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<DigOut 連載vol.27>注目のアーティスト紹介コラムーー「月追う彼方」

DigOut連載とはー?

数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!

Curated by 遊津場

(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)

月追う彼方

北九州発のスリーピースロックバンド・月追う彼方が1月14日に5th EP『the face』をリリース、21日には下北沢Flowers loftにて自主企画「月追う彼方の新年会」を開催し、2月から全国ツアー「”the face”TOUR」をスタートさせます。新年会のゲストにはJIJIMが決まっており、ツアーの対バン相手も一部解禁されています。

要するに年明けからフルスロットルで動いているというわけです。1月から9本もライブしていますし、そもそも年末も12月27日〜30日まで連続ライブしていました。しかも現在拠点の東京だけでなく、名阪に新潟や仙台、サーキットフェスにも複数呼ばれています。全国のライブハウスに欠かせないバンドに成長中です。

EPもしほ(Gt/Vo)曰く「期待しすぎて毎日眠れない夜を過ごしていると思う」と伝えるほどの自信作とのことです。その真っ直ぐなロックナンバーが胸に突き刺さると、夕暮れや春の匂いなどのノスタルジックな光景が自然と浮かんでくるのが、このバンドの強みです。それはルーツというチャットモンチーを筆頭とした00’s邦ロックを正統継承している部分もあると思います。

しかしそれだけではなく、北九州時代から、かなり地道に活動してきた彼女達にしかないキャリアもちゃんとバックボーンになって活きているのだろうなと思います。しほの力強いボーカルにはどこか憂いも感じさせ、そこがまた説得力に繋がっています。

実際にライブも見たことありますが、何周も回って、このありのままのロックンロールに行き着いたのだろうと感じました。春に新しい場所での新生活を控えている人に何とか届けたいですね。親御さん、新しいスーツとこのEPを揃えましょう。

かおり(Ba/Cho)のアグレッシブな演奏にも目を引かれますし、ななみ(Dr/Cho)はとにかく楽しそう。スリーピースで大事なコーラスのコンビネーションも武器になっています。サポート期間は分かりませんが、ななみがまだ正式加入1年経ったくらいなのが意外なほどです。

バラードナンバー『余白』も含め、どこを切り取ってもキラーチューンを集めたEPを引っ提げて、あなたの街へ。

不安定なものが多い現代社会で、何度も迷いながらも振り切っている揺るがないロックンロールが手を伸ばしていますよ。

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