薬も酒も使わずに「パキる」手段を、果たしてどれだけの人が持っているだろうか。もし最近気分が上がらないのなら、ライブハウスに足を運んでみてほしい。きっとパキルカが、あなたを一瞬で最高潮のハイへと導いてくれるはずだ。
川崎の高校で軽音部のメンバーによって結成された彼らは、在学中に楽曲「えなじ~ぽっぷ」がSNSでバイラル。同楽曲を日本テレビ『DayDay.』でパフォーマンスするなど、瞬く間に注目バンドとして頭角を現した。
そんな“4ピースノンジャンル系ロックバンド”は、今年さらにギアを上げる。そこにあるのは、単なる趣味や自己表現を越え、音楽を生業としていく覚悟だ。4月に開催される初の東阪ツアー『毒にも薬にもならないツアー』を前に、改めてパキルカがどんな存在なのか、そのルーツから現在地までを紐解いた。
文:サイトウマサヒロ
SNSとボカロが繋いだ四人組
ーーまずはバンドの始まりからお伺いしたいのですが、高校の軽音部で結成されたんですよね。
まじぇらん(Vo):
私とツノダが、高校入学前にXの「#春から〇〇高校」みたいなハッシュタグを通じて繋がっていて「軽音楽部の体験入部に行くんだー!」「じゃあそこで会おう!」みたいな会話をしてたんですよ。
ーー入学前の段階で仲良くなったのは、やっぱり音楽の趣味が合ったりしたからですか?
ツノダ(Dr):
同じ高校に入る人で活発にポストしてる人が他にいなくて。そんな中で(まじぇらんが)すごいネットに依存してる雰囲気を放ってたから、そこに共感したんだと思います。アイコンやヘッダー、ユーザー名がもう独特だったんで、面白そうだなと思って。
まじぇらん(Vo):
そんなこと思われてたんだ……(笑)。
私は、ツノダがオリジナルのボカロ曲をアップしてるのを見て「え、凄くね?」と思ってました。
当時はめっちゃ画質が悪いアイコンで、男女どっちかもわからなかったんですけど、体験入部の前日ぐらいに「僕、男ですけど大丈夫ですか?」って言われたのをすごく覚えてます。
ドラムも最初から上手くて、吸収のスピードが他の人より速かったです。
リク(Ba):
ドラム経験はなかったのに、体験入部の数週間でどんどん上達してたよね。
ーーそこに同じ軽音部のリクさんが加わったのは?
まじぇらん(Vo):
上手かったからです。
ツノダ(Dr):
自然と他のバンドもリクの取り合いになってて。お互い巧妙な手口で口説き合いが始まっていました。
リク(Ba):
決め手は、とにかくずっと「ウチに入ったら楽しいよ」って言われてたことですね。
ーーそして最後のピースを埋めるのがシュンさん。
リク(Ba):
元々は同じ軽音部の子がギターを弾いてたんですけど、高校2年の夏頃に受験のために辞めちゃって。それをきっかけに、部活とは関係ないところからギタリストを引っ張ってきて外で活動しようっていう話になって、まじぇらんがSNS経由でシュンを誘ったのがきっかけです。
まじぇらん(Vo):
SNS使いがちだね。
リク(Ba):
シュンは、YouTubeショートとかTikTokでギターを弾いてる動画がバズってたんですよ。「卒業式でKing Gnu『一途』を弾く中学生」っていう。
まじぇらん(Vo):
それを見て「こいつ、私の夢を体現してる!」と思って、インスタでDMを送りました。
シュン(Gt):
「めっちゃファンです!」みたいなコメントが来て、すごい応援してくれる人がいるなあ、って認識でした。
まじぇらん(Vo):
違う高校だったんですけど、色んな学校が集まる合同ライブでたまたま出会って話したりもして。
リク(Ba):
その流れで、まじぇらんの勧めもあってシュンをメンバーに誘って、今の体制になりました。
ーー結成当初「こういうバンドにしよう」みたいなビジョンはありましたか?
まじぇらん(Vo):
「メンヘラバンドにしよう」みたいな話をした気がする。
ーー過激さとか病みを隠さずに歌おう、みたいな?
まじぇらん(Vo):
だから一曲目が『酔いどれ』だったんだと思います。
ツノダ(Dr):
サウンドで言うと、コンポーザーである自分がボカロの影響を受けているので、そういう曲を作るよっていう話はしてました。リクを誘う時も「ボカロとか好き?」って訊きましたし、パキルカっていう名前自体も尖っているところがあると思うんですけど、角が取れてない、個性的で刺激のあるバンドにしたいと思ってました。
ーーツノダさんのボカロからの影響も話に出たので、せっかくだから一人一人に音楽のルーツをお伺いしたいです。
シュン(Gt):
『Vinyl』がリリースされた頃にKing Gnuにハマって、たまたま兄が持ってたギターを弾き始めたのが楽器に目覚めたきっかけです。バンドをやろうと思ったのは、同じ地元・新潟の終活クラブのライブにめっちゃ通っていて「対バンしたい!」となったからですね。
まじぇらん(Vo):
中学生ぐらいまでピアノを習っていて、なおかつ中学では吹奏楽部だったから、ずっと生活の近くに音楽があったんですよ。日本舞踊を習ってたりもしたし、家でもずっとたくさん音楽が流れてて。
バンドを始めるきっかけになったのは……コロナ禍に散歩していて立ち寄ったデパートで電車の忘れ物市が開催されてて、そこにアコギが売ってたんです。
ーーそんなのあるんですね。
まじぇらん(Vo):
電車に置き忘れたものが売られてて。で「面白そうやん!」と思って買って、そのまま別のデパートの楽器屋さんで教本を買って、弾き始めました。元々YouTubeで『閃光ライオット』の動画をよく見ていて、特にフィッシュライフの映像は何回も何回もリピートしてたから、バンドへの憧れはありました。
ーー日本舞踊を習っていたっていうのも興味深いです。『アニサキスが死ぬように。』の歌い回しにどことなく和のエッセンスがあるのもその影響なんですかね?
まじぇらん(Vo):
日本舞踊は人が歌ってる前で踊ったりするからずっと間近で聴いていたし、演歌とかも歌えはするから、その節はあるかもしれないです。
ーーコンポーザーのツノダさんはいかがですか?
ツノダ(Dr):
3歳か4歳の頃からスマホを親に触らせてもらってて、勝手にYouTubeとかニコニコ動画でなんなのかよくわかってない動画を再生してたんですけど、その時初めてビビッと来た音楽が『千本桜』で、家族に「面白い曲見つけた!」って自慢したりしてました。宝を発掘したような気持ちでしたね。
ーーDTMを始めたのもその流れで?
ツノダ(Dr):
父親が音楽をやっていて、小さいクラブでDJしたりしてたらしいんですけど、その流れで作曲ソフトを勧めてくれてことをきっかけに、小6の頃、MIDIキーボードとiMacに入ってるGarageBandで曲を作り始めました。
最初は日常系BGMみたいな曲から始めて、中学あたりからは歌がある曲を作りたいなと思い始めて。ギターやベースの音を出すのはハードルが高かったので、ピアノやシンセで完結できる曲をたくさん作りながら中学の三年間を過ごした感じです。
まじぇらん(Vo):
言わなきゃいけないことを思い出した。小学生の時に父親のPS3で『初音ミク -Project DIVA-』をプレイしてたんですけど、ツノダも同じのをやってて。
ツノダ(Dr):
数あるナンバリングの中で、たまたま全く同じのをやってたから熱かったよね。
ーーそこでの意気投合もあったんだ。リクさんはいかがですか?
リク(Ba):
この二人の後に話すの嫌だな……(笑)。
元々は親の影響で、DREAMS COME TRUEや平井堅、鈴木雅之みたいなJ-POPをいっぱい聴いて育ちました。小3か小4でPlayStation Vitaを買ってもらってからは、YouTubeでインターネットミュージック、ボカロを聴くようになって、みきとPの『ロキ』とかKANA-BOONの『フルドライブ』のMVを観て、バンドも聴くようになりました。
コロナ禍に新しい趣味を始めようと思ってアコギを買ってもらって、それからすぐにベースを始めたくなって今に至ります。
独創性と人間味の交差点で「パキる」
ーーそんな4人が集ったパキルカですが、これまで活動を続けてきてターニングポイントになった出来事はありますか?
まじぇらん(Vo):
ありすぎる……。
リク(Ba):
それこそ、シュンが加入したこととか、外に向けて活動するようになって、こうやってインタビューしていただいているのもシュンが加入してくれたからですね。あと、2024年の秋ごろに事務所にお声がけをいただいて、そこからメディア露出が増えたのも大きかったですけど、その事務所から離れることになったのもターニングポイントでした。
ツノダ(Dr):
坂道を上って、また下ったみたいな。
ーー順を追って話していくと、最初にパキルカが世にしられるきっかけになったのは2024年3月にリリースされた『えなじ〜ぽっぷ』のスマッシュヒットかと思いますが。
リク(Ba):
その時のことは鮮明に覚えてます。下北で「KNOCKOUT FES」に出演した日、昼間に『えなじ〜ぽっぷ』のリール動画を上げて、ライブが終わったらそれがすごく伸びてて、それから露出が増えたし、ツノダが作る楽曲の雰囲気も変わったかなと思います。
ツノダ(Dr):
そう?
リク(Ba):
それまではどちらかというと暗めの曲が多かった。だけど『えなじ〜ぽっぷ』が伸びてからは『UMA!』『海鮮カーニバル』みたいな大衆性を兼ね備えた曲が増えましたね。僕はそのポップな側面が好きで、活動がより楽しくなりました。
まじぇらん(Vo):
楽しくなったっていうのは共感しますね。最初は『酔いどれ』の方向性でやっていくつもりだったけど、今はポップ寄りな曲もあってこそのパキルカだなって。
ーー「えなじ〜ぽっぷ」をきっかけに今のバンド像が固まっていったんですね。
リク(Ba):
良い意味で二面性が生まれましたね。
ーーそれから事務所所属、日本テレビ『DayDay.』への出演、事務所からの離脱などを経て現在に至るということで、今年に入ってからは新たなフェーズに向けてアー写を一新していますが、これは音楽で生きていく覚悟を示すためのリニューアルだそうですね。その思いが固まったきっかけは?
リク(Ba):
事務所も含めて周囲の環境に変化があったり、高校を卒業して所属する集団がなくなったりしたのがデカいと思います。
ーー大海原に出ていくタイミングなんですね。気になるのは「音楽で生きていく覚悟」が希望に満ちているものなのか、それとも退路を断った背水の陣なのかということなんですけど。
ツノダ(Dr):
俺は背水の陣寄りかも。作曲のペースが遅いから、他のバンドがポンポンとリリースしてるのを見てて「こんなんじゃいけねぇ」っていう焦りがあって。急かしてくれる大人が常に付いてるわけじゃないし、自分で立ち向かっていかないといけない。その覚悟として、積極的に舵を取っていこうっていう。
リク(Ba):
僕は両方だと思います。誰かが「一番の趣味は趣味にならない、生活の一部になる」って言ってたんですけど、僕にとってはバンドがそれで。僕はメンバーの中で唯一大学生で、経営学部なので、学んだことをバンドに落とし込んでパキルカを支えたいです。
ーー音楽で生きていくって要するに「売れる」ってことだと思うんですが、売れることに対する意識っていうのはどんな感じですか?
シュン(Gt):
俺、夜勤のバイトやってるんですけど、同僚に「これ、ちゃんとやってないじゃん」とか理不尽なことを言われたりするんですよ。そういう時に、本当に死ぬ気で売れたいって思います(笑)。
まじぇらん(Vo):
尊敬してる人に「売れる」ということについて相談したら「売れたらなんでも好きなことをしていいんだよ」って言われたんですよ。私、本とか出したいし、映画にも出たい。趣味が多いので、売れないとやれないことをやるために頑張って売れたいです。
リク(Ba):
まじぇらんが話した通り、売れた時の方が好きな音楽ができるだろうから、そのために売れたいです。あと、ドキュメンタリーで密着されるのに憧れるんですよね。ツノダと僕の会話が映像になって、コメント欄に「12分39秒のこの会話が良い!」とか書かれたい。そのためにも売れたいです(笑)。
ツノダ(Dr):
音楽以外の仕事で一般企業に入ってサラリーマンを続けられる自信が1mmもないんですよ。高校生の時も学業が本当にダメで苦労したし、人と話すのも苦手なので。だけど音楽が売れれば「あの人、めっちゃすごい曲を作ってる人だよ」って周りが言ってくれて、自分で話す必要もなくなるじゃないですか。そういう状況に持っていきたい。すごい人っていう肩書きを得るために結果を出してやるぞっていうのが一番の動機かもしれないです。
ーーここから楽曲制作などについて聞かせてください。ここまでのお話でもわかる通りボカロからの影響はパキルカの音楽に欠かせない要素ですよね。自分たちの音楽性についてはどう考えていますか?
ツノダ(Dr):
やっぱりネット音楽ってあくまでデータに落とし込んで発表するものだから、人の温もりや演奏のテクニックよりも、展開の激しさや目新しさを追求する側面が強いじゃないですか。斬新なアプローチや無茶な展開をどんどん取り込んで挑戦できるのがボカロの強みだと思っていて、その姿勢はパキルカの楽曲にも自然に取り入れられてるかな、と。
ーーボーカルのメロディーも、歌うのが難しそうなラインが目立ちますもんね。
まじぇらん(Vo):
マジでそう思います。それもどんどん速くなっていってるし。着実に難易度が上がっていって。
ーーそれを乗り越えて、さらに難しい曲が提出されて、という繰り返しで成長するような。
まじぇらん(Vo):
そんな感じです。
ーーサウンド的にも『アイドレイン』はドラムンベースだし『Bang!!』にはトラップ的なパートがあったりして、バンドの形態に縛られてないのが面白いです。
ツノダ(Dr):
『アイドレイン』はiroha(sasaki)さんの『炉心融解』がリファレンスになって、シンプルに「こういうの作りてぇ」っていう着想から生まれた曲です。ぶっちゃけ、作った時点ではバンドとしてどう届けるか考えてなくて。アルバムを出すとなった時に、書き溜めてあったこの曲をブラッシュアップしたらそれはそれで面白くなるんじゃないかと。
ーーなるほど。
ツノダ(Dr):
以前はバンドサウンドじゃないといけないっていう意識を持ってた時期もあったんですけど、一回初心に戻ってみようと。再現性がなくてもいいから一回突き抜けた曲を作ってみようと思って出来たのがあの曲ですね。
ーー楽曲制作の流れとしては、ツノダさんがアレンジまで一気に作り込むのでしょうか?
ツノダ(Dr):
そうですね。DTMをやる人間の観点だと「編曲込みで作曲」っていう意識がどうしてもあるので、そこまでやらないとメンバーに表現を伝え切れないと思っちゃう。だから限界まで完成に近づけてからみんなに渡すようにしています。
ーーそこからどうアレンジしていくんですか?
ツノダ(Dr):
たとえば『ケルン制作社』のギターはシュン100%って感じだけど、それがハマらない曲もあって。King Gnuのような洒落たアレンジを考えてほしい時は任せるし、そうでない時は僕が押し付けることもあるんですけど、毎回しっかりその考えを拾ってくれるので信頼してます。
シュン(Gt):
僕もその役割は理解しているので、押し付けられても嫌じゃないですね。
ーーツノダさんが指揮を取りつつ、適材適所でメンバーがサポートするような?
リク(Ba):
ベースにしてもギターにしても、弾いてる人じゃないと作れないフレーズっていうのがどうしてもあるから、そこを補填するみたいなところはあると思います。
ツノダ(Dr):
打ち込みで送った音源が物理的に弾けない難易度だったりもするので、そこを直してもらうこともありますね。
ーー再現性に囚われすぎない楽曲制作をしつつも、あくまでパキルカはバンドなわけですが「バンドであること」に対してはどんな意識を持っていますか?
ツノダ(Dr):
打ち込みで曲を作ってボカロに歌わせれば人間ができないことも簡単に実現できちゃうんだけど、どれだけ人間味を感じさせられるかっていうところについては、やっぱり生演奏には敵わないと思ってて。曲の独創性と演奏の再現性が組み合わさる一番美味しい部分を追求するのがパキルカがバンドであることの良さだと思ってます。
リク(Ba):
ウチら、曲はボカロからの影響が大きいのに、ライブバンドだって言われるんですよ。その矛盾が面白いなって感じます。
ーーなるほど。これからパキルカを聴く人に、まず最初にオススメしたい曲はありますか?
シュン(Gt):
あえて『アイドレイン』ですかね。一旦『アイドレイン』を聴いてから他の曲に広がっていったら、パキルカの奥行きや幅が感じられると思う。
まじぇらん(Vo):
『私、』を聴いてほしい。ツノダが作詞作曲した曲だけど、自分の思想と近いし、気持ちの“うーっ”っていう部分が歌詞で表現されてるから。
ツノダ(Dr):
『ケルン制作社』です。
もっと濃い曲やユニークな曲もある中で『ケルン制作社』はシンセが入ってない、バンドだけで表現した曲で、挑戦的なパキルカに触れる前に、まずはこれを聴いて、4人それぞれのサウンドや歌声の魅力を味わってほしいです。
リク(Ba):
僕は『UMA!』です。パキルカのポップな側面の代名詞になる曲だと思ってて、音源の中にコール&レスポンスも入ってるので、ライブの導入にも繋がりやすいはず。
全国をパキルカのカルチャーで染めていきたい
ーーさて、4月には初の東阪ツアー『毒にも薬にもならないツアー』が開催されます。印象的なタイトルですが、どのような思いが込められていますか?
ツノダ(Dr):
そもそも「毒にも薬にもならない」っていうフレーズが気に入ってたので、何かで使いたいなと思っていて。めっちゃ俺らにピッタリだなと。ダークな毒の一面と、ポップな薬の一面がどっちもあって。それに、毒と薬って実は表裏一体だったりするじゃないですか。
モルヒネがヤバいドラッグにも鎮痛剤にもなったり。だから、パキルカの楽曲も聴く人によって毒になったり薬になったりしてほしい。「ならない」って言ったのは自虐でもあるし、これからなりたいっていう宣言でもあります。
ーー対バンは大阪公演がスパノヴァ特急、東京公演がチセツナガラとなっていますが、各バンドに対する印象は?
シュン(Gt):
チセツナガラはお客さんを巻き込むようなライブがすごく良いし、その一体感がパキルカにも合うと思います。一緒に盛り上げたいですね。
ツノダ(Dr):
楽曲も四つ打ちのダンスミュージックっぽい部分が合ったり、男女混合だったりで、共通点が多いと思います。
リク(Ba):
スパノヴァ特急は最近仲良くさせてもらっていて、ボーカルのんじくんと去年のミナホの時に一緒になったたこ焼きパーティーで初めて話して、それからライブを観せてもらうことが増えたんですよ。音楽性としてはそこまで似てないかもしれないけど、ルーツが近いところがあると思ってて。大阪では初めての企画なので、対バンを任せたいという意味で声をかけました。
ーーそれでは、一人一人ツアーに向けての意気込みを聞かせてください。
シュン(Gt):
僕、ステージ上では笑顔が取り柄なんですよ。最前のお客さんとどっちがニコニコか対決できるぐらい。だから一緒に全力で楽しもうっていうのが意気込みです。
まじぇらん(Vo):
最近、色んなアーティストのライブ映像を見るようにしてて、パフォーマンスのアイデアがストックされて来てるんです。だからそれを爆発させたい。早くやりたいです。
ツノダ(Dr):
今回のツアーは「会場に見に来てね」っていうより「こっちが行くよ」っていう、自分たちがデリバリーする側だっていう意識が強いです。今までの「ここでやるからおいで」っていう意識を変えようと思って、チケットを自分でちゃんと売って、その足で出向いて、その場所のお客さんに音楽を届けに行くっていうのがポイントです。今まで高校生ながらにガムシャラに頑張ってたところを、一歩大人の階段を登ったような気持ちで、その場のお客さんとの熱気をコントロールするところにチャレンジしていきたいです。
リク(Ba):
去年から一貫して言ってることなんですけど、僕はパキルカを通してカルチャーを作りたいと思っていて、それがメインカルチャーなのかサブカルなのかは流れに任せるけど、とにかくカルチャーを生み出したい。ラコール&レスポンスをしたり、みんなで拳を掲げたりして、カルチャーを作れるのがライブという場だと思ってて。今のところはそういう盛り上がりを東京の自主企画ぐらいでしか作れてないから、それを今回は第一歩として大阪まで持っていって、いつかは全国をパキルカのカルチャーで染めていきたいです。
ーーところで、みなさんが最近音楽以外にハマっていることはありますか?
ツノダ(Dr):
俺とシュンは一緒にゲームの話をしてますね。でも、全然違うFPSのゲームのことを自慢し合ってるだけ(笑)。俺は『VALORANT』をやってます。
シュン(Gt):
僕は『レインボーシックス シージ』をやってます。
リク(Ba):
僕とまじぇらんはよく映画の話をしてます。二人でおすすめを教え合って『パプリカ』のリバイバル上映を一緒に行こうって話し合ったり……結局行けなかったけど。そういうサブカルっぽいところで共鳴し合ったりしてますね。
ーーせっかくなので特におすすめの一本を教えてください。
まじぇらん(Vo):
人の心の深い部分に刺さるようなアニメが好きで。監督のこだわりがガツンと来る感じの。特に『REDLINE』が好きで、作画がすごいし、登場人物に感情移入できるし……話すと長くなるけど、とにかく本当に好きです。
リク(Ba):
『雲のように風のように』っていう、スタジオぴえろが制作した1990年のアニメがすごい好きです。中国の宮廷における恋を描いた話で、今はDVDかブルーレイでしか見れないんですけど、すごく印象に残ってます。
ーーでは最後に、ファンやリスナーのみなさんにメッセージをお願いします。
リク(Ba):
ライブに来てくれる人の期待や関わってくれてる人たちのサポートに応えられる活動を、これからも頑張っていきます。
ツノダ(Dr):
さっきも話した通り、今回のツアーに関しては「来る」より「行く」っていう気持ちを持って取り組もうと思っているので。今後もパキルカの演奏を聴きたい、一緒に楽しみたいっていう人のところに「行ける」ように、楽曲もライブも頑張っていけたらと思います。
シュン(Gt):
𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______。特殊フォントで書いてほしいです(笑)
まじぇらん(Vo):
リクも話してましたけど、本当に支えられているおかげでやれてるんです。その人たちに恩返しをしたい。これからもライブに来てくれる人が全力で楽しめる環境や空気感を作り上げていくので、よろしくお願いします。
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