1995年7月9日生まれのアーティスト・Kaoru Masaki。
2015年ゲーム&アニメ連動プロジェクト「青春!!!!!ユニットオーディション」で合格し、デビューして以降、舞台、映画、ドラマなど多方面で活躍を続けている。
そんな彼が、2025年7月に音楽活動を本格始動させ、『SHAKIN’』『Kagerou』『HIGHLIGHT』『memory』を立て続けにリリース。
今回DigOut編集部は、本格的に音楽活動を始めた彼に、アーティスト活動を始めるに至った経緯や、新曲『HIGHLIGHT』『memory』に込めた想い、今後の目標についてじっくり話を伺った。
Kaoru Masakiの始まりについて
ーー芸能活動を始めたきっかけを教えてください。
元々アニメーションが好きで芸能や音楽に興味を持ってはいたんですけど、本格的に芸能活動を始めることになったきっかけは、大学に入った年に受けたオーディションに合格したことでした。実は、締切2日前にオーディションを知って、急いでその場で写真を撮って履歴書を送ったんですよね。
ーーオーディションではどういったことを審査されたのでしょうか?
ダンス、歌唱、芝居、質疑応答と進んでいったんですけど、合格しないとその先が受けられない形式のオーディションでした。
ーー俳優・声優として活動する中、2025年7月に音楽活動開始とのことですが音楽活動を始めたきっかけを教えてください。
芸能活動を始めた当時に組んでいた男性ボーカルユニットの活動に一区切りがついたところで「これからも音楽は続けていきたい」と、ずっと思っていました。そこから今の事務所に変わったのが2年程前で、今の“Kaoru Masaki”が表現できる環境がようやく整い、今年の7月に待望の配信リリースをすることが出来ました。
ーー自身の活動に影響を受けたアーティストやロールモデルを教えてください。(俳優業、声優業、音楽業など)
三浦春馬さんですね。昔イベントでご一緒したことがあって、チラッとお話させていただいた時に「上手くいかないこともあるし、何かをやりたいと思った時にすぐに始められる世の中ではないけど覚悟が大事だよ」というアドバイスをいただいたんです。
普段から役者に留まらず、歌にダンスとストイックに取り組まれている様子や、誰に対しても物腰柔らかく丁寧に接している姿を見て、アーティストとしてだけでなく人間としてリスペクト出来る方だなと感じましたし、影響を受けました。
楽曲制作について
ーー楽曲制作はどのような過程で進めていますか?
歌詞1つを取っても、僕が表現したい想いや背景がどうしたら伝わるのかなど、綿密にチームで相談しながら進めています。
ーー何からインスピレーションを受けることが多いですか?
役者のお仕事を通して色んな役柄を演じる中で、その人物を研究して自分の中に投影するという経験を重ねていると、実体験じゃなくてもその登場人物の気持ちが分かる部分があるんですよ。そこから引き出しを開けていって制作することが多いです。
ーー今までの楽曲を通して大事にしている部分やこだわっている部分を教えてください。
“Kaoru Masaki”というアーティスト像をどこまで普段の“正木郁”と馴染ませて、どう違う色を魅せていくのか、という表現にこだわっています。
特にレコーディングをしている時に感じるんですけど、歌っている時に情景や役で演じた人物の表情が思い浮かぶのが“アーティストKaoru Masaki”としての強みかな、と思っています。
ーー多様なバックボーン(俳優、声優など)がある中で今後作ってみたい楽曲はありますか?
ファンの方から「Kaoru君ってこういう楽曲もやりたかったんですね!」というコメントをいただいた時に、今までの正木郁ではお見せ出来ていなかった一面を、Kaoru Masakiとして届けられていると実感出来て、アーティスト活動に改めて意味を感じました。今後も、染まり過ぎず色んなジャンルに挑戦して音楽を届けていけたら良いな、と思いますし、それを自分の人生の中にも浸透させていきたいです。
ーー自身の楽曲でコラボしたいアーティストはいますか?
今までお仕事でご一緒してきた方とたくさんコラボして、共演者とKaoru Masakiで起こる化学反応をお客さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。
あとは、4Vo1DJで活動されているTHE BEAT GARDENというグループのMASATOさんとは、舞台でご一緒させていただいたことがあって、その時に僕はお芝居を、彼は歌を教え合ってお互いに無いものを提供しあえる数少ない関係性を築けたので、いつか共演したいです。
10月22日(水)リリース第三弾シングル『HIGHLIGHT』について
ーー曖昧な未来だけどとにかく走り出してから考えよう!と思える『HIGHLIGHT』ですが、ご自身にとってこの楽曲はどんな存在ですか?
新しい引き出しをたくさん開けて、J-POPっぽくないところを攻めた曲になっています。
ーー『HIGHLIGHT』のおすすめの聴き方、シチュエーションを教えてください。
朝の通勤・通学前ですね。テンションが上がらない時にこの曲を聴くと、背中を押してくれるような楽曲に仕上がっています。
ーーファンの方から届いた、言われた感想で印象に残っている言葉はありますか?
“新感覚”という言葉を多くいただきました。これからも“Kaoru Masaki”として新しい楽しみ方を提供し続けられるように、もっと伸ばしていきたいと思います。
12月10日(水)リリース シングル『memory』について
ーー『memory』では、強い後悔を繊細に表現されていましたが、制作時のエピソードを教えてください。
歌詞も繊細ですし、曲を聴いた時に自分自身の言葉に落とし込みやすかったな、という印象です。過去作の中で自分を1番引き出せた作品だと思います。
ーーレコーディングする際の心情や、歌に込めた想いを教えてください。
1フレーズ毎に思い入れや断片的な記憶があって、お芝居のように情景をイメージしながらレコーディングを進めました。
ーー今回のアー写、及び、ジャケ写に隠されたメッセージを教えてください。
心が深海に沈んでいく様子を表現しています。曲を聴きながらアー写とジャケ写を見比べていただくと、それぞれが合わさった時に、楽曲に込めた想いと答え合わせが出来るんじゃないかな、と思います。
ーー楽曲を通して伝えたいメッセージを教えてください。
恋愛だと“恋に溺れる”とか、推し活だと“沼”という言葉があると思うんですけど、水って深くなるほど暗くなって周りが見えなくなるものだと思うんです。良いことかもしれないし悪いことかもしれないけど、別れもその人への思いが深い程、悲しみから上がってこれなくなって後悔に繋がったりすると思うので、そういった感情をジャケ写や曲から感じ取っていただけると嬉しいです。
ーーどんな方に聴いてもらいたいですか?
今回は別れや後悔をテーマにした楽曲になっているので、そういった経験をされた方に共感していただくのも嬉しいですし、そうじゃない方にも自分の手の中にある幸せは当たり前じゃないと考えるきっかけになれたら良いな、と思います。
ーー楽曲のコンセプトにちなんで、ご自身の中の後悔を教えてください。また、その後悔を経て乗り越えたことや成長した点があれば教えてください。
グループ活動から始まり役者を経て、今のアーティスト活動を思い返すと、僕の人生は“紆余曲折”という言葉が1番しっくりきます。その中で「忙しさで全力が出しきれてない時があったんじゃないかな?」「パフォーマー・エンターテイナーというものにもっと向き合えていたら結果が変わったんじゃないかな?」という気持ちになることはあります。
ただ、その経験があるからこそ、今は色んな活動が出来ているし、後悔を受け入れて次を見据えてきたからこそ、小さな積み重ねで今の僕があると思っています。
プライベートな一面について
ーー現在の趣味やハマっているものがあれば教えてください。
去年まで趣味を聞かれたら「無趣味です」と答えていたんですけど、最近周りに言われて気づいた趣味は“1人ご飯”ですね。
特にランチにハマっていて、夜だとちょっと高いお店でもランチだとお手頃に食べれるのが単純に嬉しいですし、「ディナーではどんなメニューを提供しているんだろう?」という好奇心に駆られて楽しいです。
ーー最近見つけた幸せや嬉しかったことを教えてください。
最近、ものづくり等の創作をする時間が多くて、0から1を作り上げるやりがいをすごく感じます。そこから周りの協力を得ながら1が10になり、更に100になっていく様子はとても感慨深いです。
ーー1日の中で大切にしている瞬間(や、ルーティン)はありますか?
僕の生活のリセット方法がシャワーやお風呂に入ることなんですよ。自分の部屋に居ても何かをやるモードから中々切り替えが出来ないんですけど、シャワーを浴びることで気持ちがリセットされて、綺麗になった後の時間はすごくリラックス出来ますね。
ーー音楽、俳優、声優などで自分を表現する上で大切にしていることを教えてください。
芯を1本通して曲げないことですね。特にお芝居は言葉から嘘が伝わってしまいますし、歌に関してもレコーディングやステージの上で筋を通して自分の言葉として発することは大切にしています。
ーー今1番ほしいものを教えてください。
電動自転車が欲しいです(笑)
お仕事の関係で毎年福岡に滞在する機会があって、ホテルから現場まで電動自転車で移動してたんですけど、そのラクさを味わってしまってからは普通の自転車には戻れないですね。
今後の目標について
ーー今後の活動の中で自身の目標や確立させたいことを教えてください。
待ってくださっている方の前で直接音楽を届けることが今の1番の目標です。
確立させたいことは、人の前でパフォーマンスを披露することで得られる感情や発見からお客さんへの楽しませ方を明示出来るようになりたいな、と思います。
ーー今後音楽に限らず芸能活動を通して、変わらないであろうこと、反対に変わっていきたいことを教えてください。
仕事を始める前から「Masakiの長所でもあり短所は頑固なところだ」と言われてきたんですけど、その自分らしさが首を締めてしまう瞬間もあるので、自分の中の信念は曲げない覚悟を持ちつつ、今周りに居る方を大事にしていきたいです。
変えていきたい部分は、仕事を始めて誰かの意見を尊重することの大切さをひしひしと感じるようになったので、色んなものを取り入れて今ある自分だけじゃない人生観を得られる人間になっていきたいです。
ーー最後にファンの方にメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます!
これからもKaoru Masakiを通して僕の表現したいことを届けていきたいと思っていますので、今しばらく配信リリースを聴いていただき、直接届けることが出来る日までお待ちいただけたらと思います!そして、直接お会い出来る日には一緒に歌えるくらい色んな角度で楽しみましょう!
告知
第三弾シングル『HIGHLIGHT』
配信リンク:https://nex-tone.link/A00203630
12月10日(水)DIGITALSINGLE RELEASE『memory』
配信リンク:https://nex-tone.link/A00206588
【MV】
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