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<DigOut 連載vol.18>注目のアーティスト紹介コラムーー「徒然書簡」

DigOut連載とはー?

数多くの若手アーティストをサポートしてきたDigOutが、今知ってほしいと思う若手アーティストやイベントなどを、全国各地から見つけて紹介していきます!

Curated by 遊津場

(Eggs公式キュレーター、AWA公式ユーザー、音楽ライター。若手邦ロックの分野に強く、RADIO CRAZYのANTENNA STAGE、閃光ライオット、十代白書などの公式レポを担当)

徒然書簡

新文学ロックバンド・徒然書簡が12月8日に3rd full album『詩歌』をリリースし、翌週15日にShibuya eggmanにてリリースイベント『視歌』を開催します。対バンに海月にさされたらとアンドネコズを呼んだスリーマンとなっています。

今年、徒然書簡の名前を知った人は増えたでしょう。昨年末に2nd Album『文藝シネマ』をリリースした後もコンスタントにリリースを続け、『アバランチ』『暗中模索』のMVは、これまでのキャリアを更新する再生回数を記録。ライブもサーキットフェスに複数出演するなど、例年よりもアクティブに感じました。

そしてそんな成長を示すかのように、COUNTDOWN JAPAN25/26出演を懸けたコンテスト・ROJACK WINTER FINAL2025のファイナリストにも選出。このコラムはちょうど結果発表直前か直後に出るのかな。楽しみだ!

バンドメンバー5人とコンポーザー2人という7人組バンド。緻密に描いた文学ロックは活動当初から僕は大好きで、実は2023年2月にイベントに出ていただいたこともあります。その頃から間違いなく華やかさや色気、説得力やスケールがアップデートされているのが画面上からも届いてきて、そして評価もされてきて、普通にとても嬉しいです。

11月26日にはアルバムに先駆けて『予定調和不協和音』を先行リリースしました。曲名に既にインパクトがありますが、〈抱きしめてくれるだけでいいのに 君がいないほうに酸素があった〉といった、冷たく不条理を感じる現代の中で、ふと人間にしか感じられない温度が届く瞬間があり、それが俄然インパクトとして残るでしょう。

kuu(Vo)の冷静にもしっかり感情の花を咲かせるボーカルが冴え渡っています。オーケストラアレンジも入ったバンドサウンドはライブハウス以外のステージでも映えるでしょう。

その他のオススメ曲とか言ったらキリがないですが、『カルト』や『私は涙の準備する』をとりあえず聴いてみてください。15日は1時間尺でのライブ。ひょっとすると彼らのことだから最新アルバムの中の曲のみでしっかり没入させるかもしれないし、様々な曲を織り交ぜるかもしれないし、それはもうコンポーザーを中心に考えまくってるでしょう。

YouTubeラジオ『ひそひそ書簡』を聴いてみてもいいかもしれませんね。そして15日はその歌を耳と目に焼き付けてください。

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