空間系エフェクターとは
空間系エフェクターの役割
空間系エフェクターの役割は、音に響きや奥行き感などを持たせることです。 日常生活でイメージすると、以下のような場面で音の響きや反響を感じられます。■お風呂で声を出したとき
■トンネル内で音を出したとき
■山に向かって「ヤッホー」と叫んで声が反復したとき
■コンサートホールで演奏したとき
ちなみに、カラオケでよく耳にする「エコー」も空間系エフェクターの一つです。
空間系エフェクターを使っている音は、空間の広がりが加わるため、立体的なサウンドともいえるでしょう。
空間系エフェクターの種類
空間系エフェクターは、主にディレイとリバーブに分けられます。 ディレイは日本語にすると「遅らせる」の意味です。 そのため、山びこのように音を遅らせる効果があると覚えましょう。 エコーはディレイに分類され、音の広がりが特徴的です。 一方のリバーブは、日本語で「残響」の意味です。 お風呂やトンネル内での音をイメージするとわかりやすいでしょう。 リバーブの中にもいくつかの種類があります。■スプリングリバーブ
バネを響かせて得る効果で、ギターアンプに内蔵されているものもあります。
■プレートリバーブ
金属板を振動させて残響を与えるもので、ボーカルで多く使用するものです。
■ホールリバーブ
広い空間で得られる残響で、長い余韻を楽しめます。
空間系エフェクターのつなぎ方と順番
空間系エフェクターは「ポストエフェクト」
エレキギターで使うエフェクターは、接続する位置によって「ポストエフェクト」と「プリエフェクト」に分けられます。■ポストエフェクト
音に豊かさを与える役割で、アンプの後ろにつなぎます。
音の周波数・位相を変えて音を揺らす効果のモジュレーション系や、音程を変化させるピッチ系があります。
空間系もポストエフェクトです。■プリエフェクト
ギターアンプの前に接続します。
歪み系や一定の周波数をブーストまたはカットするフィルター系などがあり、音の土台を作る役割です。
空間系は最後に接続するのが主流
空間系エフェクターは最後(アンプの前)に接続するのが一般的です。 しかし、必ず最後にしないといけないという決まりはありません。 ギターからアンプの間は、以下の順番で複数のエフェクターをつなぐのがおすすめです。■フィルター系(ワウなど)
■ダイナミックス系(コンプレッサーなど)
■歪み系(オーバードライブなど)
■モジュレーション系(コーラスやリバーブなど)
■空間系(ディレイやフランジャーなど)
ギターエフェクターの仕組みとして、ギターに近い音は効果が薄れ、アンプに近いエフェクターの効果が強く出る特徴があります。
エフェクターを接続する順番に決まりはないため、さまざまなつなぎ方を試してみてください。
最強の空間系エフェクター4選
おすすめの空間系エフェクターを4つ紹介します。RV-6 Reverb/BOSS
■本体サイズ(横×縦×高さ):73×129×59mm
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター、006P 9V乾電池
(画像引用元:Roland Online Store)
Flashback 2 Delay/TC Electronic
■本体サイズ(横×縦×高さ):74×122×50mm
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター、006P 9V乾電池
(画像引用元:TC Electronic)
DD-500 Digital Delay/BOSS
■本体サイズ(横×縦×高さ):170×138×62mm
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター、006P 9V乾電池
(画像引用元:Roland Online Store)
El Capistan(V2)/Strymon
■本体サイズ(横×縦×高さ):102×114×67mm
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター
(画像引用元:オールアクセスインターナショナル株式会社)
安い・手軽に!空間系エフェクター
中古の空間系エフェクターならシェアリングサービス
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