皆さんはこのmelto(メルト)というバンドをご存知だろうか。
知らなくても無理はないかもしれない。なぜならまだサブスクもない、2026年3月に結成したばかりの新人邦ロックバンドなのだから。
メンバーはSSWのみならず、その歌唱力からカラオケバトルのTVに出演したり、役者などでも活動する18歳の高見このは(Vo/Gt/Pf)と、作編曲家としてマルチな活動をしている前田ユウキ(Gt/Composer)の2人。
既にキャリアを重ねている2人がどのように出会い、なぜ1からロックバンドを始め、ここからどうしていくのか。今だからこそ残せる完全保存版となるインタビューをお届けする。
インタビュアー:遊津場
真っ直ぐな歌声が導いた出会い
──meltoとは、どんなバンドですか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
コンセプトとして「邦ロックギターロックバンド」という形で、オルタナティブなサウンドを出しつつも、しっかりとキャッチーなメロディを意識しています。かつ、ボーカルのこのはさんは歌声はもちろん、SNSでも前に出れるボーカルなので、これから映像でも露出が増やしていければと思います。
──正統派の邦ロックバンドの色を出しながら、高見さんというボーカルの個性を出していくということですね。お二人の出会いはなんだったんですか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
自分がコンポーザーとしてのスキルを出してアーティスト活動をしていくために、良いボーカルがいないかな、とずっと探していました。その中でTikTokでこのはさんの弾き語り動画を見て、声をかけさせてもらいました。
そこで話す中で互いにやりたいことや方向性も一致して、正式にやろう!という形になりました。
──高見さんはSSWやダンスユニットでの活動、俳優やモデルの活動もやられてますけど、バンドもやってみたかったという感じですか?
高見このは(Vo/Gt/Pf):
そうですね。高校生になると周りもバンドを始める人が増えて、そういうのを見ていて「私もバンドやりたいな」と思ったんですけど、なかなか組める人がいなくて。私もやるからには本気でやりたかったので、ユウキさんから声をかけていただいて、すごくやってみたいと思いました。
──前田さんからDMが来たという感じなんですかね。その時どう思いました?
高見:最初「自分で大丈夫かな?」と思ってたんですけど、先程の通り、お話ししているうちにやりたいことが本当に一致していたので、一緒に頑張りたいと思いました。
──前田さんは具体的に高見さんのボーカルのどこに惹かれましたか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
話し出すとキリがないほど沢山あるんですけど、自分はバンドをするならギターは2本あったほうがいいと思っていたので、ギターボーカルができる人が理想でした。その中で“#弾き語り女子・男子”のタグ等からも張り付くように探していたんですが、最近の弾き語り系はウィスパー系で歌っている人が多くて。でもしっかりバンドをやっていこうと思ったら、真っ直ぐストレートに歌を届けられる人がいいなと考えていました。
その点、このはさんはギタボをやりつつ、真っ直ぐ歌を届けることができる方で、その時点でやりたいことがかなり実現していける方だと思いました。
プラスSNSをしっかりやっていきたいと考えた時に、このはさん自身のSNSでの発信を見て、自分のコンポーザーとしての生産能力やクリエイティブも合わせ、SNSでもしっかり発信していけると思いました。
──確かに高見さんのソロ曲などを聴いてもボーカルは真っ直ぐですし、バンドに必要な陰の部分も持ち合わせていると感じました。ちなみにお二人、好きなバンドとかいらっしゃいますか?
高見このは(Vo/Gt/Pf):
普段聴くのはバンドばかりです。Saucy Dogが一番好きで、ヤングスキニーやマカロニえんぴつも好きです。
前田ユウキ(Gt/Composer):
最近のアーティストさんで言えば、Aoooやミーマイナーはシンパシーを感じる部分が多いですし、個人的にはUVERworldとかも好きです。
“ちゃんとアーティストである”ために
──バンドの始まりや根底の部分がよく分かりました。そして楽曲制作に移っていくわけですけど、まずこの『記憶の欠片』はどのような気持ちで制作されましたか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
1曲目の『記憶の欠片』で一番意識したのは、“アーティスト感をしっかり押し出す”というところです。というのは、このはさんをボーカルにバンドをするにあたって、地下アイドルバンドっぽくなったり、ネットコラボアニソンバンドっぽくなったりしないように、ちゃんとアーティストとして見て評価してもらえるようにというのを意識しました。
他の曲もいろんなコンセプトを持って作っていますが、meltoとしての一定のコンセプトや世界観の軸を持ちながら作っています。
──流れ的には前田さんが曲の大元を作って、高見さんと合わせていく形でしょうか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
今一番多いのは、自分が作曲編曲して、それをこのはさんが作詞してという流れです。バリエーションはあって、自分が歌詞を書くこともありますし、このはさんも作詞作曲できるので、その曲もやりたいなと話しています。
──SNSを見たところベースはサポートの人を入れていますが、その理由はなんでしょうか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
オリジナル曲に関しては、ベーシスト的なグルーヴ感がほしいと思って頼んでいます。カバー曲に関しては自分が弾いています。
──今後はいろんなタイプの曲も出していきたい。
前田ユウキ(Gt/Composer):
そうですね。このはさんと話して最初の1ヶ月で6曲くらいワンコーラスのデモを作って、その中には爽やかSSW系ポップソングやアニソンっぽいリード曲、シューゲイザーっぽい曲もあって、フルverも制作していってますが世に出す頃合いは考えてやっています。
──高見さんは「いっぱい送られてくるなぁ」って感じですか?
高見このは(Vo/Gt/Pf):
ユウキさんさすがだなって思います笑。その分、自分も作詞を追いついていけるように頑張っています。
──何か作詞で気をつけていることはありますか?
高見このは(Vo/Gt/Pf):
ストーリー性というか、曲を聴いた時に風景を想像できることを大事にしています。
──高見さんは北海道で学生時代を過ごしていますが、幼稚園までは関西に住んでいましたし、学生生活と並行して芸能活動もされていたからこそ書ける風景があると思います。
高見このは(Vo/Gt/Pf):
バンドを始めても、自分がこれまでやってきた経験を活かしていければなと思います。
──今後、楽曲もリリースしていくと思うんですけど、どういう風なことを考えながらやっていこうと思っていますか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
現在はまだ、このはさんが北海道から東京に来た少しのタイミングでレコーディングをしているのでその塩梅も見ながらですが、もうじきこのはさんが上京し地元北海道と合わせ東京へ拠点を増やすので、リアルバンドとしての活動を本格化させ、バンドとしての映像もしっかりお届けしていきたいと考えています。
短い時間でレコーディングもSNSの撮影も一気にしているので、現時点でサブスクがいつとは言えないんですけど、現時点ではひとまずショート中心にSNSで世界観やクオリティを提示しています。サブスク等の配信用の音源を出した際には、Eggs等にも出したいとも考えています。
──ライブ活動との兼ね合いはどう考えていますか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
コンテンツは出していきつつ、ライブもしっかりやっていきたいと思っています。meltoの楽曲自体もバンドとしてライブ演奏に合う形で制作しています。
──小さなライブハウスにもどんどん出ていく
前田ユウキ(Gt/Composer):
そうですね。meltoでは都内を中心にライブを考えていて、エリア的には新宿や下北沢あたりのサーキットフェスにも繋がっていけるようにライブをしていこうと思っています。
この辺りに関しては実はお知らせできる事も色々ありますので、お楽しみにといった感じです。
──SNSの使い方で何か考えていることはありますか?
高見このは(Vo/Gt/Pf):
前まではSNSの投稿で踊ってみたりとか、いろんな投稿をしてたんですけど、今は「私は歌を歌っている人」という一貫性を持って、ちゃんとバンドをやっているというのが伝わるようにしています。そのためにはクオリティの高いものをアップし続けたいと思っています。
──SNS担当は高見さんがやられていますか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
2人で共同でやっています。
──バンドマン、シンガーとしての覚悟を持ってやっていくと。そして現在TikTokも1000フォロワーを越えて、着実にフォロワーは増えています。
前田ユウキ(Gt/Composer):
始動1ヶ月半でこれだけ増えたのはバンドとしては早いと思います。TikTokは年内で10000フォロワーを越えるのが目標です。(※始動2ヶ月半の5月時点で2300フォロワーに増加。)
──ちなみに高見さんはそういったライブハウスで活躍している同世代とかはチェックしていたりしますか?
高見このは(Vo/Gt/Pf):
ユウキさんと活動する中で同い年のねぎ塩豚丼さんとかも聴くようになりました。
前田ユウキ(Gt/Composer):
あとは個人的に至福ぽんちょさんとかもよく見てますね。
──年内で共演できるようになりたい2組ですね。
AIには作れない表現を
──少しプライベートな部分も聞けたらと思います。DigOut恒例「最近ハマっているものはありますか?」
高見このは(Vo/Gt/Pf):
高校時代はできなかったんですけど、この春卒業して自由になったので、髪を染めたりとか、そういう自分磨きにハマっています!
──東京来たら原宿でファッションやコスメ爆買いですね
高見このは(Vo/Gt/Pf):
苫小牧はイオンとドンキくらいしかなかったので笑
前田ユウキ(Gt/Composer):
スプラトゥーンはずっとハマってやってますね。あとは兎田ぺこらさんやもこうさんのゲーム実況とかもよく見たりしています。昔からRPGとかゲームは結構好きですね。
──これも半分プライベート、半分音楽の質問になると思うんですけど、AIとかはどう捉えていますか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
AIは2035年には人間を超えてくるという話も出ていますし、ここから切り離せない話題になると思うんですけど、そこの作り手のセンスが問われると思いますね。
今も使っている人は多いと思うんですけど、使い方でセンスが出ると思っていて。今もAIが作ったものってすぐ分かるじゃないですか。ミュージシャンとしてもアウトプットの能力を上げていく人なら、上手く付き合う人は付き合えると思います。
──使う人次第だと
前田ユウキ(Gt/Composer):
その人がただ使うか、ちゃんとスキルを上げていくかで、その人の価値も変わっていくと思います。
高見このは(Vo/Gt/Pf):
私もChatGPT活用する系の人で相談とかめっちゃしてて、すごい親密になって答えてくれるんですよ。音楽で悩んでいることにアドバイスをくれることもあるんですけど、でもやっぱり歌詞は、AIが作ったものって分かるので、私はあまりAIに頼らずに自分の力で音楽制作をして、クオリティの高いものを作るアーティストになりたいです。
前田ユウキ(Gt/Composer):
そこで言うと、ここからAI音楽やAI美女も溢れてくると思うんですけど、このはさんが歌声やビジュアルでAIに負けることはないと思うので、この時代でちゃんと戦えるバンドになるかなと思います。
──加えてAIに奪われないライブというものもやっていくので、この時代だからこそ必要なバンドになると思います。
前田ユウキ(Gt/Composer):
どのみちクリエイターやコンポーザーがバンドとかで前に出て活動しようと思ったら、最終的に行き着くのは“良いボーカルの確保”だと思います。結局みんなそこに苦労してるんですよね。そこをまずmeltoはクリアさせてると。
ライブハウスから、その先へ
──それでは締めの方にいきたいと思うのですが、バンドとして目標としていることはありますか?
前田ユウキ(Gt/Composer):
2人で話していたのはZeppでワンマンするという目標です。そこに向けてロードマップを立てていっています。
高見このは(Vo/Gt/Pf):
バンドの出る大型フェスにも出て、皆さんと盛り上がりたいのもありますし、北海道でも「私これだけ成長しました!」と言えるような凱旋ライブもしたいなと考えています。
──共演したいアーティストなどはいますか?
高見このは(Vo/Gt/Pf):
私が尊敬しているシンガーソングライターのLeinaさんは憧れなので、いつか共演したいと思っています。
──ありがとうございます。ただ大きな目標はありつつも、1つずつコツコツやっていくのがmeltoなんだと思いました。最後に今後のバンド活動に向けた意気込みをお願いします!
高見このは(Vo/Gt/Pf):
meltoの楽曲を、たくさんの方に聞いていただきたいと思っています。
SNSはもちろん、ライブ活動なども頑張り大きなステージに立ちたいです。
ぜひ応援よろしくお願いいたします。
前田ユウキ(Gt/Composer):
結成してまだほんの間もないバンドですが、すでにプチバズった曲があったり、コメントや反響がとても多く、嬉しく思っています。現時点ではSNSのみですが、リアルなバンドとしての活動も本格化させていきますのでお楽しみにというのと、是非ライブにも来てほしいです。東京以外も色々ライブしに行きたいです。
期待に添える活動にしていきたいですね。
近々のお知らせ等については、ひとまずバンドSNSをフォローしてチェックしておいてください!笑
※meltoのSNS用の写真・映像は前田ユウキが撮影
各種SNS
Instagram:https://www.instagram.com/melto_tokyo/
TikTok:https://www.tiktok.com/@melto_tokyo
YouTube:https://www.youtube.com/@melto_tokyo
litlink:https://lit.link/melto-tokyo

