DigOut連載とはー?
数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!
Curated by 遊津場
(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)
お願いジョンソン聴いてくれ
北海道札幌発4ピースバンド・お願いジョンソン聴いてくれ(通称「願ジョン」)が、4月1日に5曲入りの初EP『時』をリリースしました。いきなり言います。聴いてくれ。
5曲で総再生時間32分超え。3曲が6分超えで、ラストの『タイムマシーン』は8分超え。でも私は本当に飽きずじっくり時間を溶かしていったので、全く長く感じませんでした。個人差はないと言い張りたい。
スローペースなサウンドは煌めきが尽きることなく、石崎聖五(Vo.Gt)のボーカルの伸びやかさな歌声は息継ぎや吐息まで意味ありげで、歌詞はゆっくりと歩くリスナーに合わせてくれるように扉を開けて届いてくるのでストレスが皆無なんです。時々その歌詞がロケットのように力強く打ち上がることもあり、それに乗って聴き進めると、そのまま無重力空間に入ったような高揚感を与えてくれます。
本当にジャケット写真のように、身を預けたまま光を目指して浮いていく感覚があります。だから『天国』という曲はある意味危険です。召されます。しかしこの曲は天国と現世の誰も触れることのなかったポイントを力強く、優しく、何か心の奥が疼く感じで触れてくる曲です。溶けた脳が復活すると思うオススメ曲です。
4曲目の『毛布に包まる悪夢』は少し訳が違いそうです。何か異常な執着心があり、正直怖いです。どこかジャジーな雰囲気もあるところに、こういった音楽を浴びてきたバンドなのかなとも思いました。
正直情報も少ないですし、ライブも道内がほとんどです。ただ、基本スローな中にもこれだけの濃い個性のあるバンド。オルタナティブという枠だけでは語りきれないやつです。関西だとゴリラ祭ーズ、名古屋ならNo .MENといった独自の創作性のあるバンドと共演してほしいですね。将来的に間違いなくタワレコメンになるバンドだと思いますね。
【各種リンク】
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