DigOut連載とはー?
数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!
Curated by 遊津場
(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)
otona ni nattemo
新譜一覧のようなものを聴き流していると、ふと再生ボタンを止めてしまうくらい良い曲に出会うことは、音楽好きのあなたもよくあると思います。最近僕がそうなったのが、渋谷発のロックバンド・otona ni nattemoの新曲『Junction』でした。
otona ni nattemoは2023年3月27日に結成し、昨年4月にKOGA RECORDS内のレーベルより全国流通盤『街に僕のロックが流れたら』をリリースしました。関東のライブハウスを中心に活動を重ねていて、今年の3月27日の自主企画も大盛況だったそうです。
バンド名からも伝わってきますが、若者の等身大を描くロックが熱く胸を打ちます。鮮明なリアルを歌う青春ロックは、30代の僕も「今も若者はこういう風に悩んだり、つまずいたりしながら、真っ直ぐ生きようとしているんだ」と思わされました。時に凄まじい勢いもありながらも、キャッチーなフレーズも良く、どこか丁寧に日常を切り取っており、シンプルな言葉も深く心に残してくれる音楽となっています。『otona』のように、人生に「バンドマン」を選んだ気持ちを包み隠さないのも特徴だと思います。
ライブも大阪で1度だけ見たことありますが、一真(Vo.Gt)だけでなく、みやけん(Gt)も衝動剥き出しで迫ってきますし、突然の緩急などもあって、一筋縄ではいかないバンドだと感じたことを覚えています。そのライブでは、まだまりん(Dr)は正式加入前でしたが、アグレッシブな演奏と笑顔で支えていました。
そして新曲『Junction』。たしか彼らは第2新卒くらいの年齢ですが、本当にちょうど学校を離れ、社会を1,2年を経験したくらいの温度感や発見が詰め込まれていて、だからこそ生まれるエネルギーがサビで爆発しています。これ、本当に、ちょうどなんです。この声量の塩梅で言われたいし、これくらいの青さが人生の何度目かの選択をする時のエールにちょうどいいです。初期の『under20』という曲から、この絶妙なバランス感覚が個人的に好きでしたが、そのまま進化していると思いました。
なので全国の少年少女と、心に少年少女を残している大人は日々イヤホンで聴いてほしいです。そしてライブハウスで彼らを見る時は、子供のように自由に楽しみましょう。
【各種リンク】
Instagram:https://www.instagram.com/otona_ni_nattemo

