コンプレッサーエフェクターはいる?いらない?
コンプレッサーは音の粒を揃えるエフェクター
コンプレッサー(略してコンプとも呼ばれる)は、ギターの音量を平均化して音の粒を揃えてくれます。ギター音の1音1音の音量差に加えてピッキングの強弱も平均化し、全体の音量バランスを調節するのが主な役割です。 ほかにも、音を圧縮して全体の音量を持ち上げ、サスティーン(音の伸び)を得る効果もあります。コンプレッサーがあると音色がまとまる
コンプレッサーは音量や音色を平均化してくれるので、使うと音色がきれいにまとまります。 歪み系のように目立つ効果ではないので、縁の下の力持ちのような存在。 レコーディングでもよく使われています。 特に初心者は音のばらつきが出やすいので、コンプレッサーがあれば音色がまとまり、上達したような演奏になります。コンプレッサーエフェクターの使い方と位置
コンプレッサーエフェクターの使い方の例
コンプレッサーエフェクターは、主に以下のような使い方ができます。■音の粒や音量を整える出音の音量を整え、音の粒を整えるのがコンプレッサーの最も基本的な使い方。
コンプレッサーを使って音の粒を揃えれば、全体の音量が均一化されるので、聴きやすい演奏になります。
■サスティーンを得る
最大音を圧縮して音量を整えると、減衰がなだらかになって音が消えるまでの時間(サスティーン)も伸びます。
コンプレッサーでロングサスティーン効果を得るのも、よく使われる方法です。
■ブースターとして使う
ギターの出音にほとんど味を加えることなく音量のみ調整されるので、ブースターとしての使用も可能。
クリーンブースターとして使ったり、イントロやソロの部分だけエフェクトをONにして音量を上げたりできます。
コンプレッサーエフェクターのつなぐ位置
コンプレッサーエフェクターはダイナミクス系に属し、ギターの直後に接続します。 コンプレッサーで音の粒を揃え、サスティーンを決めて音のベースを作り、次のエフェクターに音を流すイメージです。 ダイナミクス系のあとに歪み系を接続していきますが、逆に歪み系のあとに接続すると音が圧縮されてしまい、音圧も下がってしまいます。 また、ディレイやリバーブなど、減衰を活かす残響系のあとにコンプレッサーをつなぐのもNG。 不自然な減衰になってしまいます。 逆に、歪みを抑え気味にし、ピッキングの強弱を活かしたい場合は、コンプレッサーが邪魔になることも。 ピッキングの強弱を活かしたい場合は、コンプレッサーを外すと良いでしょう。コンプレッサーエフェクターのおすすめ5選
コンプレッサーエフェクターの導入を考えている方、使ってみようかなと思っている方におすすめの商品を5つ紹介していきます。Compression Sustainer CS-3 / BOSS
■サイズ(横 × 縦 × 高さ):73 ×129 × 59 mm
■駆動方法:ACアダプター(BOSS PSA-100推奨)、006P 角形9V乾電池
(画像引用元:Roland Online Store)
M102 Dynacomp / MXR
■サイズ(横 × 縦 × 高さ): 59 × 111 × 48:mm
■駆動方法:AC/DC9V アダプター、006P 角形9V乾電池
(画像引用元:モリダイラ楽器)
SP Compressor / Xotic
■サイズ(横 × 縦 × 高さ):38 × 89 × 38:mm
■駆動方法:DC9V アダプター、006P 角形9V乾電池
(画像引用元:Xotic)
COMPADRE / strymon
■サイズ(横 × 縦 × 高さ):102 × 117 × 67mm
■駆動方法:DC9V アダプター
(画像引用元:オールアクセスインターナショナル株式会社)
HYPERGRAVITY COMPRESSOR / TC Electronic
■サイズ(横 × 縦 × 高さ):74 × 122 × 50:mm
■駆動方法:DC9V アダプター、006P 角形9V乾電池
(画像引用元:TC Electronic)
安い・手軽に!コンプレッサーエフェクター
中古のコンプレッサーエフェクターならシェアリングサービス
「コンプレッサーを試したいけど、近くの楽器店に置いていない」「近くに楽器店がない」などの理由で、エフェクターが試せないという場合もあるでしょう。 そんな場合は、シェアリングサービスを利用すれば、気になるエフェクターがレンタルできます。 また、レンタルで試奏したあとに購入すれば、「楽器店で試奏して買ったけど、家で弾いたら思った音にならない」などといったズレも無くなるでしょう。 ほかにも、「ライブだけ使用したい」など、必要や状況に応じたレンタルができるので、エフェクターへの出費も抑えられます。シェアリングサービスは「TryOut」で
エフェクターのシェアリングサービスでおすすめなのが、「TryOut(トライアウト)」。 2023年よりサービスが開始され、おおむね週当たり1,000円台からエフェクターのレンタルが可能。 専用アプリを使って個人間の貸し借りができ、出品者(貸す方)の意向によっては、購入もできます。 TryOutでエフェクターをレンタルし、試奏をして気に入ってから購入をすれば、購入してから後悔することも無くなるでしょう。 また、使わずに家に眠っているエフェクターを出品することもできます。 エフェクターをレンタルして試奏をしたい人、逆に貸したい人は、TryOutをチェックしてみてください。エフェクターを貸したい人はアプリ上で商品を出品し、借りたい人は出品された商品の中からお好きな商品を借りることができます。ユーザー間のレンタル予約やメッセージのやりとり、発送連絡は全てアプリ内で完結します。 エフェクターシェアリングサービス『TryOut』 - TryOut |