オーバードライブエフェクターは歪み系の一種
ギターの音色を色づけするオーバードライブ
オーバードライブは、1950年代に真空管のアンプを大音量で鳴らした際、音が予期せず歪んでしまったのを再現したエフェクターです。 当時は大音量でしか出せなかった歪みを、もっと手軽に小音量でも出せるよう形にしたのが、オーバードライブエフェクターです。 オーバードライブは、ギターの原音を残した自然でクセのない歪みが特徴です。 ポップスやロックを始め、ジャズやフュージョンなど様々な音楽シーンで使われています。オーバードライブとディストーションの違い
歪み系の一種にディストーションエフェクターがあります。 主な違いは下記の通りです。オーバードライブ
■ギターやアンプの特性が残った歪みが作れる
■ボリュームの上下で歪みの量も変わる
■歪みの調整幅が広いディストーション
■エフェクターの特性が優先されて歪む
■音量に関係なく歪む
■激しく歪ませた音を使うジャンル(ハードロックやメタル)で人気
オーバードライブエフェクターの使い方
踏みっぱなしにする
オーバードライブエフェクターを常に踏みっ放しにし、歪ませたままの状態で使うのが最も基本的な使用方法です。 常にONにしておくと、アンプとエフェクターで音作りができ、エレキギターらしい倍音豊かな歪みサウンドが楽しめます。 曲中のタイミングに合わせてエフェクターを踏まなくても済むので、演奏に集中もできるでしょう。「ブースター」として使う
ブースターとは、電気信号を増強(ブースト)させる効果です。 オーバードライブをブースターとして使えば、歪み量をアップさせたり音量をアップさせたりできます。 常に歪み量をアップさせたい場合は、ブースターとして使うオーバードライブをONにしたまま使用するのが基本です。 音量をアップさせたい場合は、歪み量を最小限にし、音量コントロールで好みの音量に調整します。 ほかにも、ギターソロなど曲中の一部分だけONにしてブーストさせ、ギターにメリハリを付ける使い方もできます。オーバードライブエフェクターの名機6選
オーバードライブは数多くのモデルが販売されているため、「どれを選べばいいのかわからない」と迷う方もいらっしゃるでしょう。 そこで、人気の定番を中心におすすめのエフェクターを6モデル紹介していきます。OverDrive OD-3/BOSS
■本体サイズ(縦 × 横 × 高さ):129 × 73 × 59(mm)
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター、006P 9V乾電池
(画像引用元:https://www.boss.info/jp/products/od-3/)
Tube Screamer TS-9/Ibanez
■本体サイズ(縦 × 横 ×高さ:mm):124 × 74 × 53
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター、006P 9V乾電池
(画像引用元:https://www.ibanez.com/jp/products/detail/ts9_99.html)
Blues Driver BD-2/BOSS
■本体サイズ(縦 × 横 ×高さ):129 × 73 × 59(mm)
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター、006P 9V乾電池
(画像引用元:https://www.boss.info/jp/products/bd-2/)
Bagel OverDrive/Effects Bakery
■本体サイズ(縦 × 横 ×高さ):94 × 47 × 50(mm)
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター
(画像引用元:https://www.effectsbakery.jp/products/effects-bakery-bagel-overdrive-eb-bod)
Sweet Honey Overdrive Factory/MAD PROFESSOR
■本体サイズ(縦 × 横 × 高さ):111 × 69 × 50(mm)
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター、006P 9V乾電池
(画像引用元:https://kcmusic.jp/mpamp/1385)
SUNSET/Strymon
■本体サイズ(縦 × 横 ×高さ):117 × 102 × 67(mm)
■駆動方式:センターマイナス DC9Vアダプター
(画像引用元:https://allaccess.co.jp/strymon/sunset/)
安い・手軽に!オーバードライブエフェクター
オーバードライブは種類が豊富で、自分の愛機を探すには一苦労かもしれません。 そこで、お金をかけずに多くのエフェクターを試したい方に便利なサービスが、「エフェクターのシェアリング」です。中古のオーバードライブエフェクターならシェアリングサービス
シェアリングサービスは「TryOut」で
エフェクターのシェアリングサービスで、おすすめなのが「TryOut」です。 2023年にスタートしたサービスで、週当たりおおむね1,000円台からエフェクターのレンタルができます。 サービスはエフェクターを貸したい人・借りたい人の双方が利用可能です。 貸したい人はアプリ上に商品を出品し、借りたい人は出品された商品の中からお目当てのエフェクターを選んで借ります。 「試奏したいけれど、楽器店では恥ずかしい」という方も、周りの目を気にすることなく自宅でとことん試せます。 シェアリングサービスを利用し、自分の演奏環境で試した後で購入するかどうかを決めれば、「買ったけれど思っていたのと違う」というズレも解消できるでしょう。エフェクターを貸したい人はアプリ上で商品を出品し、借りたい人は出品された商品の中からお好きな商品を借りることができます。ユーザー間のレンタル予約やメッセージのやりとり、発送連絡は全てアプリ内で完結します。 エフェクターシェアリングサービス『TryOut』 - TryOut |