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ベースアンプの使い方を徹底解説!音が出ないときの対処法も紹介

ベースアンプを持っているものの、使い方に困っていませんか。

こちらの記事では、ベースアンプの使い方や音が出ないときの対処法などを解説します。

ベースアンプとは

ベースは低音域を支えたりギターとドラムのバランスを取ったり、バンドにおいて欠かせない存在です。
そんなベースの演奏で使うのが、低音域に特化したベースアンプです。

まずは、ベースアンプの役割を解説します。

ベースアンプの役割

エレキギターの演奏でアンプを使うように、エレキベースを弾くときにもベースアンプが欠かせません。
ベースアンプの役割は、主に以下の2つです。

■音を増幅させる
■音色を調整させる

エレキベースの生音は小さいため、ベースアンプで本体の音を増幅させて音量を上げます。
バンドの演奏でギターやドラムの音に負けないように、余裕のある音量でクリーンなサウンドを目指しましょう。

また、ベースアンプを使うことで音色を調整できます。

アンプで複雑に音を変えないものの、トーンコントロールやイコライザーなどの機能によって、アンプを通すと音は変わります。

ベースの音を増幅させつつ、コントロール機能で好みの音色に調整するのがベースアンプの役割です。

ベースアンプとギターアンプの違い

ギターアンプを持っていると、ベースにも使えるのか気になりますよね。

ギターアンプとベースアンプの仕組みは同じですが、大きく3つの違いがあるため、ベースにはベースアンプを使うのがよいでしょう。

周波数の違い

ギターとベースでは鳴らす音の高さが違い、それぞれに合わせてアンプの周波数がチューニングされています。
奏でるサウンドは、ギターが主に中音域でベースは低音域です。

そのため、ベースを弾くときにギターアンプに繋いでも周波数が対応していないため低音域が出せません。

そもそも低音を鳴らすことを想定していないため、アンプに負担がかかり故障の原因にもなり得ます。

同様に、ギターもベースアンプに繋げられますが、かっこいいサウンドは出せないのです。

ベースにはベースアンプを使うことで、より低音が強調されて重厚感のあるサウンドを奏でられます。

出力の違い

出力はW(ワット)で表され、どれだけ大きな音を出せるかの指標です。

ギターアンプは音を歪ませることを考慮しつつ、あまり大きな出力を必要としていません。

出力の目安は10~80Wです。

一方のベースアンプでは音を歪ませることを考慮せず、ギターアンプよりも高出力で設定されています。

ベースが奏でる低音域は音が拡散しやすく、バンドのなかで埋もれないようにするためです。

ベースアンプの出力目安は30~100Wで、ボリュームのツマミを大きく回さなくても音量を出せます。

ツマミの数や種類の違い

ベースはそのままの生音で演奏することを考えられており、さまざまに音色を変えるギターのアンプとは、ツマミの数や種類が違います。

ギターアンプには、残響感を出すREVERBや少し歪んだ高音の存在感を強めるPRESENCEなどのツマミもあり、ベースアンプよりも種類が多いといえるでしょう。

しかし、ベースアンプにもTREBLEやMIDLE、BASSなどのツマミでベースが出すサウンドの調整が可能です。

また、コントロールをするツマミが少ないため初心者にも扱いやすく感じるでしょう。

ベースアンプの使い方

それでは、実際にベースアンプの使い方を5つの手順で解説します。

エレキベースとアンプのボリュームを0にする

ベースアンプを使用する前には、必ずエレキベースとアンプのボリュームを0に設定します。

急激な音量の変化はスピーカーを損傷する可能性がありますし、突発的な大音量が与える耳へのダメージを防ぐためにも重要です。

特に、新しい環境でベースアンプを使うときには慎重に行うのがよいかもしれません。

エレキベースにシールドを差し込む

次に、シールド(ケーブル)をエレキベースの出力ジャックにしっかりと差し込みます。
エレキベースのジャックに、シールドが確実に接続されていることを確認してください。

接続に不備があるとベースを弾いてもノイズが発生したり、音が出なかったりする場合があります。
また、シールドが絡まないよう、演奏の邪魔にならないように設置しましょう。

ベースアンプにシールドを差し込む

続いて、シールドのもう一方の端をベースアンプの「インプット」ジャックに接続します。
こちらも、しっかりと接続されていることを確認してください。

複数の入力ジャックを有するベースアンプもあるため、ラベルを確認してインプットに接続します。
ベースアンプとシールドを正しく接続することで、よりクリアな音を出せるでしょう。

ベースアンプのスイッチを入れる

シールドを接続したら、ベースアンプの電源スイッチを入れます。
電源は通常、アンプの背面または前面にあります。

最初の手順でベースとアンプのボリュームを0にしているため、スイッチを入れたときに大きな音が出る心配はありません。
アンプの電源が入ると、スタンバイランプが点灯します。

ボリュームの上げすぎに注意!徐々に音量を調節する

最後に、ベースアンプの音量をゆっくりと上げながら、エレキベースのボリュームも徐々に上げます。

アンプから音が聞こえたら、マスターボリュームとゲインコントロールを使って、あなたの好みに合わせて音量を調整します。
ボリュームを上げるときは、ベースの音が歪まないように注意してください。

トーンコントロール(低音・中音・高音など)のツマミを調節して、求める音色を探してみましょう。

ベースアンプの音が出ない!対処法は?

ベースアンプを使っていて、アンプから音が出なくて困ったこともあるでしょう。
そんなときのために、ベースアンプから音が出ないときの対処法を4つ紹介します。

ミュートスイッチが押されていないか

アンプから音が出ないときにまず確認すべきは、ミュートスイッチが誤って押されていないかです。
ミュートスイッチが搭載されているベースアンプが多く、このスイッチがオンになっているとアンプの出力が止まって音が出ません。

ミュートスイッチは演奏中に音を消したいときに使う機能ですが、うっかり押されたままの可能性があります。
スイッチが押されていたら、それを解除してください。

スピーカーケーブルがつながっているか

ベースアンプの背面には、スピーカーケーブルを接続する端子があります。
このケーブルが緩んでしっかり接続されていないと、アンプから音が出ません。

スピーカーケーブルの両端が、出力と入力それぞれの端子に奥まで差し込まれていることを確認しましょう。

ケーブルが接続されていても音が出ない場合は、接続不良を起こしているかもしれません。
スピーカーケーブルを端子につなぎ直しても改善されなければ、ケーブルの交換が必要かもしれません。

チャンネル設定の確認

一部のベースアンプには複数のチャンネルが搭載されていて、各チャンネルに異なる設定が割り当てられている場合があります。
自分が意図したチャンネルになっていないと、アンプから音が出ない可能性があります。

アンプのチャンネル設定を見て、正しいチャンネルが選択されていることを確認しましょう。
各チャンネルのイコライザーやゲイン設定が極端でないかも確認し、適切な位置に調整します。

また、別のチャンネルに切り替えてみるのも一つの方法です。

楽器側のボリュームは上がっているか

ベースアンプから音が出ないとき、アンプだけが原因とは限りません。
アンプ側の設定が適切であれば、エレキベース側のボリュームが下がっていることが考えられます。

演奏中に知らず知らずのうちにベースのボリュームが下がっている場合もあるため、ベースのボリュームツマミを適切な位置まで上げて、音が出るように調整してください。

同時に、ベースのケーブルが抜けていないかも確認するとよいですね。

まとめ

今回は、ベースアンプの使い方や音が出ないときの対処法などを解説しました。

ベースアンプを活用して、ボリュームのある重低音を奏でましょう。

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