DigOut連載とはー?
数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!
Curated by 遊津場
(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)
ADLER°
前回に引き続き、関西から見る2025年関東シーンのまとめコラム。年末のライブハウスイベントの出演者情報から「今年気になったな」というバンドを取り上げます。
今回も東名阪ツアーやサーキットフェスを行って、じわじわと認知度が増している渋谷eggman発の「心臓爆発日和」の年末イベントに出演するADLER°を今回紹介します。前回紹介した盟友のAdams’missを紹介しておいて、彼らを紹介しないのは違うかなと思いました。
“東京NEOボカロック”を掲げており、変幻自在の楽曲を届けてくれます。12月3日にリリースされた新曲『ポラリス』のようなSF星間飛行のような楽曲は彼らの中でも得意技と感じますが、ダークで捉えどころのない楽曲もあります。
このようなボカロックを武器にするバンド自体は珍しくなくなってきてますが、石河尚修(Vo.Gt)の隠しきれない色気と熱のあるボーカルがそこに合わさるのが大きな特徴だと思います。
5月と11月にライブを見る機会もあったのですが、同期の電子音も沢山ありながら、生々しさ溢れたギターロックサウンドも大音量で、良い意味で情報量が多かったです。もちろん他のメンバーもステージからはみ出さんとする熱量で、フロアを巻き込んでいました。
2月20日には下北沢MOSAiCにて主催企画「KARTE:T vol.1」を開催します。ポップロックのホープ・ライティライト、力強さで注目を浴びるShawoo、独自のクリエイティブセンスをバンドに落とし込むパキルカと、ある意味今のADLER°らしい多彩なメンツが揃っていると言えるでしょう。
KARTE:Tは定期的に開催するだけでなく、今回の『ポラリス』をスタートに、隔月で新曲もリリースし、最終的に12月にはその全曲がストーリーとして結びついたアルバム『Karte.』としてリリースされるとのことです。つまりは1年かけてアルバムリリースまでの物語をリスナーと共に記録していく、成長記録プロジェクトが始まるとのことです。
つまりは2026年に懸ける思いは相当でしょう。今のスタイルは実はバンド当初からガラッと変わったという経緯もあります。4月に改名もしてますし。誰よりも深いアンダーグラウンドに潜ってから飛び出してくるバンドライフに注目しましょう(個人的に『アングライフ』が1番好きです)。
各種リンク
X
https://twitter.com/ADLER_official
https://www.instagram.com/adler_jp
TikTok
https://www.tiktok.com/@adler_band
YouTube

