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<インタビュー>“ここから始める青春革命”をコンセプトに等身大の熱い思いを届けるロックバンド「宙を走る六等星」

【インタビュー】“ここから始める青春革命”をコンセプトに等身大の熱い思いを届けるロック組バンド「宙を走る六等星」

2023年2月16日に『ロック』を発表以降、聴く人の胸に響くストレートな歌詞と芯の通った歌声を届ける「宙を走る六等星」

昨年の12月21日(土)には自主企画『熱くなったり、楽しくなったり vol.4』を下北沢ろくでもない夜にて開催しており、”ライブ以外でファンと楽しいことを共有する場所”としてファンクラブ『青春革命軍』を開設。今年3月24日(月)からは東京・広島・愛知・大阪をまわる『そらろく西遊記2025』ツアーが決定している。

我々DigOut編集部は、彼らの音楽を始めたきっかけから、バンドの結成経緯、ファンクラブ『青春革命軍』のことなどを徹底的に深掘りした。

音楽を始めたきっかけについて

ちゅーる(Ba) シオ(Vo/Gt) かにまた(Gt)

――音楽を始めたきっかけを教えてください

ちゅーる(Ba)

2歳の頃、エレクトーンのスクールに通い始めたのがきっかけです。

もちろん自分からやりたいと言ったわけではないので半ば強引に入れられた感じですね(笑)

15歳までエレクトーンをやっていて「最後の一年は好きな曲を弾いてみて」と先生に言われ、自分が弾きたい曲はなんだろうと改めて考えた時に、初めて音楽が楽しいということに気づきました。

高校生になって軽音学部に入った時にエレクトーンの知識を活かせそうなシンセサイザーをやろうと決めていたんですけど、シンセサイザーを入れたいバンドがなくて、それ以降、1年間幽霊部員として過ごしていた時、バンドのベースが怪我をしたことを聞いて、その人の代わりでベースを弾いた時に褒められたのをきっかけでベースを始めました。

かにまた(Gt)

元々ギターからやり始めたわけではなくて、エレクトーンを幼稚園から中学3年生までやっていました。

物心がつく前にエレクトーンをやっていたので、きっかけというより気付いたらやっていたみたいな感じです。

それからギターに興味を持つようになって、ギターが弾けたらカッコいいなと思いエレクトーンを弾かなくなってからギターを始めました。

「宙を走る六等星」の出会いから結成まで

――「宙を走る六等星」を結成したきっかけを教えてください

シオ(Vo/Gt)

元々、前身バンドがあったんですけど、メンバーの入れ替わりがあり、今のメンバーで落ち着きそうだな、と思ったタイミングで結成しました。

結成当初は4人組で、今現在は3人組で活動してます。

――「宙を走る六等星」というバンド名の由来を教えてください

シオ(Vo/Gt)

今の言葉で言うスクールカーストの1番上にいるキラキラした人たちを一等星だとすると、学校では目立ったことをせず、ひっそりと生活をしていた僕らは六等星だと思い、僕らでも全力で走り抜けば一等星より輝けるのではないかな、という想いを込めて「宙を走る六等星」と名付けました。

――3人の出会いについて教えてください

シオ(Vo/Gt)

大学の繋がりで、僕の一つ下の学年にちゅーる(Ba)がいまして、当時は別のバンドを組んでいたんですけどお互いのバンドが解散してちゅーる(Ba)と結成した流れです。

かにまた(Gt)に関しては、代はかぶらなかったんですけど後輩からの紹介で出会って加入した流れですね。

かにまた(Gt)

2人とも年上だったので緊張はしつつも「やってやるぜ!」って感じでしたね。

ちゅーる(Ba)

そこがあなた(かにまた)の強みだよね(笑)

――現在の体制となり変わった事はありますか?

シオ(Vo/Gt)

メンバーがちゅーる(Ba)と2人だけの期間が続いていて、その間はサポートの方に入って頂いたり、打ち込みを使って演奏をする時期が一年半ぐらい続いていたので、一年半振りにちゃんとバンドが出来ると思った時の喜びが強かったです。

ちゅーる(Ba)

僕も同じことを言おうと思ってました。

――楽曲の制作方法について教えてください

シオ(Vo/Gt)

どうしても歌いたい内容がある場合は歌詞を先行で書いていくんですけど、基本的にはメロディーを口ずさみながら歌詞の構成を考えていき、後からドラム、ギター、ベースを打ち込みで作っていく感じですね。

あとはアルバムを作る過程で、雰囲気を変えたいと思ったら曲を先行で作って、携帯のメモに残してる歌詞を繋ぎ合わせていくパターンの2パターンで作ってます。

曲に関しては、ちゅーる(Ba)と、かにまた(Gt)は幼少期から音楽をやっていたので、音の解像度が高いんですけど、僕は高校生の頃に音楽を始めてバンドを組もうと思ったのが20歳目前の頃だったので2人に頼り切ってる部分はあります。

結成当初は、かなりのハードスケジュールをこなしていて、1ヶ月で12曲覚えて、その2ヶ月後に5曲レコーディングするって段取りを組んだりしてました。

――楽曲を作る時にどんな事を意識していますか?

シオ(Vo/Gt)

ただ音楽をやるだけであれば家でもできますし、スタジオで合わせるだけでも充分楽しいとは思うんですけど、やっぱり制作するにあたって人に何かを伝えたいなと思っています。

少年ジャンプが好きなので、小さい子供たちにも届くような、わかりやすい歌を歌えるように歌詞を書いています。

4人体制から3人体制へ

――4年間共にしたメンバーの脱退について聞かせてください

シオ(Vo/Gt)

これを言うと薄情な人に映るかもしれませんが、前向きな脱退だったので特段、強く残る気持ちはなかったです。

楽しくラストライブを終えたので、センチメンタルな気持ちになったりはしなかったです。

ちゅーる(Ba)

僕もシオ(Vo/Gt)と同じ気持ちですね。

他のバンドに比べて、僕たちはライブをおこなった回数が少なかったので、だからこそ一つのライブに対して全力でやるという気持ちがありました。

感傷的な気持ちは聴いてくれる方にも届いてしまうので、ラストライブとは言え、余計な事は考えず、やり切る事だけを考えて臨みましたね。

かにまた(Gt)

僕も2人と同じ気持ちです。

バンドは続きますし人生も続いていくので、ある意味、ターニングポイントではありました。

そらろく西遊記について

――西遊記2025のツアーについてお聞かせください

シオ(Vo/Gt)

今まで東京を中心に活動していて、ちょっとした遠征ライブはした事はあったんですけど、バンドとしてツアーをするのが今回が初めてで、やっぱり自分たちの足で、その土地でしか味わえない物を感じにいきたいなという思いで企画させてもらいました。

InstagramやTikTokで我々を知ってくれた人の中で、関西の方が結構多かったんですよね。

なので関西の人たちと遊びたいなという理由で西遊記と名付けました。

ファンクラブ『青春革命軍』について

――『青春革命軍』開設について教えてください

シオ(Vo/Gt)

あまり好きな言い方ではないんですけど、もう少し人気が出てから開設しようとは思っていたんですけど、いずれは開設するつもりだったので、早い段階でやっていこうと思い、開設しました。

――ファンの方の反応はいかがでしたか?

ちゅーる(Ba)

ファンクラブの中でブログを載せていて、最初の投稿を僕が書かせてもらったんですけど、思ったより反応が良かったので襟を正す良い機会を頂きました。

――今後ファンクラブでやっていきたい事を教えてください

かにまた(Gt)

シオ(Vo/Gt)さんはライブのMCで自分の思いをファンの方々に伝える場があるんですけど、僕とちゅーる(Ba.)さんに関してはそういった場が無いんですよね。

それこそブログでちゅーる(Ba)さんが思っていることを知れましたし(笑)

ちゅーる(Ba)

ユーザー側だったのね(笑)

かにまた(Gt)

こんな熱い男だったのかって知れました(笑)

そういった意味では自分の思いや言葉をファンの方と共有していきたいなと思ってます。

ちゅーる(Ba)

僕たちで運営するというよりファンの方と作り上げていきたいですね。

「宙を走る六等星」のメンバーが使用する機材について

シオ(Vo/Gt)

FREEDON Custom Guitar

使用機材

① Fender / ENGINE ROOM LVL8 Power Supply

② TC ELECTRONIC  / Polytune 3

③ BOSS / DD6 Digital Delay

④ strymon / Ola

⑤ JYUGEHM STOMPS / Par Amour JYUGEHM STOMPS

⑥ VEMURAM / Jan Ray 

シオ(Vo/Gt)

ギターは日本製のものでセミカスタムといった形で作っていただいたギターです。

良い意味で、このギターが優等生なので、遊びたいなと思った時にVEMURAM Jan Rayでオールド感を出してます。

かにまた(Gt)

GIBSON SG

使用機材

① BOSS / Roland Digital Delay GIGA Delay DD20

② BOSS / FZ-1 W Fuzz -技- CRAFT

③ BOSS / Blues Driver BD-2

④BOSS / MS-3 Multi Effects Switcher

⑤ TC ELECTRONIC  / Polytune 3

⑥ VITAL AUDIO / VA-12/08MKⅡ

かにまた(Gt)

この赤のSGは一目惚れして買いました。

音がどう鳴るか、機能がどうとかを考える前に手にとってましたね(笑)

それにSGを使うプレイヤーがあまりいないと思い、僕は使い続けています。

ちゅーる(Ba)

Moon JJ-4 ジャズベース

① MXR / M80 Bass D.I.

② MAD PROFESSOR / Forest Green CompressorFAC

③ TC ELECTRONIC  / Polytune 3

④ Donner / Power Supply

ちゅーる(Ba)

僕の父が学生の頃に使っていたベースを譲り受け、リペアリングして使用してます。

年代で言うと80年前半に売り出されたモデルですね。

僕が今まで触ってきた中で、このベースが1番重量があります。

このベースのお陰で左の肩が異常に発達しましたね(笑)

「宙を走る六等星」の今後について

――今後の目標を教えてください

シオ(Vo/Gt)

人と人の距離感が離れている気がして、日本の良さとかを思い出せるようになったら良いなと思っています。

それこそ今の世の中は、少年ジャンプが人気なのに、少年ジャンプのような世界にはならない、というのは少し不思議な話だなと思っていて。

そういった事を多くの人が信じれる様になれるバンドであり続けたいなと思っています。

――お互いの印象を教えてください

シオ(Vo/Gt)

ちゅーる(Ba)とは今年で10年の付き合いになるんですけど、堅物な感じに見えて実は結構ハートフルな人で、根の部分では情が深い印象ですね。

職人気質な一面もあるのでバンドにいてくれると、とても心強いです。

かにまた(Gt)は、まともそうに見えて、唯我独尊タイプですね(笑)

そんな部分が彼の魅力ですし、音楽にも表れているなと思います。

ちゅーる(Ba)

かにまた(Gt)は恐らく天然だと思います。

彼は良い意味で俗世離れしていると思っていて、縛られることなく自分のスタイルを表現できているな、といった印象ですね。

シオ(Vo/Gt)はエネルギッシュで決断力があるのでリーダーとしての素質があるなといった印象ですね。

バンドを組む上で安心して任せられます。

かにまた(Gt)

シオ(Vo/Gt)さんはギターのお兄さんって印象ですね(笑)

ちゅーる(Ba)さんもお兄さんって印象なんですけど、同じエレクトーンをやっていた事もあるので、そういった意味では頼もしいかもしれません。

ライブ告知

“最高の音楽と西側で遊ぶ記録 そらろく西遊記”

3/24(月)夜
渋谷La,mama(東京)
〜いってきます東京〜

4/6(日)昼
広島ALMIGHTY(広島)
〜はじめまして広島〜

4/27(日)夜
名古屋MUSIC FARM(愛知)
〜はじめまして名古屋〜

5/17(土)夜
東堺Goith(大阪)
〜はじめまして大阪〜

6/28(土)夜
下北沢ろくでもない夜(東京)
〜ただいま東京ろくでもない夜〜

🔗 https://tiget.net/events/376730

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