大事ですからね。

「時代に適用するシーンを作る」──Oaiko FES立ち上げの理由

シンマチダ(Oaiko):

去年、初めてのシリーズイベント「みちしるべ」を開催して、反響も大きくて、SNSでフェスを開催して欲しいという声もいただいて。そんな中でOaikoのミッション「時代に適用するシーンを作る」という想いも重なり、勢いでフェスを企画しました。

シンマチダ(Oaiko):

単発のイベントとしては良いものにしたいというのはもちろんですけど、振り返った時にオルタナティブロックのシーンがあったよねと言われるようなイベントにしたいし、次の若い子達に影響を受けるようなイベントにしたいなと思っています。音楽観だったり楽しみ方を模索しながらやりたいですね。

シンマチダ(Oaiko):

きちんとカルチャーが見えるフェスにしたいと思っています。今回だとお笑い芸人がいたり、TONEBOOKさんのトークイベントがあったり。渋谷だとWWW、WWWXを中心にフェスをするのは珍しいと思うので、カルチャー感を大切にしているのはポイントなのかなと思います。

シンマチダ(Oaiko):

そうですね。カッコいいライブをしてくれれば!。

自分たちが1番かっこいいと思って演奏してほしいです。

masaru yukio(yeti let you notice):

他のアーティスト様に何か言うのは恐れ多いです!

皆さん素晴らしいアーティストさんなので、言うことは何もないです!

yeti let you noticeが鳴らす、“居場所”としてのライブ

masaru yukio(yeti let you notice):

単純に「力になりたい」と思いましたね。まさか大トリになるとは思わなかったですけどね。マチダから「Oaiko所属のアーティストをトリにしたい」と言われたので、だったら頑張ろうと思いました。

シンマチダ(Oaiko):

トリはすごく悩みましたね。でもレーベルアーティストをトリにしたいと思っていて、yeti let you noticeに頼みました。

masaru yukio(yeti let you notice):

シーンとして見つかり始めたジャンルのアーティストが集まったフェスで、アングラな世界にリスナーが迷い込むイメージですかね。だから見つけて欲しいですね。

masaru yukio(yeti let you notice):

タイテ。押さないように。皆さん終電とかあると思うので、持ち時間内で終わらせます。

シンマチダ(Oaiko):

リアルだな(笑)

masaru yukio(yeti let you notice):

そういう話じゃないよね(笑)

他のアーティストさん目当てで来たお客さんが「初めてyeti let you noticeを見たけどよかったです!」と言う声をいただくことがあったので、他のお客さんから見てどう聞こえるのかは自主ライブの時よりも意識しますね。

masaru yukio(yeti let you notice):

アウェイ…感じますよ。退屈そうにしてるお客さんとか見ると燃えますね。「こいつ感動させてやろう」って思えます。

masaru yukio(yeti let you notice):

全体としてはシーンの盛り上がりだと思うんですけど、yeti let you noticeとして意識するなら、しんどい人とかどうしようも無くなっちゃってる人に向けて書いている節があるので、フェスという機会に馴染めない人にも足を運んで欲しいなと思います。それがyeti let you noticeの個性の一つなんじゃないかと思います。

音楽シーンの“今”と、その先にある未来

シンマチダ(Oaiko):

正直、ビジネスとして音楽と関わるようになって、昔より感動することが減りましたね。その中でもyeti let you noticeが新曲送ってくれた時とか、心ときめく瞬間があってそういうのは大切にしています。

masaru yukio(yeti let you notice):

9割は我慢・踏ん張る・しんどいって思ってて…。でもかっこいいフレーズがでた時とか、合わせた時にいい音になった時とか、残りの1割のときめきで許せちゃう日々ですね。

masaru yukio(yeti let you notice):

yeti let you noticeとしては、「誠実さ」ですかね。作詞作曲にあたって嘘がないこと。当たり前のことだと思うんですけど、自分が思ってないようなことを歌詞にしたり、適当に作ったものを発表するとかはないようにしてますね。嘘で感動させてしまったら無責任になってしまうので。

シンマチダ(Oaiko):

音楽をビジネスにする立場として譲れないのは「カッコ悪いことをしたくない」ですかね。心の底からかっこいいと思ってるバンドを呼びたいし、そういったバンドを売っていきたいですね。

masaru yukio(yeti let you notice):

そうだね。仮に変なものが売れてしまったら、それが市場を教育して文化の衰退につながってしまう。だから作品を発表する一人一人が責任を持つことは大事だと思いますね。

シンマチダ(Oaiko):

もちろんいろんな失敗もあるけど、短期的に広めるだけじゃなくて、如何にカッコよく積み重ねられるかは意識してますね。

シンマチダ(Oaiko):

オルタナティブロックシーンのミュージシャンがこれだけ集まって、しっかり人を呼べるイベントを作っていきたいと思っています。今回出演しているアーティストは、普段から大型サーキットに数多く出演しているタイプというより、それぞれの場所で独自に活動を続けてきたアーティストが多いと思います。だからこそ、そういったアーティストたちが集まることで、新しい注目や熱量が生まれるフェスにしたいと考えています。

masaru yukio(yeti let you notice):

我々がライブすることによって、大きく変えられるとは思ってなくて、1人1人に伝わるように精一杯歌うことの積み重ねだと思います。

シンマチダ(Oaiko):

大変なことばっかりじゃないですか?

masaru yukio(yeti let you notice):

9割が大変だよね。

シンマチダ(Oaiko):

ブッキングひとつもそうですし、運営も、チケット1枚売るのも大変ですし…。大変なことしかないですね。

masaru yukio(yeti let you notice):

オーガナイザーってマスで考えるわけじゃん?動線とかトイレ個数とか、法律上どうなのとか…。

シンマチダ(Oaiko):

それもあります。いろんなフェスに視察に行って、打ち合わせの度に案を投げて話し合います。いろんなところにアンテナ張って。紆余曲折してやっと今、形になり始めてますね。

masaru yukio(yeti let you notice):

レーベル業をしたいというよりは、アーティストの発掘したりお手伝いしてみたいという気持ちはありますね。今は自分で精一杯ですけど…。人の活動を手伝うことで見えてくる部分もありますからね。

シンマチダ(Oaiko):

元々バンドはやっていたんですが、創作することがあまり向いていないと思って今の仕事についているので。フェスの大トリで弾きたい気持ちはありますけど、それは一時的な蜜を吸いたいだけなので(笑)。やはりアーティストと関われば関わるほど尊敬が強くなるので、今はその人たちのお手伝いをしたいという気持ちが大きいですね。

“第一回”を目撃する日になる

シンマチダ(Oaiko):

若い子たちに向けていうともっとDigをして欲しいなと思ったりはしますね。例えばyeti let you noticeを好きになった時に、yeti let you noticeのメンバーが何が好きかまで深掘りして欲しいですね。昔よりも簡単に音楽を見つけることができる分、流れてきたものをそのまま消費するだけでも成立してしまうとも感じていて。。もっと自主的に音楽に出会って欲しいと思いますね。

masaru yukio(yeti let you notice):

過渡期に入ってる気がしてて。アングラなアーティストにも自由にアクセスできるようになって、いろんなアーティストが見つけられていって群雄割拠の戦国時代みたいになるのか、そうはならずメインストリームはメインで、アングラはアングラなのか。ツール的な進化によって何が淘汰されて、何が引っ掛かるのかは難しいですよね。

シンマチダ(Oaiko):

Oaikoみたいな「裏方側」が盛り上がっていれば、群雄割拠になってる感じは出せるのかなとも思います。逆に僕ら自身の力がないとアーティストが盛り上がる土場が少なくなっちゃうと思ってて、「裏方側」にいる人にも責任があるんじゃないかなと思います。

masaru yukio(yeti let you notice):

世界だと足りないものなんてないと思うんですよ。日本に限って言えば、音楽に携わる人がキツすぎるかもしれないですね。生きていくのが。素晴らしい表現をする人もやめていっているのが現状だと思うので、文化的側面から言うと損失になってて。素晴らしい音楽する人ってダメ人間が多いと思ってて、ある程度適当でも生きていける仕組みがある社会になったら嬉しいなって。

シンマチダ(Oaiko):

全部です(笑)。

masaru yukio(yeti let you notice):

あえてあげるなら「揺れるは幽霊」「iVy」「urema」「えんどあ。」「Enfants」は非常に注目してますね。1リスナーとしては、かっこいいし、素晴らしいと思うし。バンドマンとしてみたら今上げた人たちが正当に評価されて欲しいし、その様を見ていたいなと思います。

シンマチダ(Oaiko):

唯一アイドルとしてブッキングさせてもらった「RAY」。カルチャーの架け橋になると思ってブッキングさせてもらったので、普段バンドしか聞かない人にも聞いて欲しいです。

もう1組はやはり「yeti let you notice」。Oaikoがフェスとしてあるんじゃなくてレーベルとして存在しているのを象徴してくれると思います。

masaru yukio(yeti let you notice):

僕みたいなのが言うのも生意気だと思うし、わかってたら自分が伸びてると思うので…(笑)。でも「伸びていく=続けていくこと」とするなら、柔軟に考えられる子たちは伸びていくんじゃないかな。今の子達って十分柔軟だと思うけどね。

シンマチダ(Oaiko):

売れる子達はハングリー精神があるのが共通点だと思いつつ、音楽性で言うなら柔軟さは大事ですね。新しいことにチャレンジし続けるアーティストは一定の評価を得られる存在な気がしますね。

シンマチダ(Oaiko):

装飾とかもこだわろうと思っているので、そういったところもみて欲しいですね。細かい部分にOaikoのカルチャーが出せたらいいなと思います。

masaru yukio(yeti let you notice):

あれでしょ!折り紙こうやって繋げてメビウスみたいにするやつ!風船とか!

シンマチダ(Oaiko):

そうです(笑)。いっぱい置いておきます。

masaru yukio(yeti let you notice):

個人的に注目しているのは、どういった客層なのかですね。個性派揃いなのか、男女の割合とか。お笑いとかアイドルがいたりとか、機材ブースやトークがあったり、音楽だけじゃないカルチャーを感じて欲しいですね。

でも、トリまでみてくれたら自転車に旗立ててひとりひとりお宅に伺うんで、最後までお願いします(笑)。

masaru yukio(yeti let you notice):

見つけられ始めたシーンの一つの流れを作り出すような1日だと思うので、この第一回を「リアタイしてたことを自慢できる日」になると思います。

こういう場に行きづらいなと思ってる人にこそ来て欲しいですね。外出が苦手な人の第一歩になったらいいなと思います。

シンマチダ(Oaiko):

もちろん来て楽しんで欲しいですが、シーンを作るためにリスナーもアクションを起こすことでより広がっていくと思うので、SNSで「楽しかった」と上げてくれると嬉しいです。一緒にシーンを盛り上げてくれたり、感化されて音楽作ってみようとかそういう第一歩になったらいいなと思います。

告知

▼Oaiko FES 2026

2026年6月7日(日)
14:00 開演 ( 13:00 開場 )
会場:WWW X/WWW/TOKIO TOKYO/他2会場 (東京都)

▼公式HP
http://oaikofes.jp

主催:Oaiko FES 2026 実行委員会
制作:ATFIELD inc.
協賛:Eggs Pass、TONEBOOK、DigOut

SNS

yeti let you notice

X:https://x.com/ylyn_TMP

instagram:https://www.instagram.com/yetiletyounotice

YouTube:https://www.youtube.com/@yetiletyounotice

Oaiko

X:https://x.com/Oaiko_info

Instagram:https://www.instagram.com/oaiko_info/

HP:https://oaiko.official.ec/

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