<DigOut 連載vol.22>注目のアーティスト紹介コラムーー「Adam’s miss」

OkadaHaruna

3時間前

DigOut連載とはー？

数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます！

Curated by 遊津場

(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)

Adam’s miss

これを書いているのが12月中旬なので、2025年の終わりを感じています。今年の音楽シーンがどんなだったかなと、ついつい振り返ってしまう職業柄。関西は自分が住んでいるエリアなので、いろんな方向から情報が入ってきますが、関東地方は言ってもネットからが中心となります。

その関東シーンのまとめとして参考になるのが、年末のライブハウスイベントの出演者情報。ここにどのような形で、どれだけのライブハウスに呼ばれているのかは、やはり参考になりますね。

その中で今年関西にいても、よく聞いた関東由来のインディーズシーンの単語が「心臓爆発日和」です。渋谷eggman発のこのイベントは東名阪ツアーやサーキットフェスもやっていますし、このイベントを大切にするバンドの活躍もあって、徐々に名前が広まったと思います。

その心臓爆発日和の年末イベントを見れば、今年の関東シーンのことも分かるのではと思いました。そしてその31日のカウントダウンアクトに選ばれたAdam’s missを今回紹介します。

4年前から知っていましたし、別のメディアでも取り上げたことはありましたが、あまりにバンドが多過ぎる関東シーンで正直埋もれている感じはありました。ですが、4月29日に公開された『ノスタルジア』が、これまで以上のギターロックの輝きを持っていて、思わず振り向いてしまいました。

そこから改めて聴けば、この『ノスタルジア』を筆頭にロックもミディアムもバラードも、明も暗も、10年代の王道のギターロックを引き継いでいて、そこに彼らにしかないクリアさや遊び心で放出していて、さすが心臓爆発日和が期待するバンドの高いクオリティかと。

心臓爆発日和の東名阪ツアーにも全日程帯同でしたし、その後バンドとしても東名阪ツアーを行い、来年3月27日には下北沢ReGでワンマンライブを開催決定。1歩ずつ、楽曲レベルに相応しく、存在感を増しているでしょう。

10月のツアー大阪編はBEYONDにてカニバルやAKAMONEとやってましたね。彼らの初BEYONDは私の企画ライブだったので、またBEYONDに呼び戻してくれてありがとうございますという気持ちも個人的にあります。

2026年上半期はまだシーンの転換期だと思います。そういう時には地道に積み上げたバンドが輝くのが相場です。心臓爆発日和にももっと有名になってほしいですし、同年代の関東ギターロックと切磋琢磨して、まずは2025年をカッコよく締めてください！

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