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エフェクターのワウを知りたい!初心者でもわかる基礎知識

フィルター系エフェクターのワウは、分かりやすい効果のあるエフェクターです。

「ワウとはどんなエフェクターなのか知りたい人」や「使い方を知りたい人」に向け、基礎知識や使い方について解説していきます。

エフェクターのワウとは?

まずは、ワウの特徴や役割をお伝えします。

ワウはフィルター系エフェクターの一種

ワウは「フィルター系」と呼ばれるエフェクター分類の中のひとつで、音の周波数域を変化させるのが役割です。
ペダルを踏み込んでいくと高音域がブースト(強化)され、逆に戻していくと中低音域がブーストされます。

ワウの名前が示すように、ペダルを踏み込む・戻すを繰り返すと「ワウ・ワウ」と聴こえるエフェクター。
ギターやベースのほかに、キーボード、トランペットなどでも使用されています。

ワウの種類

ワウエフェクターには、以下の2種類があります。

■ワウペダル
クルマのアクセルのようなペダルが付いているエフェクター。
ペダルの踏み込み量によって、ブーストさせる周波数域を変えられます。
連続してペダルを操作すれば「ワウワウ」と発音しているようなサウンドが得られ、場面に合わせた表情を与えます。

■オートワウ
エフェクトスイッチをONにしておけば、ブーストさせる周波数域を自動で変化させてくれるのがオートワウ。
設定した周期でワウがかかるものや、ピッキングの強弱などによってワウの量が変化するものがあります。
ペダルが付いていないので、演奏中に任意でワウの量を変化させられませんが、自動で変化するので演奏に集中できます。

ワウを使用していた有名ギタリスト

実際にワウを使用していた有名ギタリストを挙げてみましょう。

■ジミ・ヘンドリックス
歯でギターを弾いたり、ステージ上でギターを燃やしたりと、今も語られる伝説のギタリスト。
「Voodoo Child」のライブ動画では、曲のイントロからワウを使用しているのが観られます。

■エリック・クラプトン
ローリングストーン誌の「最も偉大なギタリスト」にも毎回選ばれる、世界の大御所ギタリスト。
1960年代に世界で初めて登場したワウペダルをいち早く取り入れ、アルバムのレコーディングにも使用しました。

■ジョン・フルシアンテ
ミクスチャーロックの先駆け的存在「Red Hot Chili Peppers」のギタリスト。
音楽活動の初期から現在に至るまで、長きに渡って「Ibanez WH10」を使用しています。

■ジョン・ペトルーシー
ミスのない正確な速弾きテクニカル・ギタリストのジョン・ペトルーシー(Dream Theater)。
「Live at Budokan」Hollow Yearsのギターソロなどで、ワウペダルを使った速弾きと表情豊かなフレーズが聴けます。

ワウペダルの使い方

ワウは歪み系エフェクターの前に繋ぐのが一般的ですが、より深い効果を得たいなら歪み系の後に繋いでみるのもおすすめです。
ワウの具体的な使い方を見ていきましょう。

サウンドに表情を加える

曲調やフレーズに合わせ、ワウペダルを踏み込めば音に表情が付けられます。
ギターソロやイントロで使えば、感情を表現しているようなサウンドが可能。
また、カッティングのストロークに合わせて踏み込むのも定番の使い方です。

フィードバックの量をコントロールすればより表現力のある音が作れるので、自分好みの位置を探してみてください。

ミッドブースターとして使う

ワウペダルを最大まで踏み込めば高音域がブーストされ、逆に戻すと中・低音域がブーストされる特性が生かせます。
ワウペダルの踏み込み量を半分ほどにすれば中音域がブーストされるので、ミッドブースターとしての使用も可能。

ただし、ワウペダルの中には足を乗せるとONになり、離すと自動でOFFになるなど、半分の位置で止められないものもあります。

おすすめのワウペダル/オートワウ4選

「どのワウを買えばいいのかを知りたい」という人に向け、おすすめのワウを紹介していきます。

V847-A/VOX ワウペダル

VOXのV847-Aは、世界中で多くのギタリストに使われているスタンダードなワウペダルです。
1960年代に世界で最初にワウペダルを世に送り出したVOXですが、登場以来数多くのギタリストに支持を受け続けてきました。

V847は当時の仕様をベースに、ACアダプターが使えるなどより使い勝手のよい設計に仕上がっています。
OFFのときは音が痩せないよう、音質への影響を抑えたバッファ仕様なので、作動させていないときも安心です。

■サイズ(幅×奥行×高さ):102×250×73(mm)
■駆動方法:9V ACアダプター、006P 9V角形乾電池

(画像引用元:KORG

GCB95F Cry Baby Classic/Jim Dunlop ワウペダル

Jim Dunlopの「GCB95F Cry Baby Classic」は低音域が図太く、厚みのある音のワウペダル。
1960~70年代のワウ・サウンドを再現しており、当時のサウンドを出すのに無くてはならないイタリアFASEL製のインダクターが採用されています。

VOXと並び、ワウペダルの定番として世界中のギタリストに愛用されているCry Baby。

そんなCry Babyの中で、古き良き時代のワウが楽しめるのが「GCB95F Cry Baby Classic」です。

■サイズ(幅×奥行×高さ):102× 64×280(mm)
■駆動方法:9V ACアダプター、006P 9V角形乾電池

(画像引用元:モリダイラ

Dynamic Wah AW-3/BOSS オートワウ

BOSS「Dynamic Wah AW-3」は、定番から個性的なワウまで、5つのモードを備えたオートワウ。
ピッキングの強弱によってワウの強さが変わるピッキング・ワウ、設定に応じて周期的にワウの量が自動で変化するオート・ワウなどのモードがあります。

ほかにも、人の声を発しているようなヒューマナイザーも搭載され、個性的なサウンドも演出可能。
外部エクスプレッション・ペダル(別売)を接続すれば、ワウペダルとしても使えます。

ギターだけでなくベースにも使え、ベース専用インプットも装備しています。

■サイズ(幅×奥行×高さ):73×129×59(mm)
■駆動方法:9V ACアダプター(推奨:BOSS PSA-100)、006P 9V角形乾電池

(画像引用元:Roland online Store

@Wah/MOOER オートワウ

コンパクトなサイズのケースに、4つのワウ/フィルターモードと1つのトーキングエフェクトが内蔵された多彩なオートワウです。

ピッキングの強弱に合わせてワウの掛かり具合が変わるオートモードと、調整したスピードに合わせ一定周期で変化するタッチモードを搭載。
トーキングエフェクトでは、ピッキングに合わせてまるで人が話しているような不思議なサウンドです。

ワウ/フィルターモードとの組み合わせで様々なワウ・サウンドが作り出せます。

他のオートワウに比べ価格も安く抑えられているので、初心者やいろいろなオートワウを試してみたい人にもおすすめです。

■サイズ(幅×奥行×高さ):42×93.5×52(mm)
■駆動方法:DC9Vアダプター

(画像引用元:MOOER

ワウペダル/オートワウを安く手軽に!

ワウペダルは新品・中古での購入するのが一般的ですが、ほかにも便利なサービスとして、エフェクターのシェアリングサービスもあります。

試してみたいエフェクターがある人や、エフェクターの購入を考えている人におすすめのサービスです。

中古のワウならシェアリングサービス

「楽器店に試奏したいワウが置いていない」「ワウを通販で購入しようと思っている」。
そんな人におすすめなのが、個人間でエフェクターの貸し借りができる「エフェクターのシェアリングサービス」です。

近くに楽器店がない場合や、少しでも安く手に入れようと思った場合、通販を利用して購入する人もいらっしゃるでしょう。
しかし、通販での購入は試奏ができないため、「購入してみたものの、思っていた音と違った」となることがあります。

シェアリングサービスなら、自分の演奏環境で各種エフェクターの試奏が可能です。

シェアリングサービスは「TryOut」で

エフェクターのシェアリングサービスなら、2023年にサービスが開始された「TryOut」を試してみてください。
週当たりおおむね1,000円台からエフェクターのレンタルができ、出品されているエフェクターによっては試奏後に購入も可能です。

エフェクターを貸したい人は専用アプリ上に出品し、借りたい人は出品された商品の中から試したいエフェクターを借ります。
取り引きは専用のアプリで行われ、手続きも簡単なので初めて利用する人も安心です。

エフェクターを貸したい人はアプリ上で商品を出品し、借りたい人は出品された商品の中からお好きな商品を借りることができます。ユーザー間のレンタル予約やメッセージのやりとり、発送連絡は全てアプリ内で完結します。
エフェクターシェアリングサービス『TryOut』 - TryOut

まとめ

ワウはさまざまな音楽ジャンルで使えるエフェクターです。

カッティングとの相性も抜群で、ギターソロにも表情をつけることができるので、気になった人は動画でのチェックや試奏をしてみてください。

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