Interview
唯一無二の歌声と楽曲。埼玉発の『ヨルノピクニック』
2024.11.28
埼玉発のメンバー全員が20歳という若さの『ヨルノピクニック』。
ヴォーカルのミユえもん(Vo/Gt)の聴き心地の良い歌声と、等身大でどこか懐かしさを感じる楽曲が特徴だ。
10月2日にSingle「帰り道」を配信にてリリースし、10月26日には自主企画となる『NIGHT PICNIC vol.3- 「帰り道」Release Party編 -』を開催。精力的にライブを行っている今注目のバンドだ。
今回は新体制となって再始動した『ヨルノピクニック』のバンドのコンセプトや作詞作曲を担当しているミユえもん(Vo/Gt)のこだわり、普段のメンバー間など様々な角度からインタビューをして『ヨルノピクニック』の新しい魅力を深掘りしてみた。
出会いは高校の軽音楽部
左から たける(Ba) ミユえもん(Vo/Gt) みずか(Dr)
――結成の経緯は?
ミユえもん(Vo/Gt):同じ高校の軽音楽部で結成しました。今は高校を卒業してバラバラの大学に進学しているんですけど、バンドは続けています。
――高校の頃はどんな活動を?
ミユえもん(Vo/Gt):高校の頃からオリジナル曲でライブしていました。高校の軽音楽部の先輩がオリジナル曲でライブをやっていて、自分たちもオリジナル曲でやりたいな、みたいのはありました。先輩の影響が結構大きいかもしれないです。
――普段のメンバーはどのような雰囲気ですか?
たける(Ba):週に1回はスタジオで会っていて、ライブの時は一緒にご飯食べたりしていますね。
みずか(Dr):音楽活動以外でもミユえもん(Vo/Gt)とはご飯を食べに行ったり、フェスに行ったりしています。
ミユえもん(Vo/Gt):みんな大人しい性格で、周りに合わせるタイプなので平和に活動していますね。
どこか心にふわっと残るような音楽
――『ヨルノピクニック』のコンセプトを教えてください。
みずか(Dr):「どこか心にふわっと残るような音楽」というコンセプトでやっています。
――『ヨルノピクニック』というバンド名の由来は?
たける(Ba):恩田陸さんの「夜のピクニック」という小説があるんですけど、そこから引用してバンド名にしました。
覚えやすいメロディとはっきりと聞こえる歌詞
――『ヨルノピクニック』の曲のこだわりは?
ミユえもん(Vo/Gt):メロディを重視していることが多いです。鼻歌で弾き語りをしながら作ることが多いんですけど、覚えやすいメロディを意識しています。作詞をする時も、あまり言葉が詰まらないよう歌詞がはっきりと聞こえるように意識しています。
――歌詞はどのようなタイミングで出てきますか?
ミユえもん(Vo/Gt):作曲の後に曲のテーマを考えてから作詞をするので、自然にというよりは自分で意識して作詞をしていることが多いかもしれないです。歌詞で行き詰まることが多いので歌詞をつける練習したいなってのはあります。
小さい頃から培ってきた世界観とは
――曲の世界観が独特ですよね。ルーツにしているアーティストはいますか?
ミユえもん(Vo/Gt):1番影響を受けたアーティストは星野源さんなんですけど、母親から小さい頃、スピッツのライブに連れて行ってもらったりしていました。弾き語りの男性アーティストをよく聞きますね。
――メンバーから見てミユえもん(Vo/Gt)の楽曲はどう感じていますか?
みずか(Dr):私は作詞作曲ができないので、ミユえもん(Vo/Gt)の曲はいつも「いいな」と思って聴いています。
たける(Ba):僕は楽曲に唯一無二を感じます。メロディラインに色々フックになっている部分があるんですよ。ふわっとしたメロディラインとストレートな歌詞が合わさっているところが特徴だと思っています。
耳に残る声質を持っているミユえもん(Vo/Gt)の歌声と歌詞の世界観が相まって、楽曲に没頭することができるのが『ヨルノピクニック』の大きな魅力だ。
ライブは夜のピクニックをしているように
――ライブで意識していることや、こだわっていることはありますか?
みずか(Dr):『ヨルノピクニック』というバンド名に合うように衣装を意識していますね。夜のピクニックしている感じ(笑)
たける(Ba):ライブのステージングは意識していますね。盛り上がる曲は思いっきり動いて、逆に引いた方がいい曲は立ち位置を下げたりしています。
『ヨルノピクニック』の「掘り出し物」
――最近購入した掘り出しものはありますか?
みずか(Dr):推しのグッズを池袋で買えたことですね。4-5年前に放送していたアニメで、最近好きになったんですけど、グッズがあまり置いてなくて。たまたま見つけて運命だなと思って買いました。
ミユえもん(Vo/Gt):近所の雑貨屋さんで見つけたトートバックがずっと気になっていてついに購入したんですけど、買って数日で知らない間にバックの底が汚れてしまいました(笑)
たける(Ba):貰い物で、ステンドグラス博物館で売っていたステンドグラス風のしおりですね。ミモザっていう植物がモチーフで、デフォルメされて更にかわいくなっています。普段は電気書籍とかで読書しているんですけど、しおりを貰ってからは紙の本で読書するようになりました。