数多くのギターメーカーがあるため、ギターを購入しようと思っても、「どのメーカーを選べばよいのか分からない」「おすすめのギターメーカーを知りたい」という方も多いのでは。
そこで今回は、ギターメーカーの選び方や、価格帯別におすすめのギターメーカーを紹介していきます。
目次
ギターメーカーの選び方
日本国内外問わず数多くのギターメーカーがあり、それぞれに特徴があります。
どのギターメーカーを選べばよいか迷ったら、以下のことを判断基準にしてみてください。
デザイン
ギターのデザイン(形状)にはさまざまなものがあり、多くのギタリストに使われているのが、ストラトキャスターやレスポール形状のギターです。
ストラトキャスターやレスポール形状のギターは初心者でも弾きやすいので、初めてギターを買う場合はどちらかを選ぶのがおすすめです。
ギターに触れると、思いのほか握りやすかったり、逆に抱えたらしっくりこなかったりすることがあります。
できれば購入前に楽器店で実際にギターを持って、感覚を確認してみましょう。
音楽のジャンル
自分が好きなジャンルによっても選ぶギターが変わります。
ポップスやロック、フュージョンなど多くのジャンルで使われているのが、ボディの中身が詰まっている「ソリッドボディ」のギターです。
ジャズでは、ボディが中空構造になっている「ホロウボディ」のギターがよく使われています。
また、ハードロックやヘヴィメタルなどのジャンルを演奏したい場合は、より低音が出る7弦や8弦ギターが必要になることもあります。
演奏するジャンルに合ったギターを選びましょう。
使用しているアーティスト
憧れのアーティストが使っているギターを参考にして選ぶのもおすすめです。
まずはアーティストがどんなギターを使っているか、Googleの検索やYouTubeなどの動画から調べてみましょう。
アーティストによっては、シグネチャーモデルが販売されていることもあります。
予算
ギターには1万円台で買えるエントリーモデルから、30万を超えるハイエンドモデルまで、さまざまな価格帯のモデルがあります。
初心者におすすめは3万円~5万円の価格帯ですが、予算をもとに楽器店で店員に相談するのもおすすめです。
次の章からは、価格帯別におすすめのギターメーカーを紹介していきます。
とにかくリーズナブルに!【1~3万円】
「とにかく安くギターを手に入れたい」という方におすすめの価格帯です。
Blitz(ブリッツ)
BlitzはAriaプロなどのギターを販売する、荒井貿易が監修し販売しているギターメーカーです。
25,000円前後で買えるエントリーモデルが中心で、レスポールタイプやSGタイプのギターがラインナップされています。
カラーバリエーションも豊富で、フレイムメイプルトップやゴールドパーツが使用されたモデルがあるなど、コストパフォーマンスに優れたメーカーです。
BSG-STD
(画像引用元:荒井貿易株式会社)
Squier(スクワイヤー)
Squierは、世界的なギターメーカーFender(フェンダー)社のブランドの1つとして、1982年に創設されたメーカーです。
ストラトキャスターやテレキャスター、ジャズマスターなどFender社を代表するモデルのエントリーモデルを担っています。
主力は2万円~3万円台で、最上位モデルでも7万円前後ですが、価格の割に品質がよいため、1本目のギターにおすすめです。
Sonic Esquire H
(画像引用元:フェンダーミュージック株式会社)
初心者でも挑戦しやすい【3~5万円】
コストパフォーマンスがよいモデルも多く、初心者の最初の1本におすすめの価格帯です。
掃除や定期的な弦の張替えなど、メンテナンスをしっかり行えば長く使えます。
Bacchus(バッカス)
「世界に誇る日本製の最高品質のギターをユーザーに届ける」理念のもと、高い品質とコストパフォーマンスに優れたギターの生産・販売を行っています。
「Universe series」は、熟練職人の監修により海外で生産されるエントリークラスですが、品質もよく長く使えるモデルです。
Universe seriesには、ストラトキャスタータイプやテレキャスタータイプなど、さまざまな形のモデルがあり、カラーバリエーションも豊富にあります。
BTE-1-RSM/M
(画像引用元:株式会社ディバイザー)
Ibanez(アイバニーズ)
Ibanezは、ギターやベースの生産・販売を行う星野楽器のブランドです。
ポール・ギルバートやスティーヴ・ヴァイなど、世界のトップギタリストの愛用者も多く、速弾き・テクニカル系ギタリストから絶大な支持を受け続けています。
Ibanezは世界で最初に7弦・8弦ギターを市販化したブランドで、3万円台から買える7弦ギターもラインナップされています。
AZES40
(画像引用元:星野楽器株式会社)
YAMAHA(ヤマハ)
YAMAHAは、静岡県浜松市に本社を構える世界的な音楽機器生産・販売メーカーで、ギターは高い品質と弾きやすさに定評があります。
PACIFICAのPAC100シリーズは、エントリーモデルながら指板の素材やピックアップ、仕上げの違いなど、豊富な種類が用意されています。
PACIFICAは安定した品質によって長く使えるギターで、初心者が選ぶ最初のギターにおすすめです。
PACIFICA311H
(画像引用元:ヤマハミュージックジャパン)
長く使うなら【5~10万円】
趣味でギターを弾くなら、メンテナンスを怠らなければ20年・30年と使い続けられる価格帯です。
Fender Japan(フェンダー・ジャパン)
レオ・フェンダー氏によってアメリカで設立された、ストラトキャスターやテレキャスターなど、ギターの基礎を作り上げた功績のあるメーカーです。
ストラトキャスターはジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトン、イングヴェイ・マルムスティーンなど、数多くの有名ミュージシャンに愛用され続けてきました。
本国アメリカをはじめ、メキシコや日本(fender Japan)製があり、中でもFender Japan製は日本国内で生産されているため、安価に入手できます。
Made in Japan Junior Collection Telecaster
Player Jazzmaster
(画像引用元:フェンダーミュージック株式会社)
Epiphone(エピフォン)
Epiphoneはトルコで営んでいた楽器のリペアショップがルーツで、アメリカに移住したのち、マンドリンやアコースティックギターの生産を経て、1957年にGibsonに買収されました。
質の高いギターを生産するだけでなく、世界で初めてギターにトーンコントロールを搭載するなど発明でも功績があります。
レスポールやSGなど、Gibsonで販売されているモデルを主に生産しており、安価にレスポールが欲しいという方におすすめです。
Les Paul Studio
SG Classic
(画像引用元:Gibson.jp)
GRASS ROOTS(グラスルーツ)
GRASS ROOTSは、世界を代表するギターメーカー「ESP」が運営するブランドです。
ESPで培った技術と経験が製品に反映されているため、コストパフォーマンスに優れたモデルが揃っています。
G-HORIZONはESPのHORIZONタイプで、ハムバッカーの片方のコイルをカットし、シングルコイルのように使える「コイルタップ」も備わった本格仕様です。
G-SNAPPER
(画像引用元:ESP)
上級者におすすめ【10万円以上】
音質や見た目の美しさにこだわる上級者におすすめな価格帯です。
Gibson(ギブソン)
100年以上もの歴史のあるGibsonは、ギターの基礎となる「レスポール」を世に送り出したメーカーです。
ジミー・ペイジーやザック・ワイルド、松本孝弘(B’z)をはじめ、世界中にGibsonの愛用者が数多く、後世に語り継がれる名曲の演奏にも使われてきました。
レスポールは中音域が強くパワフルで、ロックやブルース、ヘヴィメタルなどのジャンルによく合います。
SG
(画像引用元:Gibson.JP)
PRS(ポール・リード・スミス)
PRS(Paul Reed Smithポール・リード・スミス)は、1985年にアメリカで設立されたギターやベース、アンプを生産・販売するメーカーです。
10万円前後で買えるエントリークラス「SE」、70万円前後の「Custom24」を中心に、ボルトオンジョイントを採用した「CE」(40万円前後)など、幅広い価格帯のモデルを展開しています。
高級ギターメーカーとしての認知度が高く、芸術作品のような美しい木目が特徴的で、ハイエンドモデルには数多くのコレクターもいるため、中古市場でもあまり値落ちしません。
Custom22/24
McCerty
(画像引用元:PRS Guitars Japan)
まとめ
ギターメーカーの選び方や、価格帯別のおすすめを紹介してきました。
ギター選びに迷ったら、今回紹介したギターメーカーを参考にしてみてください。