DigOut連載とはー?
数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!
Curated by 遊津場
(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)
ぼっちぼろまる
ぼっち星からやってきた地球外生命体ミュージシャン・ぼっちぼろまるがメジャー1st ALBUM『COMICAL』をリリースしました。バズを巻き起こした楽曲や多くのアニメタイアップ曲を詰め込んだボリューム満点のアルバムとなっています。
ぼっちぼろまるの活躍は個人的に非常に嬉しいし、私自身の活動の支えになっています。古参アピールになって大変失礼なんですけど、2017年から応援して、2018年に実は一度インタビューもしていますので…。
現在はミュージシャンとして多岐に渡る活動となっているので、私も正直全てを追えなくなってますし、ポケモンや銀魂といったコンテンツの中にいる彼は本当にスターなのですが、11月のワンマンライブのセットリストを見ると、最後の曲が初投稿曲の『ピコボーイ』というところに、邦ロック好きらしいエモさを変わらず持っているなと思いました。
アルバムのスタートを飾る役割の『超!うたうぼっちのテーマ』も2018年発表から大切にしている曲のリアレンジverです。
今作はまさにジャンプ漫画のように、笑えるシーンも泣けるシーンもワクワクするシーンも沢山あるので、聴き終えた後の爽快感がすごいです。
いろんな感情を与えた後の最終盤の『シン・タンタカタンタンタンタンメン』は、本当に自分も敵を倒せた気分になれて、またこの曲に新しい発見があったので、流れで聴いてほしいです。そして続く『COMICAL』で自分というコミカルストーリーのエンドロールが流れる気分を味わえますので。
少し話を戻しますが、2017年、2018年というのは、まだ邦ロックとインターネット音楽との境目が今より曖昧ではなく、その中でいち早くDIYでバーチャルシンガーとしての活動も頑張っていた彼は、結果として革新的で先見の明があったと言えます。
逆に今はこの曖昧混沌となった音楽シーンの中でバンドやSSW、きっとボカロPや歌い手も個性の出し方を非常に考えることが増えています。その中でぼっちぼろまるの動きというのは、今だからこそ参考になるところが多いのではと思います。
まぁこれだけ活躍していますが、まだまだぼっちぼろまるは評価されていいと思っています。10月にDeNeelと対バンしていましたが、彼らのようなクリエイティブな若手実力派のバンドとの対バンが増えていくと、まず邦ロックシーンは活性化するでしょう。2026年の邦ロックシーンの劇薬はぼっちぼろまるです!
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